「ぎっくり腰以外の症状」カテゴリーアーカイブ

首の症状や頭痛、交通事故損傷など、ぎっくり腰以外の
症例について投稿します。

鍼灸の効果、整体の効果

この半年でかなりエネルギーへの感覚が

鋭くなったので、その感覚で検査・施術していると

細かな歪みも拾えてしまうので、逆に施術終了までの

時間が非常に長くなっています。

 

これはホント、こまった問題でした。

 

先日ふと、鍼灸施術の際にやっている検査を整体施術の

検査の前後にやってみました。

 

すると、細かな問題は整体施術で概ね解消されてしまう

ため、鍼灸施術で対処しなくてはいけない問題が、かなり

減ってしまうことが分かりました。

 

鍼灸施術に使う検査というのは、僕の場合臓器のエネルギーの

検査ということになるのですが、内臓の不調というのは、

例えば腎臓が疲れると胃のエネルギーも弱くなるといった

ように、他の臓器へも大きく影響が及びます。

 

ですから、不調になってから時間が長くなればなるほど、

不調を抱えた臓器が増える傾向があり、そうなってくると

最も大きな問題を抱えた臓器がどこなのか、判断が非常に

難しくなってきます。

 

結果、対処すべき臓器を多くせざるを得ないことが

よくあります。

 

でも、先に整体で骨格の調整をやると、他の臓器の影響で

不調のサインを出していた臓器は「ケアしてくれ!」

と訴えなくなります。

 

その後で、まだ不調を訴えている臓器だけにアプローチ

すれば、症状・体調はグッとよくなります。

 

最近は施術が鍼灸に大きなウェイトを置いていたのですが

整体も使い方次第なんですね。

 

さてここで、一つの疑問が生じます。

 

整体だけで施術している人は、内臓問題も解決

できるのか?

ということです。

 

鍼灸を抜きにした僕の今の整体技術だとかなり困難だと思うので、

多くの整体師にとっても、内臓問題は解決が難しいのでは

ないでしょうか。

 

手だけで症状を改善している整体師は、本当にすごい

なぁと感心します。

 

また鍼灸術の威力の大きさには、毎回励ましてもらって

います。

 

でも近い将来、鍼灸なしの施術で体調を改善していけたら

いいなと一つの目標にしています。

胃袋の位置を上げる施術

もう亡くなりましたが、昔岸和田に凄い整体の先生がいました。

 

長尾先生という方です。

 

その先生の治療所はお寺みたいな建物で、施術料5,000円も置いてある

箱に自分で入れるというお賽銭みたいなスタイル。

 

施術室に入ると、10畳くらいの部屋でカーテンなどの仕切りもなく

部屋の壁際に患者さんが座って順番を待ち、先生は順番待ちの患者さん

達の目の前でどんどん施術をこなしていきます。

 

一人当たり1~2分くらい。

 

何をするのかというと、まず患者さんをよしよしとハグして、

そのあととても弱いタッチで首を左右に

「バキバキ」

とやります。

 

これがまた、すごく弱い力で押したのに首がバキバキなるので

凄く不思議です。

 

で、その後患者さんにより個別の操作をすることもありますが、

基本的には以上で施術終了。

 

なのに患者さんは症状の変化を聞かれて

 

「え?治ってる!?」

 

という反応。

 

そんな反応が何人も続いていきます。

ぎっくり腰の人なんかも全く症状がなくなったり

します。

 

すると、その様子を見学している患者さんたちも、なんだか

楽しい気分になってきて、ニコニコしてしまいます。

 

まさに神業という手技ですが、その効果の秘密を先生亡きあと、

お弟子さんが公開されています。

 

それは「胃を正常な位置に戻す」ということ。

 

もちろん先生のパワーはそれだけではないと思うのですが

それが劇的効果の主要な要素だとか。

 

実際に胃の問題というのは体調に大きな影響を及ぼして

います。

 

ぎっくり腰になったとき背中を伸ばせなくなる人がいますが、

そんなとき胃のケアをするとその場でまっすぐ伸ばせるようになります。

 

また五十肩などのうずく症状や、起床時や長時間の姿勢保持のあと、

体が動かしにくかったり痛みがでる人も胃が原因であることが

非常に多くみられます。

 

なかなか症状が改善していかない人の胃のエネルギーの流れを

少し詳しく調べてみると、やはり大きく乱れているケースが多い

ようです。

 

胃の位置の問題、確かに一理あり。

 

でも長尾先生のお弟子さんはこうおしゃっていました。

「胃が元の位置に戻っても、あなたが怒ったりすると

また下がってしまいます。」

 

ふーん、こまったもんですね。

 

はり・きゅうでのケアなら、段階的にでも胃の位置を正常化

していけるのではないかと考えています。

頭への鍼をやらない理由

つづきです。

 

