「整体・施術テクニック」カテゴリーアーカイブ

洗練された技

ワタクシ的にとんでもない事態発生。

説明は端折りますが、指がグキッとなり、曲がったまま伸ばせないではありませんか。

肘から先全体もしびれた感覚。

「これはなんだかやばい。完全に異常」と、指の角度をみるまでもなく感覚的に一瞬で理解した次第であります。

それでもワタクシもセラピストの端くれでありますから、とにかく自分でなんとかできないものかと、もう片方の手だけで一日くらい頑張ってはみたのであります。

ちょうどGW中でしたが、このトラブルで完全に予定がご破算になってしまいました。といっても、親父殿の山登りに付き合うというだけなのでありますが。

あの一瞬の不注意で・・、と思っても後悔先に立たずであります。

人は時として、一瞬のミスで命を落とすこともあるので、まぁこれくらいは仕方なしと諦めるのが良いようであります。

ただ、この曲がったままの指、どうなってしまったのか。「腱の断裂」なんて、考えたくはないのでありますがぁ。

指が一瞬正常範囲を超えて過剰に曲がってしまったので、その時に関節が引っかかっている可能性もある、あってほしいということで、どなたか助けてくれるゴッドハンドを探すべし、ということなのであります。

早速あっちの人に「一番成果をだせる可能性の高い人」を聞いてみたのでありますが、ワタクシの知る多数の凄腕のなかでも、昔セミナーに通っていた「全日本オステオパシー協会」で講師をされていた川原先生に白羽の矢が。

すぐに予約をとって伺ったのであります。

とても慎重に検査とケアをしていただいたのでありますが、まさに正統派オステオパシーの純粋培養により生み出された、高度に洗練された、そして美しい手技であります。

なにしろ、軽く触れている以上の圧力は一切かけないのであります。

このような手技をまえにすれば、普通の整骨院で使われているような手法は、もはやセラピーですらないと思わずにはおれないくらいの落差があるのであります。

結果的に「腱は断裂」という結論になり、その後の整形外科受診で今度の金曜日には手術を受けることになってしまったのでありますが、なにかすごくすがすがしいような気分であります。

オステオパシーのことを詳しくご存知の人はあまりおられないと思いますのでご説明いたしますと、アメリカでは医師が使っている手技でありまして、日本の整体と違うところは、とにかく緻密な解剖学と生理学をよりどころに探求されてきた治療哲学と施術スキルでありまして、多くの卓越した能力者により、とても高度に洗練されたテクニックが多数伝わっております。

ただ、一定以上の感性が求められることもあり、有能なセラピストは限られているのも確かなことであります。

オステオパシーと一言で言っても、非常に多様なテクニックがあり、川原先生の使っておられるものはまさに、これ以上ない美しいスタイルで行われるものであります。

およそ5年ぶりに受けた手技でありましたが、今改めてその長所を解明してみようと思った訳であります。

それにしても、あのセミナーに行かなくなってからもう5年も経っていたいたとは、月日の流れる速さは猛烈でありますね。

ワタクシの場合どんな教育を受けても、そのまま取り入れるということが不可能にできているようでありまして、今回の感化においても何か不思議な形でワタクシの施術スタイルに影響を与えてくれたようであります。

ワタクシの施術スキルは、気功と鍼灸とオステオパシーと心理のごった煮のような形でありまして、洗練とは無縁の成長を続けている奇怪なものであります。

それでも、とうとう、全部のことが分かってきたようであります。

全部って何が?っていうと、体を治すために必要なことがであります。

一番理解できたことは、どんなに上手く組み立てられた施術スタイルによっても、的外れといいますか、効果を発揮できないケースを0にはできないということであります。

例えばどんなに体をうまく調整しても、不調の本質が精神面なら一時的な効果しかないのは当たりまえであります。

そういったミスマッチをいかにして排除するのか。

ここのところ、この一点の解決にあれこれと試行錯誤していたのであります。

そして分かったことは、感覚に基づき、「ここ」という施術ポイントを体の中や外に探し出したあと、「ここで治るんですかいな?」と聞いてみるといい、ということでありました。

全身から最良のポイントを正確に探し出したとしても、エネルギー領域にもっと深い問題があるなら、決して「YES」とはならないのであります。

体のトラブルから精神面におけるケアすべきエネルギーを探し出したり、逆に患者さんの悩みから体の施術ポイントを探し出すようなことが、本当の改善のためにはごくあたりまえに必要なようであります。

どうしてそれが分かるようになったのか、もはやきっかけもおぼえていないのでありますが、これも怪我の功名というやつなんでありましょう。

指先のオペは正直言って、とても恐怖であります。

先日の受診の際の採血も、10年以上ぶりでありまして、コロナのワクチン接種もやや躊躇しているワタクシなのであります。

まぁでも、そういうしだいでありまして、21日の午後、22日はお休みということになりますのでご了承ください。

ということで、今後も頼みますぞ、よどみ殿、お玉様、照らす王。

意図していない思考

先日天王寺から路面電車、いわゆる「ちんちん電車」に初めて乗りました。

ゆっくり走っていくからか、なんとなくゆったりした気分になって、なかなかよろしいものでありますね。

そして素晴らしいのは、およそ5分に1本くるという、待つのが大嫌いなワタクシには最高の乗り物であります。

でも引き返してくるときには、ギュウギュウの過密状態になっておりましたので、感染がさく裂している今の大阪ではちょっと心配かも。

いつも通勤やら通学やらしている方々、本当にお気をつけくださいまし。

さて今回の投稿は、このブログ史上もっとも有意義なものとなる予定でありますが、とくに「どこかしら楽しくないような毎日」を送っている方には、得るものがあるといいなと思います。

毎日治療所でみなさんの体力・生命力を調べているのですが、おそらく全体の3割くらいの人の数値が調べられない状態になっていることがはっきりしてきました。

なぜ調べられないのかというと、そんな人の場合には、まず最初にケアすべき対象が体の外側のエネルギーという状況になっているからであります。

身体の外側、いわゆるオーラの領域に影響を与えているものとは、感情・記憶・魂・霊などかなと考えているのですが、その点についてはまだまだ解明できてはおりません。

が、とりあえず、そのへんに関わるケアすべき事態が起きている、ということであります。

少し前までは、この状況に対してワタクシがエネルギー的に操作することで、とりあえず解消し、そのあと体に現れてくる「次にケアすべき問題」に取り組んでいたのであります。

