いままではなかったことですが、ここ2~3週間のうちに、
足の裏が痛いと訴える人が5人くらいいました。
足の裏の痛みは、足底腱膜炎と呼ばれたりしますが、
そんなに頻繁におきるような症状ではありません。
一時期にこんなにも足の裏の痛みを訴えるひとが来たことは
たまたまかもしれませんが、そういう症状が特に起こりやすい
気温なんかの条件が重なったのかもしれません。
さて、この足底の痛みですが、原因はシンプルで
腎臓の疲れのようです。
何度か書いていると思いますが、腎臓は寒い時期に
とても疲れやすい臓器です。
鍼灸の学問では、足底にはツボは1つしかありません。
マッサージ屋さんなんかに掛けてある足裏と臓器の関連図
は鍼灸の理論ではなく、何か他の医学からの出典だと思います。
足裏にツボは1つしかないはずですが、実際に感覚的に調べて
みると、お灸をすえれば効きそうなところが3か所以上ある人が
多いようです。
実際にそういったところにお灸をすえると、結構おおきな効果が
得られます。
つまり、意外に簡単に解決することが多いようです。
気功に九守功というのがあり、9つの場所(ツボ)に一定の
順番で意識を向けエネルギーの出入りがしやすいように
開いていくと、エネルギー的に全身が整うという方法があります。
そのうちの2つが足の裏と手の平です。
鍼灸師で、この二つの部位に施術している人はおそらく少数
だとおもいますが、とても大きな効果が得られる可能性があります。
特に足の裏の状態は立っているとき全身に大きな影響が
あるので、非常に注目しています。
足の裏は鈍感なので、もっと熱いお灸を取り寄せる予定です。