頭への施術は、骨を操作することで結構やってきたのですが、

その施術で改善する人はいても、効果としてはまだまだささやか

だったのだと思います。

 

頭に鍼をする場合には、頭のどのツボが問題になっているのか

触ってはっきりと認識する必要があります。

 

それがかなり、難しいんですよね。

 

腕や背中などのツボの場合、筋肉の状態でどこが問題になっているのか、

触ってみて判断することがある程度可能です。

 

でも頭の場合にはほとんど皮膚のすぐ下が骨なので、そんな判断方法は使えません。

 

結局、「気」の感覚で判断するしかありません。

 

僕も少し前まで、それができなかったのですが、いつのまにか

できるようになっていました。

 

これも、自分の頭蓋骨を調整して頂いている成果なんでしょう。

 

そこでさしあたり、頭のツボで状態の良くないもの、エネルギー的に

歪んでいるものを全部、問題のない状態にしてみました。

 

すると、脳みそ自体がかなりリラックスすることがわかったのです。

 

脳の緊張は徐々に増していく場合も多いので、そのこと自体を

自覚できない人もまた多いようです。

 

ただ、その状態を眠りの質の低下として感じておられる人は

多いと思います。

 

眠れるようにしていくと、全くケアしていない腰や足も

どんどん改善していくこともあります。

 

五十肩など、痛みの取れにくい症状にもかなり効果が

あるようで、そういった症状は体の構造自体よりも、

脳の緊張と痛みとの関係が大きいのかもしれません。

 

頭のケアが上手くいけば、改善できない症例もグッと

減るように思われます。

 

脳の緊張を考慮すると、

あんまり何も考えない方が良いってことでしょうか?

 

毎日を楽しく過ごせるといいですね。

 

 

 

 

ひずみを治すのではなく、ひずみを治せる体に

とても寒い毎日が続いていますね。

大阪の冬ってこんなに寒かったっけ?と思うくらいです。

 

寒さから引き起こされるタイプのぎっくり腰になった

方が一日にお一人程度こられている今日この頃。

 

当院では、頭へのアプローチを加えて施術

させて頂いている患者さんが多くなっています。

 

施術方法は鍼か、微弱電流を流す機器で

頭部のエネルギーを均一にしていきます。

 

エネルギー?と思った方は、頭皮の血流や、

頭皮の電気的傾向を一定に、と考えて頂いたら

いいと思います。

 

そうした状態にすると、脳がリラックスした状態に

なります。(なると思われます。)

 

体感的には施術後、頭がスッキリします。

 

そして、夜に眠りやすくなります。

ここ、重要ポイントですね。

 

慢性的な症状のお持ちの人は、眠りの質がよくない

ケースがかなり多いようです。

 

眠りの質が悪いとどうなるか。

 

人は昼に活動しているとき、だれでもいくらか歪みが

増していきます。

 

そして、昼にひずんだ体を夜の休息で元の状態に

戻していきます。

 

つまり、回復していきます。

 

夜うまく眠れないと、この回復力が弱くなり、昼にひずんだ

分を夜に解消できなくなります。

 

それが何日も続けば、毎日少しづつ歪みが増していく

ことになります。

 

そしてどこかの時点で痛みがでてくることになります。

 

ですから、ひずみを解消していくには、

 

・昼に歪まないように楽な生活をする

・夜にひずみを大きく解消できるよう、よく眠る

 

といった対応が妥当です。

 

もちろんここで、整体などでひずみを解消するという

選択肢もあります。

 

でもせっかく整体でからだのひずみをとっても、

昼の活動量が多くて、夜の眠りの質が悪いと

また歪んできてしまいます。

 

その展開だとなかなか体が良い状態で安定してくれません。

 

ですから、体の回復力を大きくするために、眠りの質を

上げないといけません。

 

言われてみれば当たり前ですが、眠りやすくなって

改善していく患者さんを見るまでは、そんな視点は

僕にもあまりありませんでした。

 

なんで今までそんな施術をしなかったのか、

とも思うのですが、実際には少し前まで、頭への

鍼ができなかったんですね。

 

つづく

 

 

 

腎臓の疲れが足の裏の痛みを引き起こす

いままではなかったことですが、ここ2~3週間のうちに、

足の裏が痛いと訴える人が5人くらいいました。

 

足の裏の痛みは、足底腱膜炎と呼ばれたりしますが、

そんなに頻繁におきるような症状ではありません。

 

一時期にこんなにも足の裏の痛みを訴えるひとが来たことは

たまたまかもしれませんが、そういう症状が特に起こりやすい

気温なんかの条件が重なったのかもしれません。

 