一番にケアしてほしいところが体の外側だから、そうせざるを得ない、と考えていたわけであります。

もちろんその対処が効果的なケースもあるのですが、治療院に来るたびに同じ状況になってしまっている人が少なくないとわかってきたのであります。

体の外側をまずケアすべき状況というのは、何かの突発的な事態とか、だれかとのけんかなどで、だれにでも起きうることであります。

でも、毎回同じ状況になってしまっているとしたら、その人は常に「思考に振り回されている」ということが言えそうです。

意識して何かを考えようとはしていないのに、勝手に脳が思考を動かしているというようなことは、だれにでもごく当たり前に起きていることです。

脳は勝手に考えてしまうような習慣になってしまっているようであります。

でもその思考が、一定以上の不快感をもっていて、生活を楽しめない要因になったり、不安や怒りを引き起こしている場合は、とても大きな問題になります。

まず体の症状が改善していくのを強くブロックしますし、場合によってはどんどん心理を落ち込ませていき、社会生活を送れないようになってしまう可能性があります。

この状態にある人は、自分の周りの状況が少し悪くなるだけで、一気にうつ状態にまで下り坂を転がり落ちていく危険があるように思われます。

分かりやすく言えばうつ予備軍なのであります

ではこの状況をどうすればいいのか、でありますね。

何人かに試していただいた段階で、まだ確実にとまでは言えないのですが、言ってみれば「思考を見張る」ことが有効であるようです。

問題となっている思考は、「勝手に湧き出てきた」思考であって、自分から挑んで考えているようなものではないと思われます。

人間の心理にとって、「意図しているものか、そうでないのか」は非常に大きな違いがあるようです。

ワタクシは何年も「無」になる訓練をやってきているので、何かをしようと「意図」している自分こそが、「本当の自分」だと疑わずに思っています。

「意図した思考」は、実際の行動や問題の解決の方向につながっています。

それに対し、「意図していない思考」の中でも特に良くない内容の場合は、単にくるくる回り続け、どんな行動にもつながっていかないか、行動につながったとしても前向きではない選択をしてしまう事が多いように思われるのであります。

治療院に来るたびに生命力を測定できない状態になっている人は、「意図していない思考」を野放しにしています。

ですからまず、自分が何を考えているのか、もっと自覚する必要があります。

楽しくない思考、考えたくないのに湧き出てくる思考に気が付いた時、どう対処すべきなのかは人によって違うのですが、合う人の割合が高い効果的なパターンが2通りあります。

1つは、「どうしてそう思うのか」という問いを、自分自身にすることです。

この問いは、答えを探し出すことが目的ではありません。

「どうしてそう思うのか」が分からなくてもいいので、自分にそう問いかけると、自分の思考を「意図したもの」にすることができます。

「意図した思考」はとても力強いので、勝手にくるくる回っていた思考は、すぐに力を弱められてしまうか、消えてなくなってしまいます。

もう1つは、心の中で家族に「ありがとう」と感謝することです。

特に関係の良くない家族がいる場合は、心の中でその人に感謝するのが効果的かもしれません。

人の心理が不安定になる要因として、家族とのかかわり方が大きな影響力をもっているようであります。

それは人のコミュニケーションの土台が、家族とのかかわりにあるからだそうです。

ですから、一瞬でも家族とのかかわり方をよくする方向に心の力を使うと、意図していない思考は急に無くなったようになります。

ただしこのパターンが効く人の場合には、であります。

どんなことを自分に言い聞かせれば精神的に安定するのかは人により違いますしいろいろなパターンがあるので、なかなか難しい課題であります。

うちの治療院に来られる人の場合は、ワタクシが調べて選んでいます。

ご自分で選ぶ場合は、まず先に挙げた2つを試してみたらいいと思います。

この取り組みを始めて2週間くらいたつと、かなり大きな変化が体にも出てくるように思われます。

心が何を考えているのか、何に焦点を合わせているのかは、どんなことよりも大切だとワタクシは考えております。

なぜなら、自分の人生をどう評価しているのかは、いつも考えている内容そのものだと感じているからであります。

ですから、一見うらやましいような立場の人でも、実際には幸せに感じていなかったり、逆に大変そうな生活を送っている方でも、内面はとても楽しいということが起こりえるのであります。

その観点から判断すると、治療院にくるたびに生命力が測定できない状態、つまり意図していないネガティブな思考が勝手に頭の中をくるくる回っている状態というのは、人生をとてもつまらなく、あるいはつらく感じているということになると思われます。

なぜかいつも不安に思うだとか、特になにも起きていないのに心配だとかいうような性分は、結構親子で似るということもあるようでございます。

もしそうなら、そんな人がいきなりウキウキワクワクになるのはかなり無理があるのかもしれません。

でもほんの少しの心がけで心の習慣を変えるきっかけになるなら、すごく価値がある取り組みではないかとおもうのであります。

そしてこの方法により、なぜか改善していかないというような方を激減させられるように期待しています。

4月に入って、ワタクシが気功の先生から学べなかった高度な訓練のやり方が自然と分かってきて、そして簡単にクリアできてしまいました。

不思議なことは、無の意識状態が勝手に引き起こしてくれるようであります。

「悟り」の境地に興味があって始めた「無」になる訓練ですが、やっていくうちに現代人に一番必要なトレーニングだと確信し始めています。

「何も考えていない状態」には、逆に自分で考えつかないような英知がどんどん入ってくるようなのであります。

そしてまた、すごく前向きな状態がごく普通になってしまうようでもあります。

気功教室なんかより、「無」になる訓練をする教室を開いた方がいいのかもしれないでござんすね。

ま、そういうことでありますので、今後も頼みますぞ、神様仏様、無の意識殿!

元気玉をスパークさせる

急にブログシステムのトラブル発生。

おそらくご存じない方が多いと思うのでありますが、ブログのシステムは結構複雑で、ワタクシ程度のパソコンスキルではほぼ意味不明。

「どなたか、救いの手を・・」と言って足にでもしがみつきたい心境でありますが、「お気の毒に」となぐさめてくれる人はいても、救世主として登場してくれそうな知人・身内は皆無。

仕方なく青ざめながらデータベースにかかわるファイルをいじくりまわしていたところ、奇跡的に復旧できたのでありますが、なぜか一件だけ記事が消えてしまっています。

消えた記事は新しい投稿の「料金を上げます」の告知のものですが、なんでしょうか?どこかからの「暗雲立ち込める展開」というメッセージでしょうか?

