どんな人も、体の使い方や姿勢に「くせ」のようなものがありますね。
そういったものが症状を改善させていく際の障害になる場合もあると思われます。
いつも臓器を調べていると、だれでも調子の悪くなりやすい臓器があるんだなと感じます。
四季を通して調子が悪くなりやすいのは、僕が思うに「胃と大腸」でしょうか。
今の日本に住んでいれば、食に困ることはなくどちらかといえば過食ぎみになりやすいことや、添加物や農薬の影響も考えれば無理もないかなと思っていました。
でもふと、腸内細菌の状態を調べてみる気になりました。
調べると言っても、良いor悪いの二者択一なんですが、どうしたわけか調べられるようになっています。
そして実際に「悪い」判定の人はかなり多いようです。
さて、大腸に元気が足りない人で、腸内細菌も悪いと判定されてしまった人は、恰好の実験台になってしまいました。
大腸の具合を確認しつつ、そんな人の手に「大草原の乳酸菌」をのせてみます。
すると!!なんと大腸が元気になったような反応になっています。
前にも書いたのですが、体にはニワトリとたまごの関係があちこちにあるようです。
腸内細菌というのは、おそらく、腸の血流が悪くて腸の温度が低いと悪玉がふえてしまうんでしょう。
ですから、細菌叢が良くない理由は腸に元気がないことかなと推測されますね。
でも、腸が回復していく際、悪い細菌叢が逆に回復を邪魔するように感じます。
なぜなら、細菌叢はすぐには入れ替わらないからです。
痩せている人の細菌叢を太っている人に移植すると、痩せていくという臨床結果があります。
それくらい腸内細菌の体への影響は大きいということでしょう。
体調を改善させていく上でも、細菌叢も同時に変化させていく必要があるかもしれません。
最近あまり時間がないのですが、近いうちに薬局におじゃまして、いろいろな細菌を調べてみようと思います。