「ぎっくり腰以外の症状」カテゴリーアーカイブ

首の症状や頭痛、交通事故損傷など、ぎっくり腰以外の
症例について投稿します。

中国三千年の力

コロナの感染者が徐々に減ってきています。

でも、感染者数自体はかなり多い状況が続いています。

うちの治療院にも、感染症の後遺症の解決のために来られる人が出てきています。

その人たちの体を調べてみて分かったことは

「脊髄の活性度が極端に低くなっている」

ということです。

単純に考えて、脊髄にまでウイルスが侵入したという事のようです。

「そんなのありえない」

と思う人も少なくないと思います。

でも例えば、結核菌が脊髄に達するとたんなる肺結核に「カリエス」という病態が加わってきます。

詩人の正岡子規がかかったことで有名ですが、とんでもなく痛いのだそう。

今回のコロナの場合でも、鼻水程度で治まった人の脊髄は通常の状態のままでした。

後遺症が残るということは、深くまでウイルスに侵入されたということになるように思われます。

脊髄の活性度が極端に下がっている人は、食中毒にかかったひとでもみたことがあります。

ただこの人の場合、脊髄の活性度低下はあっても、体調はすでに回復しているようでした。

侵入してくる病原菌・ウイルスの種類にyよって、引き起こされるトラブルも違うのでしょう。

コロナの後遺症でこられた人のうち、1名は結構難しくて、これまでに4回施術させて頂いています。

3回目まではひじょーにささやかな成果しか得られていません。

そこで4回目の時には、最近あらたに調べだした検査をやってみました。

それは

「今症状の何割が回復しているのか」

を体にというか、あっちの人に聞いてみるというもの。

この検査は結構役にたっていて、現時点で何割、あすには何割、と若干の予測も可能であります。

現時点でもし1割の回復でも、明日に5割になっているのなら、施術を終了してもある程度成果はでるということになります。

この患者さんの場合、この検査をすると成果が1割以下、明日の時点でも回復が進んでいないという結果になりました。

ほぉぉ、やはり手強いでござんすね。

で、何がまだ足りないのかと調べますと、硬膜が尾骨のところで引っ張られているという問題がありました。

脊髄のエネルギーの流れの強さには、それを包んでいる硬膜の状態がおおきく影響するようであります。

ということで、ここを解決すると6割くらいの回復という反応になりました。

これは期待大であります。

実際に良くなったのかどうか、次に来られた時のお楽しみ。

さて世界では、相変わらずウクライナのピンチが続いています。

たまにプーチン氏の精神状態を調べたりしているのでありますが、

開戦後、一時かなり悪化していた精神状態が、最近ではかなり平常時の状態に回復してきています。

悪魔のような所業は、そんな精神構造が可能にしているのかもしれません。

と、ついでに習近平氏も調べてみました。

するとなんと!!

なにかにブロックされて調べられないではありませんか!

なぁるほどぉ、これが中国3000年の力、気功の本場の秘術でありますな。

それならばと、台湾の際英文氏も調べてみるとやはり調べられない。

気功の高度なスキルを持っていた人の多くは、文化大革命の時、古典文化の抹殺を警戒して台湾に逃れたという話があります。

やはり台湾にも同じかもしくは同等の術があるようであります。

であるならわれらが岸田総理はどうか。

むぅ簡単に調べられる。

これはいかんですね。

なぜって、外から調べられるということは、何らかのアタックを受ける可能性があるということだからであります。

われらが陰陽師殿はなにをしているでありましょうか。

と思いきや、天皇家ご一家はやはり調べられない感触。

おぉ、やはり陰陽師殿はおわしますのか、ありがたし。

というわけでありまして、このあたりで今回の奇天烈話はしまいであります。

地震の被害にあわれた方々もお頼みしまずぞ、みくまりの神様、不動明王様、宇宙の真理殿!