でもま、悪い展開もまた、飛躍の材料にできるかもと思っておくのであります。

とりあえず問題なくブログも表示できるようになって一件落着。

嫌いな作業をしていたので、こんな時には生命力も落ちているのかしらと調べてみると、それほどの落ち込みでもなかったでござんす。

でもふと、「生命力・体力」って一体どこの状態を数値として調べているのか、確認してみる気になりました。

「今まで分かってなかったんかいな!」というつっこみは当然すぎる叱責でございますね。おそらく以前にもこの調査はしてみたものの、答えがわからなかったような遠い記憶が。。

ということで、改めまして調べてみることに。

「どうせ脳幹でしょ」と思ったのですが、調べてみると違うという反応。

じゃあどこなんだ、免疫系か、ホルモンか、消化管か、と調べてみても全部ノー。

なぁるほど、こいつは手ごわいでござんすね。

であるならば、場所はどこあたりですねんな?と調べると骨盤内のよう。

もしかして生殖器かと思いきやまたまた違う。

どうやらどこかの臓器やら器官・組織といった物質的なものではなさそう。

結局たどりついたのは、直径2cm程度の「玉」であります。

「玉」といっても、「ぎょく」と呼ぶような風流さはワタクシには備わっておりませんので、たま、おたまちゃん、おんたまさま、くらいでありんすね。

さてこの「たま」でありますが、こやつにアプローチするとどうなるのかね、ということで試してみることに。

物質的要素が薄いので、アプローチには結構繊細さが求められるようでございます。

でもきっちり「たま」に焦点を合わせて、「無」の意識にすると、引き起こされたアクションはまさに「弾ける火の玉」

グワッときてドパーンなのであります。

そして全身にめぐるエネルギーの感覚。この玉は、気功でいう「丹田」かしら。

でも、それにしては位置が合わない。

かつて毎日毎日意識し続けて、エネルギーでパンパンにしようとしていたのですが、臍下丹田というくらいですから、へその少し下からお腹の奥に入るあたりをイメージしておりました。

ワタクシの先生にも、その意識の持ち方について問題を指摘されたことはなかったので、おそらく間違ってはいなかったと思われます。

であるならこやつは一体なんなのか。

もしこの玉が本当の「丹田」だとしたら、日本で気功をやっている人のほぼ100%の人が間違ったところにエネルギーを集めようとしていることに・・・。

まぁ、たくさんエネルギーを集めたところで、結局は大した意味合いはなく、たんなる一つの段階に過ぎないので、間違ってても良いということにしておくのであります。

さてこのおたまさまには、まだまだ不思議なことがあるとわかりました。

それは人によって、体力を調べるときに焦点を当てている場所がバラバラで、いまのところ3つのおたまさまがあるようなのであります。

場所は、頭の中、胸の奥、骨盤の中、ということで、3つという数と合わせると、ますます丹田ではないのかという疑いが強くなってくるのであります。

丹田というのは、上・中・下の3つありまして、臍下丹田というのは下丹田のことを指すのであります。

体力・生命力を調べるとき、どのおたまさまをターゲットにするのかはワタクシの無意識下で自動的に選ばれているということでありますが、そのおたまさまは3つの中で一番弱い状態であることも分かりました。

良い状態のおたまさまは、まるで小さい太陽のようでありまして、意識を向けるとすぐに「グワッ」と激しく反応します。

でも、弱っているおたまさまは、どんぐりか石ころのように、意識をむけてもすこぶる反応が悪く、まるで死んでしまっているかのようです。

そして、意識を向けてからしばらくするとやっと反応しはじめて、「グワッ」まではいかない、やや弱い広がり方をします。

でも、どんぐりのような状態から、弱くはあっても小さい太陽のような状態に戻すことが、体を回復させていくために、まさに不可欠のケアである可能性があるように感じるのであります。

「体の構造はほぼ見切ったわね、むふふ」とか、浅はかながら思っておりましたが、まだまだ体の不思議は続いてしまうのでありましょうか。

この「おたまさまケア」はまだ10人くらいにしか試していないのでありますが、このケアをすると、そのあとに体が要求してくる施術の内容がかなり変化することも分かってきています。

その変化が意味することを考えると、難治症状をお持ちの患者さんがなぜ回復していかないのかが、わかったような気がするのであります。

その内容はまた次の記事にでも書こうとおもおうのでありますが、「体力を測定する」ということをおそらくワタクシ以外で唯一やっている東京のレジェンド先生は、おたまさまのことに気が付いているのか、知りたいと思ったのであります。

その先生の治療院にはお弟子さんが何人も働いており、ワタクシは結構通ったので、顔や雰囲気を覚えています。

そのみなさんの体の中の「おたまさま」の状態がどうなっているのかを確認してみたところ、あぁさすがでございます。

全員の全部のおたまさまがきちんと働いていると感じます。

なぁるほど、「うちで教えているやり方以外の施術は、全部無意味」とレジェンド先生が豪語していた意味が分かるような気がします。

でも同時に、それだけではダメということも、レジェンド先生が難治の症状を緩和はできても改善しきれていないことからはっきりしてしまいました。

それでも、おたまさま以外になにが必要なのかも、おそらく分かってきているようにおもうので、今後のなりゆきがますます楽しみになっているワタクシであります。

ということで、今後も頼みますぞ、神様仏様、おんたまさま。

続・黒船

さ、続きです。

「受容体」について、調べてアプローチしてみています。

この組織の反応として面白いのは、一度対処して正常な状態になると、かなり大きな負荷がかからない限り、良い状態が継続するように思われることであります。

つまり、ケアして何かの症状が改善したなら、その効果が持続するということになるわけでござんすね。

せっかく改善したのにすぐにぶり返すようでは、意味のあるケアとは言えないのであります。

さて、この「受容体」にアプローチしていると、どうしてなのかは分からないのですが、症状を作り出している黒幕の存在をすごく感じるようになったのであります。

推測するに、通常の関節や臓器の問題より、受容体の問題が半歩深い領域のことを反映しているからであります。

そう思う根拠は、タッチするポイントの数。

オステオパシーの施術者の多くは、手のひら全体でタッチするスタイルをとっていますが、ワタクシの場合はピンポイントのアプローチなので、指先で触れるスタイルに、勝手になってしまっています。

