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体がやってほしい順番でやってあげる

これまでにも、いろいろと学んできましたが、

今取り組んでいる頭蓋骨の調整の手法は、やっぱり

一番すごいです。

 

後頭部を詳しく調べることで、頭蓋骨が大きくなったり

小さくなったりする動きを、どんな問題がジャマしているのか

知ることができます。

 

その際、ジャマしている要素が一つづつ順番に現れてきます。

 

初めの一つを解決すると、次の一つがでてくる。

その一つを解決すると、また次の一つがでてくる。

 

つまり、体がまず解決してほしい問題から、順番に

教えてくれるのです。

 

体にとって、やってほしいことをやってほしい順番で

施術してもらうことは、とても大きな意味を持つようです。

 

施術の効果がどんどん体を変えていきます。

 

そして、頭の動きをじゃまする問題が全部なくなると、

非常に高い確率で主訴も改善しています。

 

あたまが大きくなったり、小さくなったりする動きで

頭の中の水(脳脊髄液)を脊髄へ送り出す運動を

「一次呼吸」

といいます。

 

普段鼻から吸って肺に空気を送る呼吸は

二次呼吸といいます。

 

一次呼吸は胎児の段階ですでに始まっている

生命活動に直結した運動です。

 

頭の動きをジャマする問題を取っていくことは、

一次呼吸をより健康的に、力強く回復させることになり

体が治る力を強くしてくれます。

 

頭の動きをジャマする問題の大部分は内臓の疲労や不調なので、

ついでに内臓の問題も改善していくことになります。

 

後頭骨を道しるべにして施術することの意義はとても大きいです。

 

こんなに便利な検査法があったのかぁ、びっくりだなー

というのが感想です。

 

そしてまた、こんな方法を見出した人には大変感謝している

毎日です。

 

それに加え、難解ともいえるこの検査法と、自分の感覚がマッチした

ことには感激しています。

 

今後もこんな感激があればいいんですけどぉー

 

 

 

 

夏バテは消化器の疲労?

去年は夏の暑さがなかなか薄らいでくれなかった

ように思いますが、今年は早めに涼しくなってきている

のではないでしょうか。

 

暑さが一段落すると、当院の忙しさも一段落します。

ぎっくり腰で来られるひともかなり減ってきました。

 

 

最近になってどこかが痛くなって来院された人をゼロサーチで

測定すると、膵臓の疲れている人が多いことに気が付きました。

 

秋本番・食欲の秋、までには早い時期ですね。

 

秋になれば言葉の通り食欲が旺盛になるのですから、

消化器系の働き・調子は上向いていることになります。

 

でも、暑さが薄らいで体もかなり楽になっているのに

膵臓の元気が低下しているのはちょっと不思議です。

 

それはなぜなのかなと考えていると、どうやら腎臓の回復と

関係があるようです。

 

腎臓は基本的には冬に弱りやすい臓器ですが、夏の暑さでも

非常に弱くなることがゼロサーチの測定で分かります。

 

最近の涼しさで、腎臓の疲労はみなさんかなり回復してきて

います。

 

膵臓と腎臓はお互いに弱めあう関係なので、腎臓の元気良さの

回復は、万全でない状態の膵臓の調子を低下させます。

 

このバランスの変化が「夏バテ」の正体かと思われます。

 

ですから今の時期に体の調子があまり良くない人は、少し控えめに

食べておいて、秋本番にむけて消化器の調子が上向いてくる

のを待ちましょう。

 

もうすぐ、しっかりと食べられる季節がやってきます。

 

おいしい季節がもうすぐそこです。

ひずみに強い体=緊張のない体

体のゆがみやひずみを解消するような施術をいつもやっている

のですが、そんな業務を続けていると自然と湧いてい来る考えがあります。

 

 

それは、「歪みを解消してもまた歪んでしまう」

 

ということです。

 

だれでも子供のころはおおむねまっすぐに近い構造で生きています。

 

でも、普通に生きていればひずみは大きくなっていきます。

 

ですから、施術で歪みのまったくない体にもしできたとしても、

いつかまたひずんでしまいます。

 

ですから、ずっと良い状態で生活できるように患者さんの

体を改善しようと思ったら、歪みをとること以上にやるべきことがあります。

 

それは、リラックスしやすい状態にして、歪みを修正する回復力の高い

体にすることです。

 