「やや」治る

ワタクシ共の仕事というのは、言ってみれば「治るのか治らないのか」だけが本質であります。

そのためワタクシの考えの中には。よほどの重度な症状以外は「徐々に改善させましょう」とか「気長にやっていかないと仕方のない症状ですね」とか、はたまた「メンテナンスに通ってください」とかいった、なにかをコネコネしたような複雑なものはないのであります。

とはいえ、患者さんもワタクシも、一体どこを目指して進んでいるのかが良く分からない展開になることも、稀ではあるのですが出てくるので、世の中というのは不思議なものであります。

新しく来られた患者さんへの施術がどんな展開になるのか、それを知りたいがために、最初の段階で

「この人を治せますか」

とあっちの人に聞くことにしました。

特殊な要素がなければ

「治せる」

となりますし、そうでなければ

「やや治せる」

お手上げなら

「治せない」か「やや治せない」と答えが返ってくるようであります。

「やや治せる」より下の「わずかに治せる」とかの判断であれば、患者さんが期待されているような成果を得ることはかなり困難なようであります。

逆にはっきりと「治せる」との答えであれば、何も心配せず施術にとりかかることができるのであります。

そうであるはずなのであります。

なのに、なかなか改善が進まないケースがでてきてしまったのであります。

「肉体だけの問題なら全部治せますから」とか豪語したのがいけなかったのでしょうか?

豪語した次の瞬間失敗してしまっているという、言ってみればいつもの展開なのであります。なんてことでござんしょうか!

しかも症状は「完全に見切ったわね」とか思っていた五十肩。

一体どうなっているのだ、今回の五十肩は。

またまたあれこれと試行錯誤していて、急に分かったことがありました。

それは「症状の原因をさぐる」のではなく、「症状がでてきた後に、症状により引き起こされたこと」を調べてみる必要性であります。

症状の原因と結果があるとして、その結果が引き起こしたさらなる「結果」が、症状の改善を邪魔するという、以前にも遭遇した状況なのであります。

以前は「そうかもしれない」とは考えたものの、今のような検査ができなかったので、推測だけで終わってしまっていた案件であります。

何回か通っていただいている患者さんについて、「原因と結果のどっちを調べるのか?」と聞くと、「結果」という返答が多いことが分かりました。

おそらくいつも、「深い原因」にばかり意識を向けていたことによるものだと思われます。

ほぼ症状が解決しているのに、違和感や若干の症状が残ってしまうことがあるのは、こういう理由だったのであります。

ちなみに、今回の患者さんには、意外な部位に組織の強固な癒着が起きていたのでありました。

今回の発見で、突発性難聴や耳鳴りの治りにくい理由が、すこし似た機序によるものだと分かりました。

これら耳の症状においても、必死になって原因をさがしていたのでありますが、それだけでは改善させられないことがしばしばあります。

それは症状が起きたときに、同時に耳の構造の外側にも炎症が起きていて、その炎症が癒着や壊死のような病変を形成するからのようであります。

これでもう、耳鳴りもビシバシ改善させられるはずであります。

ところで、「やや治る」との答えが返ってくる理由でありますが、大半は人間存在の「霊的」な部分や、それよりもっと深い領域に不具合が生じているからだと分かっています。

ワタクシのようなややこしい体の場合は、当然そのあたりにも不具合があり、手技以外の方法はあるものの、およそ1年をかけて徐々に消していくしか、現時点では方法がありません。

ただ、この領域への施策が、いろいろな「運気」にも変化を生じさせることが分かってきていますし、さらには同じような手法により、「場のエネルギー」も簡単に変化させ、いわゆるパワースポットを出現させることができるようになっています。

そしてそして、この新たな領域への働きかけが、ワタクシの新しい仕事として施術業よりも重要になってくる気配がしているのであります。

やってくるのかビッグウェーブ。待っておりましたよワタクシは。

そしてまた、もっと別の展開も起きてきそうな予感。

ここまで苦しんできた分、突き進むのみであります。

ということで、今後も頼みますぞ、みくまりの神様、不動明王様、告げる人殿!

しびれの原因

昨日の夜中に目が覚め

「熱っ!!」となったワタクシ。

気温が高いための暑い、ではなく体が火照っていての熱いだったのであります。

すぐに体温を測ってみると、全然たいしたことのない微熱。

原因ははっきりしていてワクチンの接種であります。

1回目の接種ではほぼ反応なしでしたし、接種前に2回目のワクチンと体との相性を調べてみてもそれほど悪化していなかったので、午後の施術も普通にこなしたワタクシであります。