触れる位置というのはとても大切で、例えば関節の動きの悪さを回復させる際でも、体が要求するポイントにうまく触れさえすれば、ただ触れているだけで解決してしまいます。

骨と骨を指でつまんでグイっと押す必要は皆無であります。ま、ワタクシもこの事実に気が付いたのは今年に入ってからなのでありますが。

関節の場合は通常2つのポイント、経絡の場合も2つのポイントに触れると解決できます。

でも「受容体」の場合は、3つのポイントに触れないと解決できないようなのであります。

数が多いということは、その問題の含んでいる要素の数が多いということなのかもしれません。

この「半歩深い領域」にアプローチすることで、その奥にある、さらに深い領域にある問題がケアを求めてくるのでありましょうか。

出てきた問題、問題とは動きの制限であり、エネルギーの停滞なのでありますが、それを解決するのにいくつのポイントが必要かを聞くと、最大5ポイントが必要だと、今の段階では答えが返ってくるのであります。

答えを言うのは、患者さんの身体かもしれませんし、いつもの存在なのかもしれないのですが、どっちでもよろしいのであります。

とにかく5ポイントなのであります。

さらに、3ポイントやら5ポイントやらのタッチする数が分かったら、ついでに触っている時間がどれくらいかも聞いてみます。

すると、2ポイントの場合は1分以内、3ポイントの場合も、概ね2分以内であります。

ちなみに1ポイントってないんかいな、という疑問をもたれる人もいるでしょうが、それはどうやらないようであります。

それが何故かというと、問題を全部、流れを邪魔しているエネルギーの存在と解釈すると、その邪魔しているエネルギーが出ていきやすいよう、入り口と出口を作っているという意味合いが、あるからだと感じます。

でありますから、例えば鍼を一本打って解決という手法は当然あるわけですが、入り口と出口が兼用なのは非効率であります。

感覚的には、鍼を打つとまず邪魔なエネルギーがグワッとでてきて、そのあと吸い込んでいくようなかたちになります。

実際には鍼なんて打たなくても入り口と出口さえあれば簡単に目的は達成できるのでありまして、こんなことを言ったら鍼灸師に殺されてしまうのであります。

話は戻りまして、5ポイントが必要の問題の場合、何分かかるかと聞いてみると、これまでの最大で1400分という、けた違いの返答が返ってくることがあるのであります。

これにはワタクシも絶句するしかなかったでござんす。

なにしろ1400分。23時間以上!?

これだったら、2分で解決できるようなしょぼい問題をいくら解決しても、全然体がよくなっていかない人がいても、あまりにも当然すぎるのでござんす。

100分を超えると結構大物、500分だとかなりの大物、1000分を超えると、もはや怪物であります。

でも、怪物であればあるほど探し出してケアすれば、成果も大きいのは間違いないでしょう。

こやつらがワタクシの感じとり始めた黒幕どもでありまして、今後の仇敵なのであります。

このあたらな仇敵について、賢明な読者は2つの疑問を持たれるかもしれません。

1つは、「そんなに長い時間どうすんねん」でありますし、もう1つは「仇敵の正体は一体何なんだ?」でございましょう。

もちろん、この長時間の問題はすでに解決しておりまして、どうすればいいのかを「光る人」に聞いたところ、時間の観念をこえる手法、つまり「無」の意識状態を使えということでありました。

「無」の状態の透明度を意識の中で上げて行くと、ある地点からは時間を超越してしまうようでありまして、そこに至れば1400分も一気に0になって、問題解決となってしまうのであります。

いやー、今回もあっさり解決でござんしたね。なんなんでしょうか、この展開は。

さてもう1つの疑問、「この問題の正体は?」でありますが、実はまだ全然判っておりません。

さらにこの、深淵の者どもには、2種類あるようで、そのうちの1種類にはもはや、タッチすることも不可能、意識だけでとらえなくてはいけないようであります。

感情の問題でも、もちろん肉体自体の問題でもない、さらには魂・霊の問題でもない、こやつらの正体は一体何の問題なのでありましょう。

そのうち分かってくるのでありましょうか。

でもさしあたり、正体がわからなくても取り除くことができれば事足りるのであります。

いやぁー、とても面白いところまで進んでくることができました。

おそらくこのあたりからが、体が改善しない本質ではないでしょうか。

ということで、まだまだ楽しめそうでありますね。

今後も頼みますぞ、みくまりの神様、太古の神様、光る人殿!

整体界の黒船

先日テレビを見ておりましたところ、ウエイトリフティングでかつて金メダルをとった三宅さんという人が出てきて、オリンピックでメダルを狙えるホープの話をされていました。

なんでも三宅氏が指導している大学にその彼が入ってきたときからの愛弟子だそう。

その話の中で、

「彼は60年に1人の逸材」

とのことでした。

え?60年?えらく半端な数字ではないですか。普通100年の~、とかいうのは聞きますけどぉ。

ん?彼は23歳、三宅氏は80過ぎ?

え?え?

「60年前の逸材ってまさか、あんた自身かぁぁぁぁぁぁぁぁい!!」

ふぅぅ、失礼しました。あまりの自負心に少々心乱されてしまいましたですね。特に他意はないのであります。

さて、今日の本題でありんす。

しばらくの間、新しいテクニックやら整体法やらの教材は一切見ておりませんでした。

なぜって、あまりにも表面的な効果しか得られないものばかりで、もはや得られるものはないのでは、と考えていたからであります。

ですが今回新たなタイトルの告知を見た時、興味を持たざるをえませんでした。

なぜならその教材の施術者は、あの「松井秀喜」の唯一の専属トレーナーだったという、スペシャルな肩書をもっていたからであります。

告知の動画を見て驚いたのは、その中に元阪神のレジェンド強打者、金本氏が登場しているではありませんか。

でもワタクシがもっと驚いたことがあります。

この動画をみた時期に、体の状態を知るために熱心に調べていた数値がありまして、それは生命力とも元気のよさともいえるような、MAX3850の一つのスケール、指標であります。

