五十肩で来られる人や、別の症状で来たけど五十肩の後遺症?的な違和感もあるという人は、結構多いです。
五十肩に直接関わっているのは、胃腸の不調や横隔膜、あばら骨の動きの硬さなどです。
発症のメカニズムは省略!します。
で、今回の日記の主役はあばら骨です。
あばら骨の動きが悪くなる理由
あばら骨の動きが悪くなると呼吸の際の胸の動きが小さくなり、結果リンパの流れが停滞しやすくなります。
それに伴い、内臓機能全体の低下や睡眠障害、慢性疲労などが起こりがちです。
ということで、胃腸や横隔膜の働きをなんとか回復させて、あばら骨がスムーズに動くようにしていくことが大切です。
でも、意外に動きが回復しにくいあばら骨があります。
上にあるあばら骨と腕の関係
下の方についているあばら骨には横隔膜がくっついています。
でも上の方にはくっついていません。
ですから、上の方のあばら骨の動きが悪くなる理由は、横隔膜の問題ではありません。
じゃあなんなのか。
それは「腕の骨の不調」なんですねー。
ちなみに、肩こりにおいても上の方のあばら骨の動きの悪さは関係性大。
というかむしろ、ほとんどあばらの問題だけともいえるかも。
で、骨の不調ってなんじゃそら、ってことですが、それは「骨の柔軟性が低下している」ことのよう。
エネルギーで説明すると、骨の中を通っているエネルギーの流れが悪くなっている、と感じますね。
この骨の問題を放置していると、毎回の施術の際に
「またあばら骨が動かなくなっちゃって!」
ということで、こまった奴ですね、との誤解を生んでしまいます。
実は自分の処置が足りないだけなんですけども。
ですから、必要があれば腕の骨や手首や手の骨なんかもうまく調整していかなくちゃあいけません。
最近はそんな操作も、かなりかしこくこなせるようになり、本当にありがたい次第。
あばら問題解決の効能
あばらの問題が一掃されると、いろいろな症状が一気に解決してしまうことも少なくありません。
特に、整骨院をやっている人が苦手にしている「しびれ」なんかにもとても効果大なんでございます。
よく眠れるようにもなりやすく、疲れも回復しやすい。
そして、その状態が維持できれば、新たな痛みがでてくることもとても少なくなります。
痛みのかげに「あばらの不調あり」でございますよ、だんな。
さしあたってのうちの問題は、頭蓋骨が動かせん!ということ。
ここのところ、みなさんの頭蓋骨が硬くなりすぎています。
つまりは、体力が落ちています。
そんな頭蓋骨を動かそうとすると、結構な時間がかかってしまいます。
先日新しい患者さんの頭がうまく動かなくて、10分くらいずっと持ってました。
「この人大丈夫?」
と患者さんに訝しがられるんじゃないかとヒヤヒヤしました。
なんか良い方法ないもんかね、ホント。