コラム
健康コラム2 続・体と歯
歯の治療により、体の不調がおこるのは、金属によるものだけではありません。
その他にも
- かみ合わせの不具合
- 神経を抜いた歯(抜髄した歯)
- 抜歯後にのこされた歯根膜(靭帯)
などが、体へ悪影響を及ぼすことが知られています。(詳細は省略します。)
統合医療(西洋医学と代替医療を組み合わせた医療)の分野では、癌や膠原病などの治療の際、歯科を含めた対策を講じることが当たり前になってきています。
なぜなら、重い疾患をもつ方は、ほとんどと言っていいほど歯に問題をもっているからだと言います。
この本には、歯の問題が全身の疾患とどれほど強く関係を持っているのかが書かれています。
そしてまた、注目すべき記述としてつぎのようなものがあります。
1、ねずみに砂糖を食べさせる
2、ねずみの胃に直接糖分をいれる
3、ねずみの血管内に直接糖分を注入する
この三つのケースを比較すると、血液に直接糖分を注入されたものがもっとも虫歯になりやすい。
この記述から分かることは、糖分を多く摂ると、いくら歯磨きをしても虫歯になるリスクが増える、ということです。
糖分を摂取した瞬間、歯へ流入していた体液の流れが、逆に歯から歯茎側への 流れにかわり、その現象がカルシウムを歯から奪ってしまうからだとか。
大事にしてもしすぎることはない歯。みなさん、甘いものの摂取は控えましょう。