普通人なら800くらいあれば悪くない程度ですが、体調が酷い人とか、難しい病気を持っている人は100以下になっていることが多いです。

ワタクシが体を完全に調整すると、一瞬3850になることもありますが、その数値は維持できず、すぐに1500くらいまで下がってしまいます。

でもこの新教材の監修者・小波津氏の数値は、なんと3850だったのです。

そんなのありえないと、ビックリでしたが、目の前の動画の中に存在しているのだから間違いない。

チャクラの活性度も5.9のよう。チャクラの活性度はMAXが6.6でありますが、普通人は2.5を超えることはあまりありませんし、0付近の人も多いご時世なので、完全にただものでないのであります。チャクラの活性度については、すこしいわくつきだったのですが。。

ということで、久しぶりに教材を購入しまして、見させていただきました。

小波津氏の華やかなキャリアはここでは割愛しますが、その技術の中核をなしている部分が、ワタクシにとってはまさに初めて知る内容、そして整体という業務にとって非常に有用、かつ重要な位置を占める英知だと分かりました。

彼が施術のターゲットにしているのは骨格や筋肉ではなく、主に神経、なかでも「受容体」であるとのこと。

受容器とも呼ばれるこの器官は、体の状態を感知し、神経に伝達できる信号に変換するような働きをもっています。

筋骨格系においては、筋紡錘とか腱紡錘とかが知られています。が、小波津氏の利用している「受容体」はそれにとどまらないように思われます。

それは、彼がこれまでにたたき出している施術効果の凄さが物語っています。

さて「受容体」というターゲットが分かったら、ワタクシはワタクシなりの感覚を使って、いろいろと試してみました。

するとさすがに、面白い反応がつぎつぎに見つかってきました。

ところで、小波津氏の研究会のサイトを読んでいると、非常に気になる記述がありました。

それはどうやら、彼自身の体調が思わしくないことを示唆しています。

3850もあるのにどうして?と思いましたが、再度彼の状態を調べてみました。

すると、チャクラの活性度が現状ではマイナスになっていることが分かりました。前回調べた時は、あまりの期待の大きさに、無意識的に彼のこれまでの人生での最高値を感じ取ってしまっていたようであります。

そして脳幹の働きも弱い様子。それでどうして3850なのか。

どうやら彼の技術で調整すると、チャクラや脳幹の働きが悪くても3850にもっていけるようであります。

ただし何日も持続するはずはなく、おそらくは毎日セルフケアで整えているからだと思われます。

でも分かったことは、筋骨格系とそれに関わる神経系の働きは上げられて、痛みも速やかに解消できるものの、改善できない領域もある、ということでした。

若干落胆したものの、頭に浮かんできた仮説があります。

まだ彼が見出していない受容体があるのでは、ということです。

ワタクシの場合、誰かの手法を取り入れてすぐに使いこなせるほど器用ではないので、どのみち独自の利用方法に落とし込まなければいけないのであります。

ということで、未発見の受容体を探してみることにしました。

こんな時、気功の恩師・小川先生から受け継いだとおもわれる感覚がとても役にたちます。

ある日、訓練の後で先生と話していると、ツボの話になりました。

先生は鍼灸師ではないので、ツボの名前はそれほど詳しくはありませんでしたが、なぜかツボの名前をいうと、そのツボの場所が分かってしまうのです。

なぜわかるのかは、先生本人にも分からないとおっしゃっていました。

そんな不思議な感覚がワタクシにもいつの間にか備わっていて、「受容器はどこかなぁ?」と思って体を見ていると、受容器がたくさん集まっているところがどんどん見つかったのであります。

そしてそんな受容器のうち、何らかのケアを必要としていそうな反応をだしているところをケアしていくと、まさに驚きの成果がでてしまったのであります。

いやぁ、この話はかなり長くなりそうであります。

でありますので、近日続きを書こうと思います。乞う、ご期待。

というわけで今後も頼みますぞ、新たに関わってきた、「光る人」殿!

おめでとうございます。

2021年、始まっておりますですね、皆様。

ワタクシは、一番初めにつながっていただいた「みくまりの神様」の神社にお参りにいきまして、ずっと欲しかったお札を買うことができました。

有名どころの大きな神社以外は特定の時期しか神主さんがいないので、伺ってもお札を買えずモヤモヤしていましたが、念願叶い、とてもすっきりした気分であります。

みなさまの年始も良いスタートが切れたでしょうか。巷ではいきなり緊急事態宣言がでる事態で、どうも暗雲たちこめるような雰囲気。

こんな時には、自分のやるべきことに専念するのが一番ではないでしょうか。

考えても現状を変えられないようなことは、考えるだけ時間の無駄。だけでなく精神衛生にもひじょーにマイナスであります。

人生いくらでも学べる事、取り組めることがあります。何かに対する批判とかも盛りだくさんではあるワタクシも、時間を無駄にせず進みたいと思う次第であります。

といいますか、ワタクシは万事やることがスムーズに進まない性分でありますので、いつも何かやるべきことに追われているような気がします。

なんとなくゆるーく追われているような中、何かに気が付けばいきなり瞑想に入ったり、自分の体をいじくり回したりが始まるので、ぜんぜん物事が前に進まない。

しかしながら今回も、そんな途切れ途切れの思考の中から、良いことをおもいついたのであります。

といいますのも、年末に見出した「深部の緊張をとる」施術をやっておりましたところ、どういうことか、疲労がハンパないのであります。

こいつぁ、続けるとやばいかも、と心配になってしまいました。

そこで、そんな繊細な感性を使わなくても同等に効果のある方法を、と探し出したのであります。

ワタクシがお世話になっている「存在」の方々も一時期すごく増えてしまいまして、ここのところ「ささやかな人」と名付けた存在に最初にお伺いをたててみる、という段取りになっております。

さてその人に、「他に代わりになる方法はないもんですかね?」と聞くと、「ある」とのこと。

とはいえ、内容までは教えてくれないので、あーでしょうか、こうでしょうか、それでしょうか、と思いつく限り提示していって、「YES]となるものを探していったのであります。