でもやはり、夜になってその影響が出てきたということになります。

さてこの状況への対処として何が良いのかと調べましたら、たんぱく質の補給というのが一番効果が高いようでありました。

毎日プロテインを昼ご飯前に飲んでいるのですが、昨日は接種から帰ってきた後時間がなくて、昼ご飯も食べられなかったのであります。

他の人の場合も調べてみましたら、たんぱく質の補給はどんな人にも接種後の反応を低く抑えるために効果がありそうに感じます。

普通の食品でしたら、人により卵・牛乳・豆腐のどれかが必要です。

どれが良いのかわからなければ全部たべてみましょう。

卵なら3つ、豆腐は一丁、牛乳は250ml程度必要です。

みなさまの接種後の体調悪化がないよう願っております。

さて今日のトピックは、たまには症状についても書いた方が良いかもということで、「しびれ」についてであります。

痛みと比べてしびれは、解決が難しいように認識されています。

それが何故かといえば、しびれがどこの部位の問題から起きてきているのかがなかなかわかりにくいから、ということなのであります。

少し前に指の腱を切って手術した後、自分でかなり指の調整をしていたのでありますが、その際に局所のしびれがしばらく続いたので、かなり細かく調べてみて、なるほど難しいのも無理はない、と感じたのであります。

しびれは神経が引き起こすものだと考えられていますが、実際にはそれだけではなく、リンパ管・血管のトラブルもおなじような感覚を引き起こします。

この細長い3本の組織にうまくエネルギーが通っていればしびれは起きないので、しびれのある所の神経・リンパ・血管のうち、何本にエネルギーが通っているのかを確認します。

0の場合も2の場合もあるわけですが、0の場合、どこかの関節とか筋肉などの結構大きい構造に問題が生じていて、全部の流れが無くなっていると推測されます。

この状況なら、ある程度のスキルのある施術者が全身を調整していく過程でしびれもおのずと解消されていくことが多いと思われます。

それに比べて2の場合、例えば血管がどこかの部分の些細な不調でエネルギーが通っていないこともあり得るわけでありまして、それがどこなのかを調べるにはかなり繊細な検査での感覚が求められことになります。

痛くないし、大した支障もないからまぁ大丈夫でしょう、ということにほとんどのケースでなってしまうと思われます。

ところで、痛みがあるところや不調のあるところを調べると、この3本のうち必ず1本以上にエネルギーが通っていない状況が見いだされるようであります。

それが神経なのか血管なのかリンパ管なのかを調べて、エネルギーが通わない原因を探ると、症状の解決にとても役に立ちます。

なかなか改善できない症状の場合には、これらにエネルギーが通っていない原因と、生まれつき持っているダメージだとか、何十年も前に負ったダメージに関りがあることがとても多いようであります。

やはり昔からずっと持っているダメージほど、体調改善につながる大きな意味合いをもっているということに今回もなってしまうのでありました。

最近では、生まれてくる以前からすでに心にダメージを追っている人もおられるように感じるようになってきました。

人という存在はとことん不思議なものであるようです。

ですから、良いことも悪いことも、あなたの手柄や責任ではないのであります。

良い出来事には感謝を、悪い出来後には思い悩まないように、できたらいいなと思うのであります。

というわけで、今後も頼みますぞ、みくまりの神様、不動明王殿!

精神の問題とアレルギー

今日のトピックは、精神とアレルギーは関係が深い、とかいう趣旨ではございません。

まぁ、そんな説が根強いことは認識していますが、今のところその説を実効性のあるメソッドにまで落とし込めている手法がなさそうであります。

今回はただ、体への影響の出方がすごく似ているという話なのであります。

こやつら、精神的なトラブルとアレルギーは、モグラたたきのモグラのようにふるまうことが、生命力を調べているとわかります。

例えばワタクシは横綱級アレルギー体質でありますが、通常の生命力は3000以上になっています。

通常1000くらいあればお元気な体調という、ワタクシの感覚によりはじき出す一つの目安の数値であります。

この3000という状態から、生のエビを食べて口の中がなんだかおかしな具合になった時のことを、単に「思い浮かべる」と、一気に10くらいまで急降下します。

単に「思い浮かべた」だけなのにであります。

人の脳みそは、リアルと想像の見分けがつかないというのはどうやら本当のようでありますね。

梅干しを食べるのを想像しただけでつばがでてくるのと同じ現象です。

急降下したのは、体に入ってきた刺激に対してうまく適応できていないことを表しています。

ワタクシの場合はそれがアレルギー反応という形で出てくるわけでありまして、その瞬間10という数値になっています。

何かの精神的な問題をもっている人が、その問題について考えると、同じような変化がおこります。

つまり生命力が急降下するのでありますが、少し違う点は、数値が測定不能になることもある、ということです。

測定不能というのは、体の周りのオーラの領域といいますか、エネルギーの領域にすぐに対処が必要なエネルギーの停滞が起きているときの反応ですが、言ってみれば精神面がうまく適応できていない状態を表しています。

