ぎっくり首・寝違いの原因は「胃」

ぎっくり腰と同じでいきなり強烈な痛みがでてしまうぎっくり首・寝違い。

原因の親玉は多くの場合「胃袋」です。

胃袋が不調なときでも、自分で「胃の調子が悪いなぁ」と自覚できている人はおよそ半数程度かと思われます。

ですから、意の調子が悪いから首が痛くなったのかもしれないと考える人はあまりいません。

胃の調子が悪いと、鎖骨と頭蓋骨をつないでいる「胸鎖乳突筋」という筋肉が過剰に緊張してしまいます。(応用運動学より)

隔膜

すると頭蓋骨が引っ張られるので、頭蓋骨の「ふくらんでしぼむ」という大人にもみられる動き(専門的には一次呼吸といいます)がとてもやりにくくなり、頭蓋骨が固まったような状態になります。

また、ぎっくり腰の場合は横隔膜の動きに問題の起きていることが多いのですが、ぎっくり首の場合は鎖骨周辺にある隔膜に不調が生じています。

これも胃の不調が引き起こします。

これら一連の不調がぎっくり首や寝違いを引き起こします。

ですから、これらの不調への対応が改善させていくための施術内容になります。

胃のケアをして、隔膜をゆるめ、頭蓋骨を動きやすくする。

一言でいうとこれだけです。

ぎっくり首や寝違いの場合、首の骨に大きな問題があることはあまりありませんので、直接アプローチはしないことが多いのです。

首のヘルニアや慢性的な頚椎症の場合には首への直接的なアプローチが必要になるケースも少なくないのですが、必要でないケースも意外に少なくありません。

それがなぜかと言うと、ほかの場所の問題が首の骨の問題を引き起こしている場合がよくあるからです。

症状のでているところに問題があるのか、もっと他のところにより大きな問題があるのか、当整骨院では慎重に調べることにしています。

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