どんな時、医療機関を変えるべきか

今治療をうけている病院などの医療機関から、別の医療機関への転院 をかんがえておられる方も少なからずおられるでしょう。

ではどんなケースにおいて医療機関を変えるべきなのでしょうか。

2週間経っても症状が改善しない場合

2週間というのは、意外に短く感じる方が多いかもしれません。

なぜそんなに短期間で判断するかというと、自然に起きてきた腰痛などと違い、 大きな外力が働いて受けた損傷は、時間が経つと改善させるのがとても難しくなるからです。

受傷後3カ月が特に大事な期間と考えられています。

また損傷の度合いにもよりますが、保険会社も6ヶ月をめどに支払いを終えることを目安としています。

つまり、その期間が過ぎてしまうと、症状の改善がみられなくなってしまう可能性が高いということです。

大事な時間を無駄にしないため、早めの決断が必要になります。

ゆっくり治療しようという考え方は、交通事故損傷の場合には当てはまらないと思った方がいいでしょう。

リハビリの開始を待たされる場合

急性期の場合、施術するにはある程度の技術がもとめられます。

ですから、ある程度症状が固定してからリハビリを始めようと考えるドクターも少なくないようです。

しかし、大きく改善させることの可能な貴重な時期をみすみす逃してしまうことにもなりかねません。

このような場合は、他の医療機関を探すことを躊躇する必要はないでしょう。

痛いにもかかわらず、異常なしとされた場合

論外と言っても良い判断ですが、意外にこのような判断をする病院は少なくありません。

画像診断だけで判断してしまうと、このような判断も起きてしまいます。

また、シップだけ渡されて終わり、温めて牽引だけして終わりなどといった、積極性にかける対処も十分とは言いがたいと思われます。

加えて牽引は逆に症状を悪化させるケースもあるので注意しましょう。

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