精神的な問題の場合は、このエネルギーの問題を解決した後に測定可能になった生命力を調べると、やはり大幅ダウンとなっています。

つまり精神面だけでなく、体のどこかにもうまく適応できていないところがある、ということになりますが、ここではとりあえず「急落する」という反応について話を進めます。

生命力が急落しているとき、体の状態はつい数秒前とは全く違った状態になります。

ですから、体がワタクシに求めてくるケアも、全く違うものになります。

アレルギー反応の場合、ホルモン系もしくは免疫系のどちらかがうまく機能しなくなっているのですが、それらが機能しない原因は他の部位にあって。そこをケアしてほしい、という反応になることが多いです。

精神面の問題の場合は、まず空間のエネルギーの対処をして、そのあと体のどこかのケアをしてほしいという反応に、だいたいはなるようです。

つまり、通常の状態で患者さんをケアしても、アレルギーの問題がなかなか解決されないのは、体にアレルギーの問題が表面化していない状態だから、という可能性が高いのであります。

ただ、こういう操作をやっていると、ワタクシでも「これはまずいんじゃないか」と思う部分があります。

例えば患者さんに、何かを想像してもらって、空間のエネルギーに何かの反応が出てきたとして、それってワタクシだけが感じている反応であります。

いくら説明しても。「はぁ、そうですか・・?」みたいな、何を言われているのかがもうひとつ理解できないという患者さんが大半でしょう。

この施術者が言っていることが本当だったんだ!

となるには、アレルギーやら精神的な問題やらが、はっきりと改善する必要があると思われます。

でありますが、こやつらもぐら族はなかなか手強い種族でありまして、根絶は至難の業かも。

そして精神と関わる問題については、ワタクシが外からケアすると同時に、患者さん本人の、心の中でのイメージ療法のような取り組みも必要になることが多いように感じだしているのであります。

どんなイメージ療法がいいのかを探し出すのがこれまた、なかなか骨の折れる作業なんであります。

なんでしょうか、今回は単なる愚痴の投稿になったのでありましょうか。

どうでもいい話ですが、さっき「作業」と打ち込んでいて、昔アルバイトの面接で即採用になって、作業着を受け取りました、と書面に書いてくれと言われたとき、「作」の字が出てこなくてすごく恥ずかしかった出来事を思い出しました。

最近は出先で漢字を書くということがまずないような時代ですけど、ますます漢字を忘れていきそうな気もするのであります。

あぁぁ、思い出があまりにも昔になっていくぅぅ。

2000年って、すでに20年以上前ですって。

噓でしょ?

「できもの」の下

とうとう大阪にも緊急事態宣言が出されました。

うちのお隣の居酒屋さんも、1か月ほどお休みされるそうです。

そんなわけで、うちの治療院も暇な状態になっています。

今ちょうど、院内のリフォームを計画しておりまして、その費用の3分の2を補助金で賄える制度があるということで、申請資料を作成中。

ですから、余った時間を有効利用している格好になっておりますですね。

申請が通るのか通らないのかはともかくとして、3分の2って、すごくないですか?