そこで結論としてでてきたのは、もっとうまく経絡の反応を使うという方法のようでありました。

人間の体には「経絡」というエネルギーの流れるラインが、大きいもので14種類あります。

体調がどこかおかしいなら、どこかの経絡は必ず強く停滞しています。

普通の鍼灸師なら、どこの経絡が停滞しているかをしらべるのに四苦八苦しますが、今のワタクシの感覚だと一瞥すればあっさり分かちゃうのであります。

でも、この経絡の反応をあまり利用してこなかった理由があります。

それは、いくつかの経絡の停滞を解消した後、まだ症状に対してやるべきことがあるはずの段階で、どこにも反応がでなくなってしまうからであります。

ですから、経絡の反応ばかりに注目していても症状が解消されないし、利用価値は高くないと判断していたのであります。

でも、本当はちゃあんと経絡が停滞する反応はでていたのであります。ただし、それはなんと、「15番目」の経絡、そんなんあったんかいな、マジかいな、なのであります。

この新発見の経絡は、鍼灸師ならだれでも聞いたことのある流れ、でも誰も利用してはいない流れであります。

14種類の経絡は、全てのラインが体に対して縦に流れています。それに対して15番目の流れは横に流れており、これを「帯脈」といいます。

さて、全身の縦の流れが14種類に対して、横の流れが1種類。

たったの1種類。もっといえば1本。体の上から下までを一本だけで?

これだと例えば胴体を一か所で輪切りにできるラインだけになってしまいます。

意味不明でしょ、これは。ということで通常放置されています。

でもワタクシにはわかっちゃったのであります。この流れは、背骨1個に対して1本くらいの密度でおそらく30本以上流れていることが、であります。

つまり、上記の「反応がでなくなる」ことの理由は、出ていないのではなく、帯脈に出ているから気が付かなかった、というだけだったのでありました。

さて、この帯脈の存在を認識下におくと、全身を流れる経絡は、縦横にくまなく存在することになります。

この全身の経絡の停滞している箇所を全部解消するとどうなるのか。

もし症状が肉体のみの問題から生じているなら、改善しなけりゃ「おかしい」、それくらいの成果は出てしまいそうに思うのであります。

ただまぁ、実際にやってみると、重症な人ほどエネルギーの流れ自体が弱くなっているので、全部の停滞を解消するのにすごく手数が多くなってしまいます。

それでもそれらの停滞は、改善させていく過程でどこかの時点では必ずアプローチしなければいけないポイントばかりです。

このやり方で施術し終えた後、深部の緊張を確認すると、ちゃんと解消されているようでありました。

経絡は皮膚の表面で感知できる流れですが、その流れの状態は体の中の臓器や骨格など、全部の状態を反映しているように思われます。

これでようやく、経絡のシステムを完全に攻略できるようになったようでありますね。

東洋医学を学び始めてからもう20年くらいになるのですが、まだこんな発見があるとは驚きです。

謙虚とは程遠いワタクシでありますが、まだまだ学んでいく必要があるようでございます。

ところで、人間を構成する要素を、「からだ、こころ、たましい」と言ったりします。

もしそれが正しいなら、何かの症状を改善させていく際にも、体や心以外にもまだアプローチすべき対象があるのでしょう。

「ささやかな人」に聞いてみると、体と心に加えて、残りの対象は2つある、とのこと。

「霊?」「魂?」と聞いてみると、NOとなってします。

じゃあ一体何なのか、このあたりが今年の課題でしょうか。

今年もおそらく、1年はあっという間に過ぎてしまうとおもうので、できるだけさっさと前に進みたいものであります。

というわけで、今年も頼みますぞ、神様仏様、帯脈殿!

肉体不調の最深部

今年ももう年の瀬、最後の投稿です。

今年一年の間にも、とてもたくさんの試行錯誤をしてきました。

それでもまだ施術方法が最終形態に至っていないのであります。

それが何故かと言えば、まだまだ改善させられない患者さんがいるということでありますし、それ以前に自分の体が治せる方法が見いだせていないということでもあり、そしてまた「感覚」が発展途上であるために、次々に知らないことが分かってくるからでもあります。

そして今年の残り営業が2日半というタイミングで、「これってマジやばくね?」的な大発見があったのであります。

毎回のように「大発見」騒ぎを起こしておりますので、患者さんからはすでに呆れられている様相を呈してはいます。

それでも騒ぎを起こさずにはおられないのであります。

もはや施術を受けに来ている患者さんに発見話を聞いてもらって、逆にセラピーを受けているような状況なのでありましょうか。

おそらくそれは否めないのであります。

でも非常に我慢づよい方々の献身により、ワタクシの技術も徐々に変化して行っているのであります。

いえ、話が完全にそれてしまっています。

主題は新たな発見についてでありました。

感覚が敏感になってくると、「何かがおかしい」と感じることが増えてきます。

例えば体に起こっている不調とそれに対する自分の認識が「きっちり」符合していないと「何かが違う」となるのです。

今回の違和感は、次に施術すべき対象が、患者さんの不調部位のなかには「見つけられない」というものでありました。

でもそれは、体の中ではなくて精神でしょ?

という高次元なことでもないのです。

体のどこかに次なるターゲットがあるのに、それが不調箇所からは探し出せないという新しい展開。

え?どこに・・・?、この「い・わ・か・ん」は

「最高にぞくぞくする」

部類のものであります。新しい何かがまっているはず。

なのに、なんとターゲットの正体は、「緊張」

なんつーしょぼさでありましょうか、緊張だなんて!

でも、調べていくと、一見しょぼいこ奴は、実は闇の帝王ではないのかえ?

なんてことでありましょうか。子悪党なふりして、実は一番の親玉だなんて!

この「緊張」は中枢神経系のなかに潜んでいました。

一見ささやかな「正常ではないもの」くらいにしか感じません。

でも、体のとても広い範囲に、かなり強い緊張を引き起こすようであります。

その緊張が、時間とともに本当の不調を作り出してしまいます。

そしてまたこの小悪党は、通常のどんな施術でも取り除くことが不可能。

この小悪党がいると、施術後回復したかにみえる症状も、治りきることがまずなさそうでありますし、体のエネルギーの流れをかなり大胆に弱くします。

遠隔で調べてみると、うちの難治患者さんの全員にこの小悪党が1つ以上、多い人だと4つも存在しているようであります。

この小悪党の発見に、ワタクシが独自に調べている「生命力の数値」が役に立ってくれました。

この数値が、施術直後では回復していても、難治な人の場合、1週間もすると元の数値まで下がってしまいます。

難治な人はもともとの数値が極端に低いのも特徴で、ですから元気が出るはずのない体調です。

本質的な効果を持つ施術というのは、この数値が上がったなら、時間がいくら経っても元の水準にまでは下がらない持続性があるはずです。

でも、そんな施術を見たことがありません。

ところが小悪党を消し去れば、数値は今のところ上がった状態が維持されています。

見たことがないような夢のような方法がわかったのでありましょうか。

それとも年明け早々に「やっぱ違ってました」報告をする羽目に、今度もなってしまうのでありましょうか。

ワタクシはとにかく、希望的に考えるのが大好きなのであります。

治らないと分かっている施術を繰り返すのは、弱い拷問をうけているような気がします。

ほとんどの人が改善していくような施術なら、毎日がもっと楽しくなることでありましょう。

ということで、期待を胸に新しい一年を迎えられそうです。

今後も頼みますぞ、神様仏様、小悪党殿!