精神的な緊張と肉体的な緊張、その両方におおきな効果を発揮できる施術、

それはやっぱり頭蓋骨調整です。

 

ここの状態が悪くて十分なリラックスが得られることはまずないでしょう。

 

でも、患者さんのセルフケアで考えると緊張除去のためにできることは

いろいろとあります。

 

運動や入浴、楽しいことをすること、笑うこと。

 

日々の積み重ねが大事です。

 

どんなことよりも大事なことは、頭の中をいつも楽しい気分に

しておくということかもしれないですね。

 

これがまた、意外にむづかしいのですが。

 

今のご時世

「楽しいですか?」

ときかれて

「楽しいです!」

と即答できる人のほうが少ないと思います。

 

僕も

「楽しいです」

と即答できるように意識していきたいと思います。

 

脳みそ改革に東京へ

さて、脳みそをスーパーマンにしてもらいに

はるばる東京まで行ってきました。

 

行き帰りの新幹線に5時間も乗っていたので、

その間はずっと「真我探求」に取り組んでいました。

 

この取り組みは言ってみれば人としての

最終地点にたどり着くためのもので、おかげで全然疲れませんでした。

 

やり方はいづれこの日記でも書くかもしれませんが、

「あるがままに ラマナ・マハルシの教え」

第4~6章参照。

 

こんなことに取り組むべき人は、よほどの精神的ダメージを負ったことが

あるひとか、魂の年齢が老いぼれていて物質的な欲求があまりない、

という人くらいかもしれませんが、そんな人には超おススメです。

 

で、話は戻りますが天才施術者・宮野先生の治療所に到着して

「頭を超健康に!」とだけ考えていると、

 

脳をスーパーマンにしてもらうには、まず全身の状態をかなり良い状態に

しないと、頭蓋骨の変化に体がついていけないのだそう。

 

こりゃー、気の長い話になってきましたよー。

 

何年か東京にかよわにゃいかんかね。

 

実際の施術では先生のタッチが弱すぎて、何をやっていただいているのか

ほとんど全然わかりませんでした。

 

が!しかし!なんと少し前に痛めていた肩が治っていました。

痛めていますと申告しなかったのにです。

 

さすがです、先生!

 

ところで、頭蓋骨の調整にも実際にはいくつかの方法というか、

施術への考え方の違ういくつかの流派みたいなものがあります。

 

僕の好みとする考え方と宮野大先生のされている方法とは

ひょっとしてちょっと違うかも、という予感も。。

 

いやいや、それでも「頭をスーパーマンに」という方向は堅持すべし!

何事も一足飛びにはいけないものです。

 

こんな便秘解消法が?

つい忙しさのために、日記がおろそかになってしまいます。

今回も久しぶりの投稿です。

 

さて、20日以上も便がでないという方がおられ、当院でもありとあらゆる

方法を試みてきました。

 

で、おそらく効いているだろうという処置があります。

 

当院も一応整骨院ですので、電気治療器なるものがあります。

 

すこし変わった「微弱電流治療器」というジャンルのものです。

 

この機械のコンセプトというか効果の出るしくみは

 

「体にもともと流れているとても弱い電流と同じくらい弱い電流を

体に流すと、体が電流を拒否しないので、強い電流よりもからだの

状態を変えられる」

 

といったようなものです。

 

で、その機器の端子のなかで、おはしのような2本の棒になったタイプがあり、

その先をジェルを使って滑らせながら皮膚上をこする、という使いかたがあります。

 

便秘の人の場合、おへその周りをつるつるつるつるすべらせながら電気を流します。

 

すると、とてもよく便がでるようです。

 

でもこの操作を5分くらいやっています。

 

これって、電気がなくても効くんじゃないかと思います。

 

なかなか5分もおなかをさすったりしませんよね、普通。

 

結構長いですよやってみると。

 

便秘の人はわかりやすく言うと、おなかの血流が悪い状態になっています。

 

おなかをさすると、おなかを刺激するので、すくなからずおなかの血流は

増加すると予想されます。

 

気功の訓練でも、下腹に意識を集中させたりしますが、意識の集中がなくても

手でおなかをさすれば、からだは勝手におなかに意識をむけるでしょう。

 

便秘の人は少し長い時間、おなかをさすってみればいいんじゃないでしょうか。

 

10分くらいやると、洪水のようになるかもしれないですねー。

琴奨菊の受けている整体

ちょうど十年ぶりに大相撲で日本人が優勝しましたね。

 

琴奨菊すごい!よくやった!