100万円使っても自己負担33万円ですむということであります。

なんとしても申請を通さないといけません。

単なるリフォームでは申請が通らないので、施術の方向性の見直しやらも同時に考えています。

もっと精神緊張を下げることを念頭に置いた施術とか、室内環境にするつもりです。

これまでぎっくり腰でたくさんの患者さんにきて頂いたのですが、もうそろそろそれもおしまいにします。

ぎっくり腰治療は大変な割におおむね一回の施術で終わってしまうので、治療院の安定経営にあまり寄与してはくれないのです。

もっと難しい症状を、ある程度時間をかけて解決していきたいと思います。

さて今日は「できもの」の話。

背中とか足のうらなんかにできている「できもの」がなんとかならないかという相談は結構多いです。

以前は「皮膚科の領域」という認識でしたが、実際にはそうでもないのです。

「できもの」が大きくなっていく場合や、以前は痛くなかったのに痛くなってきたという場合には、「できもの」の下にある骨格に不調が起きています。

関節がうまく動いていなかったり、骨自体のエネルギーの流れが止まっていたりします。

ですからそれを解消すると、痛みがとれたり、気にならなくなったりします。

ただ、背中でとても大きくなった「できもの」はすぐに小さくなることはないようなので、簡単な手術も選択肢にはいってくると思われます。

「できもの」がそれなりに硬いものの場合、その硬さが周辺の関節の動きに悪影響を与えることもあるようです。

イボでも腰痛でも癌でも、問題を作り出すものは「流れの悪さ、停滞」です。

体のエネルギー、血流、精神のエネルギーが滞りなく流れていれば、病気にはなりにくいと考えられます。

大人の場合だと、手のひらで胸郭を順番に押してみると、全部の骨が制限なく動いている人はとても少ないです。

特に乳がんの病歴のある人や呼吸器疾患の人は胸郭の動きが悪いですね。

肉体的・精神的負担、緊張から、どこかに流れの悪いところ、動きのスムーズではないところができてしまいます。

理想的な生活って、どんなものなのでしょうか。

今読んでいる本によれば、無欲こそが偉大な智慧とのこと。

なるほどぉ、でもぉ、程遠いぃぃ。

でもま、そんな不完全な状態も、一つの過程として悪くはないですね。

どんな人も、終着駅に向かって進んでいる、そう信じておりますから。

自転車を乗れるようになるにも、多少のケガは必要。

乗りこなすのが「人生」ともなれば、とてつもない犠牲が必要であります。

良い失敗をして、前に進みたいものであります。

という訳で、今後も頼みますぞ、神様仏様、尊い体験殿!

腱鞘炎と背骨

厳しい寒波と、東京の新規感染者が800人以上!?

なにか明るい話題も少しは聞きたいワタクシであります。

でもま、とりあえず今日は腱鞘炎のはなし。

一口に腱鞘炎といっても症状は様々ですが、例えば腰痛なんかと比べると、腱鞘炎治療の難易度は非常に高いです。

整骨院とか整体院なんかで扱う、痛みを中心とした疾患の中では、おそらく最高難度の一つではないかと思うのであります。

例えば腰痛であれば、1回の施術でそれなりに改善して、生活に支障がない程度に動かせるケースが結構多いです。

でも腱鞘炎にはそれがまずない

最短でも3~4回くらいは必要。

それがなぜ?といえば、おそらく「リンパの流れ改善が必要だから」ということになるかと現段階では思われます。

手首周辺の小さい骨の関節や指の関節を調整することの難易度もさることながら、上半身のリンパの流れを一気に正常化することがとても困難。

なにか良い方法はないものかと思案していたのであります。

もうこれ以上は考えつかない・・、と毎度思うのですが、不思議に3日くらいすると新たな案を思いつくのは、神様仏様のおかげなんでしょうか。

今回もなかなか良い手立てを発見したのであります。

プロテインを10名くらいの人に摂取して頂いて、臓器に起こる不調をとてもシンプルにとらえることができるようになったことによる恩恵です。

一般の方にはあまり馴染みのない臓器に「脾臓」というものがあります。

たいして重要性のない臓器ということで、手術でとってしまっても良い臓器と言われたりします。

そんな脾臓ですが、プロテインを摂取して頂いている患者さんにも、かなり高い確率で不調のサインがでています。

脾臓は「リンパ系」の最大の器官であります。つまりこの臓器に不調がなければ、全身のリンパの流れもある程度維持されていると推測できるかもしれません。

そこで、どんなことが脾臓の不調を引き起こしているのかを調べてみたのであります。

すると、大別して2つの原因があると分かりました。

1つは小腸や胸腺などにアレルギー反応などの免疫機能の亢進が起きている場合。

もう1つは、背骨が一定程度「回旋」していて、背骨の両脇のリンパ管がリンパ液を上手く流せていない場合であります。

特に後者は腱鞘炎の発症に大きく関わっていると思われます。

どんな人にも背骨の回旋は起こりえますが、過重な負担やストレスによる回復力の低下、体の使い方の偏り、などが原因として考えられます。

でもさしあたり、背骨の回旋をうまく解消させないといけない訳でありますが、

脾臓を指標に調整すれば簡単に終えることができそうです。

というのは、背骨に回旋があれば脾臓に不調がでるということでありますから、その不調を示す反応がなくなる箇所を探して調整すれば、回旋も効率よく解消できる、ということになってしまうのであります。

