ワタクシ的にとんでもない事態発生。

説明は端折りますが、指がグキッとなり、曲がったまま伸ばせないではありませんか。

肘から先全体もしびれた感覚。

「これはなんだかやばい。完全に異常」と、指の角度をみるまでもなく感覚的に一瞬で理解した次第であります。

それでもワタクシもセラピストの端くれでありますから、とにかく自分でなんとかできないものかと、もう片方の手だけで一日くらい頑張ってはみたのであります。

ちょうどGW中でしたが、このトラブルで完全に予定がご破算になってしまいました。といっても、親父殿の山登りに付き合うというだけなのでありますが。

あの一瞬の不注意で・・、と思っても後悔先に立たずであります。

人は時として、一瞬のミスで命を落とすこともあるので、まぁこれくらいは仕方なしと諦めるのが良いようであります。

ただ、この曲がったままの指、どうなってしまったのか。「腱の断裂」なんて、考えたくはないのでありますがぁ。

指が一瞬正常範囲を超えて過剰に曲がってしまったので、その時に関節が引っかかっている可能性もある、あってほしいということで、どなたか助けてくれるゴッドハンドを探すべし、ということなのであります。

早速あっちの人に「一番成果をだせる可能性の高い人」を聞いてみたのでありますが、ワタクシの知る多数の凄腕のなかでも、昔セミナーに通っていた「全日本オステオパシー協会」で講師をされていた川原先生に白羽の矢が。

すぐに予約をとって伺ったのであります。

とても慎重に検査とケアをしていただいたのでありますが、まさに正統派オステオパシーの純粋培養により生み出された、高度に洗練された、そして美しい手技であります。

なにしろ、軽く触れている以上の圧力は一切かけないのであります。

このような手技をまえにすれば、普通の整骨院で使われているような手法は、もはやセラピーですらないと思わずにはおれないくらいの落差があるのであります。

結果的に「腱は断裂」という結論になり、その後の整形外科受診で今度の金曜日には手術を受けることになってしまったのでありますが、なにかすごくすがすがしいような気分であります。

オステオパシーのことを詳しくご存知の人はあまりおられないと思いますのでご説明いたしますと、アメリカでは医師が使っている手技でありまして、日本の整体と違うところは、とにかく緻密な解剖学と生理学をよりどころに探求されてきた治療哲学と施術スキルでありまして、多くの卓越した能力者により、とても高度に洗練されたテクニックが多数伝わっております。

ただ、一定以上の感性が求められることもあり、有能なセラピストは限られているのも確かなことであります。

オステオパシーと一言で言っても、非常に多様なテクニックがあり、川原先生の使っておられるものはまさに、これ以上ない美しいスタイルで行われるものであります。

およそ5年ぶりに受けた手技でありましたが、今改めてその長所を解明してみようと思った訳であります。

それにしても、あのセミナーに行かなくなってからもう5年も経っていたいたとは、月日の流れる速さは猛烈でありますね。

ワタクシの場合どんな教育を受けても、そのまま取り入れるということが不可能にできているようでありまして、今回の感化においても何か不思議な形でワタクシの施術スタイルに影響を与えてくれたようであります。

ワタクシの施術スキルは、気功と鍼灸とオステオパシーと心理のごった煮のような形でありまして、洗練とは無縁の成長を続けている奇怪なものであります。

それでも、とうとう、全部のことが分かってきたようであります。

全部って何が?っていうと、体を治すために必要なことがであります。

一番理解できたことは、どんなに上手く組み立てられた施術スタイルによっても、的外れといいますか、効果を発揮できないケースを0にはできないということであります。

例えばどんなに体をうまく調整しても、不調の本質が精神面なら一時的な効果しかないのは当たりまえであります。

そういったミスマッチをいかにして排除するのか。

ここのところ、この一点の解決にあれこれと試行錯誤していたのであります。

そして分かったことは、感覚に基づき、「ここ」という施術ポイントを体の中や外に探し出したあと、「ここで治るんですかいな?」と聞いてみるといい、ということでありました。

全身から最良のポイントを正確に探し出したとしても、エネルギー領域にもっと深い問題があるなら、決して「YES」とはならないのであります。

体のトラブルから精神面におけるケアすべきエネルギーを探し出したり、逆に患者さんの悩みから体の施術ポイントを探し出すようなことが、本当の改善のためにはごくあたりまえに必要なようであります。

どうしてそれが分かるようになったのか、もはやきっかけもおぼえていないのでありますが、これも怪我の功名というやつなんでありましょう。

指先のオペは正直言って、とても恐怖であります。

先日の受診の際の採血も、10年以上ぶりでありまして、コロナのワクチン接種もやや躊躇しているワタクシなのであります。

まぁでも、そういうしだいでありまして、21日の午後、22日はお休みということになりますのでご了承ください。

ということで、今後も頼みますぞ、よどみ殿、お玉様、照らす王。