 

ところで、整骨院や整体の業界では、いろいろな治療技術のDVD

が販売されています。

 

そして今のタイミングで琴奨菊をケアしている施術者の整体技術DVDが

出版されました。

 

その技術は大阪の「小林整骨院グループ」というところで

使われいる方法だそうです。

 

大阪で仕事をしている僕も知りませんでした。

まだまだ知らない技術がたくさんありますね。

 

DVDを見てみると、ちょっと驚いたのですが、その方法はいわゆる

「バキバキ系」と言われたりするバキッとやるものでした。

 

なんでも南條式の活法という蘇生術をもとにしている方法だとか。

 

とても古くから使われている技術かと思われますので、解剖学に基づいて

とかいったようなものではなく、いわゆる長年の試行錯誤の結果

確立されたもののようです。

 

非常に高い効果を発揮するのはまず間違いないと思います。

 

数々のアスリートを手がけている人が使っている技術ですので。

 

ただ、実際に映像をみてみると、経験とセンスがない人がやると、

失敗してもおかしくないくらい難しい技術かもと感じました。

 

ちょうど同じ時期に、整骨院や整体院、マッサージ院での

施術による負傷に関する番組をNHKでやっていました。

 

マッサージを強くやりすぎて内出血したり、首を捻る方法で

痛めたり、といった内容です。

 

うまい人がやると効果の高い技術も、未熟な人の施術では

医療事故がおきてしまう。

 

DVDでも、しっかり練習するようにとアドバイスされていました。

 

当院ではとても弱い刺激での施術をしているのですが、

効果がでる施術というのは弱い刺激の場合でも、間違ってやれば危険も

あるということです。
注意を怠らず施術しないといけないなと再認識した次第です。

ジェネピックって?

去年東京で開催されたある講演会で

 

「ジェネピック」

 

なるサプリが紹介されました。

 

このサプリの登場により、免疫力の回復によるナチュラルな

医療でガンを治したいという医療関係者は、飛躍的にガンの

治療成績をあげることになりそうです。

 

紹介されているサイトは

 

http://jscsf.org/category5/

 

にわかには信じがたいような記事ですが、

どうやら本当のようです。

 

さて、このジェネピックを作っている会社が

「ユニティーリサーチ」というブランドで高機能の

サプリを販売しだしたようです。

 

どんなふうに高機能かというと、特許技術により

有効成分の腸管吸収率を12%から60%にまで高めるのだとか。

 

当院ではとても吸収率のビタミンC

「リポスフェリック ビタミンC」

を必要と思われる方にお勧めしていますが、効果は抜群です。

 

 

今後、いろいろな高機能サプリの出現によって、健康管理の

方法も変わっていくかもしれませんね。

 

 

寝入りにくいは肺の元気不足

「なかなか寝付けなくて」

と言われる方はとても多いです。

 

原因は、肺の元気が足りないからだと考えています。

 

現代人はいろいろな意味で、リラックスしにくい状況で

生きているのかもしれません。

 

緊張状態は呼吸を浅くします。

 

その状態が長く続くと、完全に緊張をとくことが

むつかしくなります。

つまり、呼吸が浅くなったままになります。

 

運動をしている人は「はぁはぁ」するので、

呼吸の状況をリセットすることができます。

 

カラオケでも、好きな趣味でもリセットできるかと

思います。

 

でも、緊張をうまくとらないと、そのままになって

しまう場合が多いと思われます。

 

そうして徐々に呼吸が浅くなっていくと、結果的に

肺の元気が足りなくなっていきます。

 

肺の働きは、胸が膨らんだりしぼんだりすることで

なされるので、寝た状態はその動きがだしにくく

肺はしんどい状況です。

 

例えば、寝たきりの方はいつも肺に負担をかけている

状態なので、肺炎にかかりやすくなります。

 

そして、肺の元気が足りないとき、とても寝づらく

なってしまいます。

 

肺の元気がたりない人は、「あくび」がでません。

 

あくびの出ないひとは、はぁはぁ

 

するくらいの運動をやってみると

いいでしょう。

 

おすすめは水泳でしょうか。

 

