とうとう大阪にも緊急事態宣言が出されました。

うちのお隣の居酒屋さんも、1か月ほどお休みされるそうです。

そんなわけで、うちの治療院も暇な状態になっています。

今ちょうど、院内のリフォームを計画しておりまして、その費用の3分の2を補助金で賄える制度があるということで、申請資料を作成中。

ですから、余った時間を有効利用している格好になっておりますですね。

申請が通るのか通らないのかはともかくとして、3分の2って、すごくないですか?

100万円使っても自己負担33万円ですむということであります。

なんとしても申請を通さないといけません。

単なるリフォームでは申請が通らないので、施術の方向性の見直しやらも同時に考えています。

もっと精神緊張を下げることを念頭に置いた施術とか、室内環境にするつもりです。

これまでぎっくり腰でたくさんの患者さんにきて頂いたのですが、もうそろそろそれもおしまいにします。

ぎっくり腰治療は大変な割におおむね一回の施術で終わってしまうので、治療院の安定経営にあまり寄与してはくれないのです。

もっと難しい症状を、ある程度時間をかけて解決していきたいと思います。

さて今日は「できもの」の話。

背中とか足のうらなんかにできている「できもの」がなんとかならないかという相談は結構多いです。

以前は「皮膚科の領域」という認識でしたが、実際にはそうでもないのです。

「できもの」が大きくなっていく場合や、以前は痛くなかったのに痛くなってきたという場合には、「できもの」の下にある骨格に不調が起きています。

関節がうまく動いていなかったり、骨自体のエネルギーの流れが止まっていたりします。

ですからそれを解消すると、痛みがとれたり、気にならなくなったりします。

ただ、背中でとても大きくなった「できもの」はすぐに小さくなることはないようなので、簡単な手術も選択肢にはいってくると思われます。

「できもの」がそれなりに硬いものの場合、その硬さが周辺の関節の動きに悪影響を与えることもあるようです。

イボでも腰痛でも癌でも、問題を作り出すものは「流れの悪さ、停滞」です。

体のエネルギー、血流、精神のエネルギーが滞りなく流れていれば、病気にはなりにくいと考えられます。

大人の場合だと、手のひらで胸郭を順番に押してみると、全部の骨が制限なく動いている人はとても少ないです。

特に乳がんの病歴のある人や呼吸器疾患の人は胸郭の動きが悪いですね。

肉体的・精神的負担、緊張から、どこかに流れの悪いところ、動きのスムーズではないところができてしまいます。

理想的な生活って、どんなものなのでしょうか。

今読んでいる本によれば、無欲こそが偉大な智慧とのこと。

なるほどぉ、でもぉ、程遠いぃぃ。

でもま、そんな不完全な状態も、一つの過程として悪くはないですね。

どんな人も、終着駅に向かって進んでいる、そう信じておりますから。

自転車を乗れるようになるにも、多少のケガは必要。

乗りこなすのが「人生」ともなれば、とてつもない犠牲が必要であります。

良い失敗をして、前に進みたいものであります。

という訳で、今後も頼みますぞ、神様仏様、尊い体験殿!