我ながらおりこさんなのであります。

リンパの流れの異常は、特に親指に症状の出ている「ドゥ・ケルバン」などの場合につよく関わっているので、このタイプの腱鞘炎は背骨にも不調があっておこっているということになります。

さてこの手法により、どの程度腱鞘炎が早期に解決できるのか、とてもたのしみであります。

今年も残りあとわずか。

良い調整をして、来られた人には快適なお正月を迎えて頂きたいと思います。

五十肩の人のあばら骨

五十肩で来られる人や、別の症状で来たけど五十肩の後遺症?的な違和感もあるという人は、結構多いです。

五十肩に直接関わっているのは、胃腸の不調や横隔膜、あばら骨の動きの硬さなどです。

発症のメカニズムは省略!します。

で、今回の日記の主役はあばら骨です。

あばら骨の動きが悪くなる理由

あばら骨の動きが悪くなると呼吸の際の胸の動きが小さくなり、結果リンパの流れが停滞しやすくなります。

それに伴い、内臓機能全体の低下や睡眠障害、慢性疲労などが起こりがちです。

ということで、胃腸や横隔膜の働きをなんとか回復させて、あばら骨がスムーズに動くようにしていくことが大切です。

でも、意外に動きが回復しにくいあばら骨があります。

上にあるあばら骨と腕の関係

下の方についているあばら骨には横隔膜がくっついています。

でも上の方にはくっついていません。

ですから、上の方のあばら骨の動きが悪くなる理由は、横隔膜の問題ではありません。

じゃあなんなのか。

それは「腕の骨の不調」なんですねー。

ちなみに、肩こりにおいても上の方のあばら骨の動きの悪さは関係性大。

というかむしろ、ほとんどあばらの問題だけともいえるかも。

で、骨の不調ってなんじゃそら、ってことですが、それは「骨の柔軟性が低下している」ことのよう。

エネルギーで説明すると、骨の中を通っているエネルギーの流れが悪くなっている、と感じますね。

この骨の問題を放置していると、毎回の施術の際に

「またあばら骨が動かなくなっちゃって!」

ということで、こまった奴ですね、との誤解を生んでしまいます。

実は自分の処置が足りないだけなんですけども。

ですから、必要があれば腕の骨や手首や手の骨なんかもうまく調整していかなくちゃあいけません。

最近はそんな操作も、かなりかしこくこなせるようになり、本当にありがたい次第。

あばら問題解決の効能

あばらの問題が一掃されると、いろいろな症状が一気に解決してしまうことも少なくありません。

特に、整骨院をやっている人が苦手にしている「しびれ」なんかにもとても効果大なんでございます。

よく眠れるようにもなりやすく、疲れも回復しやすい。

そして、その状態が維持できれば、新たな痛みがでてくることもとても少なくなります。

痛みのかげに「あばらの不調あり」でございますよ、だんな。

さしあたってのうちの問題は、頭蓋骨が動かせん!ということ。

ここのところ、みなさんの頭蓋骨が硬くなりすぎています。

つまりは、体力が落ちています。

そんな頭蓋骨を動かそうとすると、結構な時間がかかってしまいます。

先日新しい患者さんの頭がうまく動かなくて、10分くらいずっと持ってました。

「この人大丈夫?」

と患者さんに訝しがられるんじゃないかとヒヤヒヤしました。

なんか良い方法ないもんかね、ホント。

腱鞘炎の新しい治療モデル

改善させにくい症状の一つに腱鞘炎があります。

ぎっくり腰なんかだと、一撃で改善してしまう人が結構多いのですが、腱鞘炎の場合はどんなにうまく施術しても、一回で改善することはまずありません。

それがなぜなのか?というと、おそらく発症までのプロセスが長いからだと思われます。

ぎっくり腰の場合は、急な気温の上昇などで一過性の内臓疲労がおこることで発症することがあります。

この場合、痛みゼロから一気にMAXまでいってしまうので一見重症ですが、慢性的に腰痛のある人以外はすぐに改善してしまいます。

それは、内臓疲労が主な要因なので、その疲労が解消されればそれだけで症状も回復するからだと考えられます。

その点腱鞘炎の場合は、一気に痛みがMAXまで上がってしまうことはおそらくないでしょう。

腱鞘炎になった人の体を調べていると、体液の循環が低下した状態が慢性化していることがほとんどのようです。