大きく吸って大きく吐く、というのが肺を強くすると考えられます。

 

食べ物では、ハッカが肺によさそうです。

 

漢方薬でも使われています。

強い体を作るには

ゼロサーチで内臓元気を測定していると、

人によってどの臓器のエネルギーも多かったり、

逆にどの臓器もエネルギーが少なすぎる場合があります。

 

体調が悪い時は、各臓器のエネルギー量がとてもばらついているので、

元気の足りない臓器のつぼにはり・きゅうなんかをして、バランスが

よくなるようにします。

 

でも、全部の元気が足りない場合は、はりきゅう的には打つ手が

あまりありません。

 

ですから、とにかく全体のエネルギー量を増やさないといけません。

 

全部の元気がたりない、あるいは少ない傾向のある人は、高齢者か

生まれつき体の強くない方が多いでしょうか。

 

寝る時間も遅くないし、食事もきっちりとっているのに、からだの元気の

総量が足りない場合はどうしたらいいでしょうか。

 

それはやはり、「運動」そして「メンタルケア」かもしれません。

 

子供のころ虚弱だった人が、体を鍛えることで強くなったという

エピソードはよく耳にしますね。

 

体は、ほんの少し「きつい」と感じる運動をして、うまく休息をとって

いくと、どんどん筋力がついてきます。

 

この筋肉の量が、臓器の元気にもとても影響があるようです。

 

また運動をすると自然と気分もすっきりして、余計なことを

考えることも少なくなります。

 

いつもうっとうしいことを考えていると、体にもおおきな

負担になります。

 

ごく普通の日常が「まあまあ楽しい」と感じられるのが

いいのではないでしょうか。

 

適度な運動と「楽しい気分」を目標に、どんなことを生活に

取り入れるべきか考えてみましょう。

 

瞑想なんかもとてもおすすめです。

 

 

はり、きゅうはなぜ効くのか?

よく患者さんに聞かれるのは

足や手にはりきゅうをして、なんで腰痛が良くなるんですか?

と言ったような質問です。

 

腰にはりきゅうをしたほうが効きそうに思えますね。

 

その疑問を説明するにはまず、何が原因となって腰痛が

引き起こされているか、というところから考えてみましょう。

 

腰痛や寝違いや五十肩など、どこかでけがしたわけでも

ないのに自然発生的にでてくる痛みは、内臓の不調が

かかわっていることがとても多いものです。

 

胃が悪くて首が痛くなったり、腎臓の疲れで腰が痛くなったり

というように。

 

ですから、痛みをとっていくときにも、内臓のケアをしていくと

簡単に改善させることができます。

 

胃の元気を回復させたいというとき、胃と関連のある

ツボに、はりやおきゅうをします。

 

胃関係のツボもたくさんあるのですが、要穴といわれる

大事なツボは膝から下に多くあります。

 

ですから、足の膝から下にお灸をすえることになります。

 

神経の密度は、体の末端にいくほど密になっています。

 

ですから、末端にはりきゅうをしたほうが効き目が良いという

のも理にかなっています。

 

そんなわけで、要穴は膝から下と肘から先に集中しています。

 

さて、じっさいにはりきゅうをするとどんな変化が体におきるのでしょうか。

 

はりでもおきゅうでもだいたい同じなのですが、はりきゅうを

すると、その場所に体が注意を向けます。

 

それは、体を守るための反応です。

 

体に傷がついたり熱くなったりすると、えらいこっちゃということで

なんとかしようとするわけですね。

 

そして、そこにエネルギーを集めます。

 

どこからでしょうか?全身からです。

 

胃のツボの場合、胃の関連のあるところに、エネルギー(気)

が集まることになります。

 

このエネルギー的分布の変化が、まず胃の元気を回復させ、

それにより胃の不調から引き起こされていた症状も改善されます。

 

そういったしくみで、体は楽になります。

 

このとき大事なことは、全身のエネルギーの合計量が

増えたわけではないということです。

 

単に、エネルギーのバランスが良くなったということです。

 

ですから、あまりに全身的疲労が大きいと、なかなか体は

改善していきません。

 

全身のエネルギーの総量をふやすこともまた、とても

大事なことです。

 

そのために大事なことは、とても単純で、早く寝ることです。

 

ぎっくり腰になって動けないことは、ある意味体を強制的に

休ませてくれているともいえるでしょう。