さて、この足底の痛みですが、原因はシンプルで

腎臓の疲れのようです。

 

何度か書いていると思いますが、腎臓は寒い時期に

とても疲れやすい臓器です。

 

鍼灸の学問では、足底にはツボは1つしかありません。

 

マッサージ屋さんなんかに掛けてある足裏と臓器の関連図

は鍼灸の理論ではなく、何か他の医学からの出典だと思います。

 

足裏にツボは1つしかないはずですが、実際に感覚的に調べて

みると、お灸をすえれば効きそうなところが3か所以上ある人が

多いようです。

 

実際にそういったところにお灸をすえると、結構おおきな効果が

得られます。

つまり、意外に簡単に解決することが多いようです。

 

気功に九守功というのがあり、9つの場所(ツボ)に一定の

順番で意識を向けエネルギーの出入りがしやすいように

開いていくと、エネルギー的に全身が整うという方法があります。

 

そのうちの2つが足の裏と手の平です。

 

鍼灸師で、この二つの部位に施術している人はおそらく少数

だとおもいますが、とても大きな効果が得られる可能性があります。

 

特に足の裏の状態は立っているとき全身に大きな影響が

あるので、非常に注目しています。

 

足の裏は鈍感なので、もっと熱いお灸を取り寄せる予定です。

 

体がやってほしい順番でやってあげる

これまでにも、いろいろと学んできましたが、

今取り組んでいる頭蓋骨の調整の手法は、やっぱり

一番すごいです。

 

後頭部を詳しく調べることで、頭蓋骨が大きくなったり

小さくなったりする動きを、どんな問題がジャマしているのか

知ることができます。

 

その際、ジャマしている要素が一つづつ順番に現れてきます。

 

初めの一つを解決すると、次の一つがでてくる。

その一つを解決すると、また次の一つがでてくる。

 

つまり、体がまず解決してほしい問題から、順番に

教えてくれるのです。

 

体にとって、やってほしいことをやってほしい順番で

施術してもらうことは、とても大きな意味を持つようです。

 

施術の効果がどんどん体を変えていきます。

 

そして、頭の動きをじゃまする問題が全部なくなると、

非常に高い確率で主訴も改善しています。

 

あたまが大きくなったり、小さくなったりする動きで

頭の中の水(脳脊髄液)を脊髄へ送り出す運動を

「一次呼吸」

といいます。

 

普段鼻から吸って肺に空気を送る呼吸は

二次呼吸といいます。

 

一次呼吸は胎児の段階ですでに始まっている

生命活動に直結した運動です。

 

頭の動きをジャマする問題を取っていくことは、

一次呼吸をより健康的に、力強く回復させることになり

体が治る力を強くしてくれます。

 

頭の動きをジャマする問題の大部分は内臓の疲労や不調なので、

ついでに内臓の問題も改善していくことになります。

 

後頭骨を道しるべにして施術することの意義はとても大きいです。

 

こんなに便利な検査法があったのかぁ、びっくりだなー

というのが感想です。

 

そしてまた、こんな方法を見出した人には大変感謝している

毎日です。

 

それに加え、難解ともいえるこの検査法と、自分の感覚がマッチした

ことには感激しています。

 

今後もこんな感激があればいいんですけどぉー

 

 

 

 

夏バテは消化器の疲労?

去年は夏の暑さがなかなか薄らいでくれなかった

ように思いますが、今年は早めに涼しくなってきている

のではないでしょうか。

 

暑さが一段落すると、当院の忙しさも一段落します。

ぎっくり腰で来られるひともかなり減ってきました。

 

 

最近になってどこかが痛くなって来院された人をゼロサーチで

測定すると、膵臓の疲れている人が多いことに気が付きました。

 

秋本番・食欲の秋、までには早い時期ですね。

 

秋になれば言葉の通り食欲が旺盛になるのですから、

消化器系の働き・調子は上向いていることになります。

 

でも、暑さが薄らいで体もかなり楽になっているのに

膵臓の元気が低下しているのはちょっと不思議です。

 

それはなぜなのかなと考えていると、どうやら腎臓の回復と

関係があるようです。

 

腎臓は基本的には冬に弱りやすい臓器ですが、夏の暑さでも

非常に弱くなることがゼロサーチの測定で分かります。

 

最近の涼しさで、腎臓の疲労はみなさんかなり回復してきて

います。

 

膵臓と腎臓はお互いに弱めあう関係なので、腎臓の元気良さの

回復は、万全でない状態の膵臓の調子を低下させます。

 

このバランスの変化が「夏バテ」の正体かと思われます。

 

ですから今の時期に体の調子があまり良くない人は、少し控えめに

食べておいて、秋本番にむけて消化器の調子が上向いてくる

のを待ちましょう。

 

もうすぐ、しっかりと食べられる季節がやってきます。

 

おいしい季節がもうすぐそこです。

めまいは頭蓋骨の機能不全?