一位タイ

ワタクシどもの業界人で、熊谷さんという超有名人がおられます。

まちがいなく腕利きの施術者である彼が、最近になって「オールインワンテクニック」なるものを公開されたようです。

ワタクシも詳しく内容を知っているわけではないのですが、全部の症状を頭蓋へのアプローチだけで解消してしまうというものです。

ちなみに頭蓋というのは当然「頭蓋骨」も含みますが、その中に詰まっている脳や脳膜なども対象としている語彙なんであります。

彼が頭蓋だけでできるというのですから、おそらくそうなんでしょう。

ワタクシの場合は、全身の中から「一番問題の大きい部位」を探し出すことに全力を挙げてきました。

そして少し前に、その部位を意外に簡単に見つけられるようになりました。

「一番問題の大きい」ということにどんな意味があるのかと言いますと、例えば2番目に問題の大きい部位は、一番目のところをケアしただけで消えてなくなってしまう可能性があります。

もちろんそれは、3番目以下のところにもあてはまる関係性です。

でも一番目のところだけは、そこに直接アプローチしなければ、問題を解決できないという意味で重要ですし、2番目以下のところへの影響力が最も大きいという意味においても大切なわけであります。

さてそんな一番目のところでありますが、熊谷さんのいうことが本当であるなら、頭蓋にその一番目さえも改善させてしまえる部位が存在することになります。

本当にそうなのか、調べてみました。

するとどうやらそれは、本当のことであると分かりました。

でもその頭蓋の部位が、真の「一番」なのかというと、そうではありませんでした。

ワタクシが全身から探し出した「一番」と、頭蓋のその部位は、「一位タイ」の関係だと分かったのであります。

とても興味深いです。

「一位タイ」とはつまり、お互いがお互いに影響を与え合う関係ということのようで、頭蓋のその部位にアプローチすると、ワタクシが探し出した「一番目」のところも改善してしまいます。

でも完全に回復するわけではなく、「悪い→普通よりやや悪い」くらいへの回復です。

「悪い→良い」まで一気に持っていこうとするなら、はやり直接のアプローチが必要に思われます。

でも頭蓋へのアプローチは全身の状態を一気に変化させうる技法として、突出した価値があるように思われます。

ただ熊谷さん率いる組織に高度な技術者が多くおられるとしても、熊谷さんのようにやってのけられる人はごく限られるのではないかと思われます。

それにしても、熊谷さんの活動は施術業界にとってはとても良い刺激になっていると思われるので、本当に凄い人だなと思います。

ところで、頭蓋に見出した部位以上に、より高度な意味で体に強い影響を与えるものがあります。

それはやはり「精神」の状態です。

例えばトラウマや極端に苦手な物事などを持っている人がそれを意識すると、それまで完全に整っていた体に瞬間的に異常が現れます。

精神面の問題はとても幅広いといいますか奥深いので、今のところ全体像は全然見えていません。

どうやら普通人がアプローチしてもほとんど変化を与えられないくらい強靭な問題もあるようですし、人の運命などにも関わる領域もあるのかもしれないです。

そういえば、前回のプロテインの話ですが、どのプロテインが合うのか調べてみた時に、「どれも合わない」という人がまれにおられるようです。

原因を調べてみると、今のところ全部「精神」の問題によるものでした。

精神面に強い作用を与えるような手法ができたら良いのですが、けれどちょっと怖いかも、みたいな。

この方面に関しては、まだまだ学ぶべきことがたくさんあるようでござんす。

コロナ禍ですので、研修は少し先になるでしょうか。

みなさんも、感染にはくれぐれもお気をつけください。

生命力をアップさせる方法

ワタクシが昔行っていたセミナーを主催されている、整体業界でも「レジェンド」と言って良い先生が、施術の際に必ず調べている指標があります。

言ってみれば「生命力」を数値化したもので、その数値が低すぎると「施術を受けても効果が得られにくい状態」で、どうやって施術するのかといったこと以前の問題、ということのようでありました。

近頃はなんでも調べられるようになっておりますので、試しに調べてみると、結構簡単にできてしまいましたですね。

そのレジェンド先生は姿勢の重要性というのを、毎回のセミナーの始めに必ず熱弁されていたのですが、実際に良い姿勢になるよう意識すると、一瞬で「生命力の数値」が上がることが分かりました。

さすがに、素晴らしいことを発見されておりますですね。

そこで、姿勢を正すことがどこに良い影響を受けているのかを調べてみたところ、「脳幹」であることが分かりました。

なるほどね、というか、考えてみれば当たり前とも言える結果であります。

現代人は大脳を鍛えて賢くなるための訓練はとても頑張っていますが、「脳幹」を鍛えることはほとんど意識されていないようであります。

確認してみましたが、呼吸法の吐くときや、特定の瞑想法なども脳幹を元気にする効能はあるようですね。

さてこの「生命力の数値」なるものを、うちの患者さんの「横綱級」の方々においてどうなっているのか調べてみました。

すると、毎回ひじょーに頑張って施術しているにもかかわらず、ひどい有様であることが分かってしまいました。

完全に的をえない施術でありまする。

こういった状況のとき、レジェンド先生は何をされていたのかというと、部分的にしか分かりかねますが、「脳自体にエネルギーを入れる」ということのようでありました。

ではワタクシもそうするべきでありましょうか?

それはもちろんNOであるわけでございます。

なぜなら、一時的な「エネルギー補給」のようなその手法に希望を見いだせず、そのセミナーをやめたからであります。

希望を見いだせなかったのは、ワタクシ自身の持病に一切効果が得られなかったからでもありますね。

じゃあワタクシはどんな施術をすればよろしいのか?

