コラム
健康コラム3 体を治す思考法
体の不調を治していこうとするとき、ポイントの一つは心の持ち方であるとの認識は、徐々に広まってきているように思われます。
整骨院に来られる利用者さんの場合においても、慢性的な症状を改善していく際には、心の持ち方が大きく影響するのではないかと考えています。
ぎっくり腰のように急性期の場合、症状に対して適切な処置さえすれば、速やかに症状が改善されることがほとんどです。
一方慢性的な症状の場合、改善させていくにもかなり時間のかかることがあります。改善させるのに時間が掛かる場合ほど、心の持ち方が治療の成否への関わりが大きくなります。
実際にどんな考え方が良いかというと、まだ改善されない痛みや、時間の経過に意識をむけずに、ほんの少しの改善でも改善された部位・痛みに意識を集中して、改善が進んでいると強く認識することです。
また、近い未来に明るい結果が待っているといつも想像することです。そうすることで受けている治療を前向きにとらえ、治療を長く続けていくことができます。
利用者さんのモチベーションが高く保たれている場合には、施術する側でさえ予想していないような劇的な改善を見ることがあります。
このような心の持ち方は、症状を改善していく際だけではなく日常生活においても、同じような事がいえます。
起こった出来事をできるだけ肯定的にとらえて、未来のことも明るい想像をする。そして機嫌よくいきるということ。
近年こうした心の持ち方を利用して、目標を達成したり人生をよりよくしていくことをテーマとした「引き寄せの法則」という手法に関する書籍がたくさん出版されています。