めまいを症状改善の主目的として施術することは

ここしばらくありませんでした。

 

たまに、他の症状で来院された方がめまいの症状もおもち

なことはあり、他の症状を改善させるために行う施術で

同時に改善されるので、今の施術スタイルになってからは

めまいの原因について考える機会がありませんでした。

 

でも先日、頸椎1番(背骨の一番上の骨)の調整をしたあと

めまいの起きた方がいました。

 

ここの調整でめまいがおきたのはそれが初めてです.

 

そこで、頭蓋骨を調べてみました。

 

すると、耳の穴が開いている骨(側頭骨)の一方が

内側に凹むように入り込んでいて、動きが出ていない

ことがわかりました。

 

そこで、外側に引っぱり出して動きがでるように

ちょうせいしたところ、めまいはとまったとのこと。

 

昔は骨の動きがあるのかないのかが分からなかったので、

今回のような事がもし起きていたら、なぜそうなったのか

分からずに困っていたと思います。

 

でも、今回のことでめまいと頭蓋骨の関係が少しわかりました。

 

めまいには、目がくるくる回るものとふわふわしたように感じるもの

(中枢性と末梢性と言ったりします)の2種類があると言われています。

 

ふわふわ感じるめまいは、かつてうまく改善させられなかった事もあった症状ですが

うまく体を調整できれば、簡単に治せる症状かもしれませんね。

 

 

舌の色を見てみる。黒は危険!?

当院では東洋医学的な診断をすることが多いので、

舌をみせて頂くことは基本的な検査です。

 

舌を見て得られる情報は結構たくさんあり、

体の熱の状態や水分の多寡、体力の消耗、

内臓の状態など。

 

たくさんの人の舌をみていると、ごくまれに

舌のこけが黒くなっているひとがいます。

 

これは、分かりやすく言うとちょっと危険な体調

です。

 

僕が学生だったころは、腕利きの先生に、

 

「舌のこけ(舌苔)が黒い患者さんがこられたら、君たちみたいな

未熟な術者はかえって体調を悪化させてしまうから

断るように」

 

といったような趣旨の指導があったくらいです。

 

 

 

「なんで黒くなるのか?」

というと、カンジダ菌が増えて硫黄化合物が多く作られ、

これと血液中のヘモグロビンが結びついて黒色になるんだとか。

 

ちなみにカンジダ菌というのはカビの一種です。

 

では、どんな人にカンジダ菌が増えてしまうのかというと、

抗生剤を服用することの多い人や、避妊用のピルを使っている人、

きつい食事制限によるダイエットをしている人、体力や免疫力が著しく低下している人

など。

 

このなかで特に問題になるのは、「体力・免疫力が著しく低下している人」

ですね。

 

肝炎の治療などで強い薬剤を投与していて、体に大きな負担がかかっている

場合にも一時的に免疫力が低下し、舌が黒くなることがありますが、

普通に生活をしているのに黒い場合、体の中で大きな問題がおきている

可能性が強く疑われます。

 

鏡で舌をみてみてもし黒かった場合、一度病院で検査を

うけてみたほうがいいでしょう。

 

 

 

頑丈な人が重症になってしまう理由

生まれつきの体の強さは、個人差がとても大きいです。

 

本当に頑丈な人は、80代になるまで

どこも痛くなったことがなかった、という人もいます。

 

逆に虚弱な人の中には子供の頃の体育の時間は

決まって見学で、運動らしいことをしたことが無いという

人もいます。

 

でも、頑丈な人の中にも、とても体調を悪くして来院される

かたが意外に多くおられます。

 

それがなぜかというと、

「どんな行為が体に負担をかけているのかが全然わからない」

からです。

 

逆に虚弱な人の場合、冷たいものを飲んだときや、

少し夜更かしをしたときにすぐに体調が悪化する

ことで、どんな生活をすれば自分の体調を良い状態で

維持できるのかが明確にわかるようです。

 

いくら頑丈な人でも、負担が重なれば調子がわるくなります。

 

それでも痛みにも強いので、治療院に来られるのは

体がボロボロになってからというケースがよくあるのです。

 

痛みに強い人が、ひどい痛みなどを感じたときには

生活を見直す良い機会です。

 

たまたま痛くなったんだとは思わないようにしましょう。

 

逆にあまり体が強くない人は、自分の体をよく理解して

うまく生活していけば、痛みの無い快適な生活を続けていけます。

 

なかなか治らない痛みをお持ちの方は、生活習慣の中に

回復をじゃましている要素のあることが普通です。

 

自分の習慣を一度疑ってみましょう。