「生命力の数値が低くなっている」ことが分かれば、あとは当然、その原因を調べて改善させればいいのでござんすね。簡単です。

ということで、原因をさぐってみて分かったことは、数値が極端に低くなっている方は、脳もしくは頭蓋骨に近いあたりの脊髄に問題を抱えているということであります。

頭蓋に関してもいろいろな手法が編み出されているわけでありますが、その多くが頭蓋骨か硬膜、あるいは大脳鎌、小脳テントあたりを意識したものであります。

つまり、脳自体をターゲットにしていない、ということでありますが、それにはもちろん理由があります。

それは、「脳ってさ、触れないじゃぁぁん!」ということでござんすね。

当然硬膜なども直接は触れませんが、骨に付着しているので、まだ操作はしやすいのであります。

でも、脳みそともなればそれも困難。

でありますので、ワタクシの独自開発のエネルギーテクニックが威力を発揮してくれちゃうのでありました。

ところで、脳に問題を感知した場合でも、ほとんどのケースにおいてその問題は、頭蓋骨やその周りの膜が悪影響を与えて引き起こされています。

このケースならば、脳みそ自体にアプローチする必要性はゼロでありますね。

でも「生命力の数値」が極端に低い人の場合、脳みそやそれにつづく脊髄自体が問題の本体になってしまっています。

ですから、直接脳みそにアプローチする手法が必要というわけであります。

どうやら「横綱級」の患者さんがどこにいっても回復させてもらえないのは、こういったことが理由になっているようです。

いうまでもなく、これまでワタクシも難治な症状の方を回復させられないことが多々ありました。

と言いますかそれ以前に、治って行く人とそうでない人の「違い」がまったく分かっていなかった、ということですね。

でもついに、たどりついたのでしょうか?

難治症状の人もスイスイ治って行くのでしょうか。

明日の施術がとても待ち遠しい気分。

ということで、これまでの借りを返すときでござんす。

難治症状どの、いざ、お覚悟!

見えない原因

半年くらい前、レメディ生成器というもので、いろいろなレメディを作っていました。

レメディって何ですのん?

と聞かれれば、情報のエネルギーだけでケアする「薬のようなもの」であります。

例えば金属イオンをとてつもなく希釈していくと、もはやイオンが存在しないただの水のような状態になります。

ただ、希釈していく過程でイオンが水に情報のエネルギーを転写するよう、振動や衝撃を与えるようにします。

すると、ただの水だったはずが、情報を持った水になって、この情報のエネルギーだけで体をケアできるツールになる、ということなんであります。

どんな情報水も作ることが可能ですが、「オキシトシン」の情報をもったジェルを以前作ったときに、とても不思議なことがおこったのでありました。

オキシトシンとは「愛情ホルモン」とか「幸福ホルモン」などと呼ばれるホルモンで、体にとってはとても有用なものです。

この「オキシトシンジェル」を塗ったり、ジェルの入った容器を手に持つだけで、脳が共鳴してオキシトシンを分泌します。

ですからこのジェルは、どんな人にも効果のある健康グッズになると考えて、何人かに試用してもらいました。

概ね好評を得たのですが、中には逆に気分が悪くなったり、頭が痛くなったりした人がいました。

ですから、このジェルが合うのかどうか、事前に確認しておく必要があることが分かりました。

もちろんその程度の検査は、ワタクシには「おちゃのこさいさい」でございます。

その時は、「合わない人がいるんだ、へぇ不思議」くらいに思い、深くは考えていませんでした。

でも最近になって、なかなか改善していかない「大関級以上」の人達とこのジェルとの相性を調べてみたのです。

すると!

とても高い確率で合わないことが分かりました。

体にとって本来都合の良いはずのものを「受け付けない」状況。

これは明らかに異常な状態でございます。

どんなに良い気分になっても、脳がオキシトシンを分泌できない状態になっていると推測することができるでござんしょう。

なぜ分泌できないのか?についてはいろいろな理由が考えられますが、ワタクシの場合整体をやっておりますもので、「どこかの組織の動きに制限があるから」というシンプルな角度から考えることになります。

体にはいろいろな組織がありますが、硬いものも軟らかいものも生きて動いていますから、例えば指でつまんで動かしたときに、「カチッ」っと動かないような状態は正常ではありません。

ある意味ぐらぐらしているといいますか、動かせる「あそび」があるのです。

例えば足首から先を例にあげると、足に体重がかかるとぐにゃっと押しつぶされたように足部は広がります。

形が変わるだけの自由度があるわけであります。もしそれが失われていると、ひっかかったような感じになってどこかが痛くなってしまいます。

足だけでなく、全身のどんな組織もある程度の「あそび」「自由度」をもっていますが、当然頭蓋骨も形を変化させる「自由度」をもっています。

頭からオキシトシンが分泌されるとき、頭蓋骨はどうなるでしょうか?

間違いなく形はいい意味で変化して、若干小さくなります。一般の方が考えているいるより、頭蓋骨はとてもダイナミックに形を変えるのであります。

さてこの際、どこかに「制限」があると形をかえることができにくくなります。

オキシトシンが分泌されようとしているのに、頭蓋骨がもとの形のままだったら、形を変えようとする力と、変えさせない制限の力が衝突することになります。

おそらくこれがオキシトシンの分泌を拒否する原因だとにらんでいるのです。

そこで「大関級以上」の方々にどんなアプローチをするのか、であります。

「大関級以上」になってしまっていることには、やはり理由があると思われます。

他の人と同じように検査をして施術しているのに改善していかないのは、「深い原因」にたどり着けないから、ととらえることが一応できます。

言ってみればジェルとの相性をみることは、一種の「負荷テスト」のようなものです。

負荷を与えて初めて現れる異常もあるということです。

ジェルを手に持ってもらった状態で検査してみる。

するとどうでしょう!

先ほどまで何の反応もなかった頭部に、明らかにケアを求めるサインが!

サインは頭蓋骨やそのつなぎ目だけでなく、大脳鎌や脳膜などいろいろなところにでてくるようであります。

この取り組みが難治な症状の改善につながるかどうか。

これはまずまずの「乞うご期待」、と言って良い取り組みでございますよぉ。

「大関以上」の方々、もうしばらくの辛抱でございます。たぶん。きっと。