循環が低下すると、特に夜間に停滞がおおきくなるので、寝てもなかなか疲労が回復しなくなります。

その状態で指や手首に負担がかかり続ければ腱鞘炎が発症する条件がそろってしまいます。

ですから逆に、改善させていくときには体液循環を回復させることをやっていけばいいということで、当院ではそういった対処をしてきました。

でも最近になって、手だけへの施術を週に2回程度繰り返すことで改善できることが分かってきました。

週に2回・手限定で腱鞘炎は治る?

といっても、手への施術の内容はなんでも良いわけではなく、

「骨にたまったダメージを抜いていく施術」

が必要です。

痛めている部分の骨には、説明が難しいですが本来なら溜まっていないようなエネルギーが感じられます。

おそらく言い換えると「骨のダメージ」というようなものかなと思われます。

骨のダメージを取り除く

ダメージのない骨の場合、へし折るような力を加えてもなんの反応もありません。

ただの棒きれのような感触です。

でもダメージのある骨は、へし折るような力を加えると、加える方向により不快なエネルギーがでてくるように感じます。

この不快な感覚がなくなるまで骨をあれこれといじくりまわしていると、最後にはただの棒きれのようになります。

この操作が痛い部位に近い骨全部でおわるとあら不思議、痛みがすごく減ってしまいます。

ダメージ回復には時間がかかる

ただし、この作業は一気には終わらせられません。

結構根気の必要な作業です。

そして、何回にも分けてアプローチする方がトータルでかかる施術時間が短くなるようです。

おそらく、骨自体に回復しようとする反応がおこるのだと思われます。

初めの3回くらいはなかなか効果がわからない場合もありますが、途中から一気にダメージが減ってくるように感じます。

なぜか体液循環も回復

そして不思議なのが、全身へのアプローチをしていないにもかかわらず、体液循環も回復していることがあります。

骨のダメージというのは、「エネルギーの流れにくさ」のようなものかもしれません。

手の場合、体液循環に大きくかかわる臓器である「小腸」と「肺」のエネルギーが流れてきています。

骨への施術でこれらのエネルギーの流れがよくなることで、体液の循環が回復したのかもしれません。

近所の人向き、低料金

この施術法は週に2回くらいは必要なので、近所の方は試してみることができます。

一回あたりの施術時間は15分以内ですが、ほぼ保険内でやるので料金も600円くらいで済みます。

まだ症例がすくないので必ず回復するのかは分からないのですが、料金のことを考えればやってみやすい方法ですね。

慢性腰痛の原因は・・、気の重たい話

先日のパーフェクトクラニオロジー協会のセミナーで、

慢性腰痛とぎっくり腰の原因の違いの説明がありました。

 

パーフェクトクラニオロジー協会の場合は、先天的な歪みと

それに伴う組織の低成長を大きな問題と考えているのですが、

そんなことを考慮しているような整体の体系はおそらく他に

ないと思われます。

 

慢性腰痛の非常に難しい症状の場合、先天的な腎臓の弱さ、

というかもっと言えば虚弱さ、低成長があるとの見解でした。

 

もちろん、それだけで症状がでているというよりは、とても

弱りやすい腎臓が疲労したときに症状がでるということです。

 

ですから、疲労がなければ症状がないわけですが、とても弱いので、

疲れやすくなおかつ疲れが取れにくいということで、年中痛い

というケースがあるのですね。

 

慢性的で、症状がでているのが普通という人の場合、概ね

この先天的な弱さというのが、症状と関連のある臓器に

あると考えて良いのです。

 

現代の医学で、虚弱なものを根本的に丈夫にするような

方法はどこにもありません。

 

症状をとることはできても、芯からかえることはできません。

 

体質改善しますとか言っている漢方薬や鍼灸も、実際には全然

できません。

 

ただ、漢方薬を飲んでいる間、鍼灸施術を受けている間、

症状が出ないようにすることはできるというだけです。

 

ですから、重度の慢性腰痛の方が、何のサポートもなしで症状が

でない体にすることは普通の治療ではできないのです。

 

でも、虚弱なものを芯から丈夫にしていくようなことを本気で

考えて実践しているのがパーフェクトクラニオロジー協会なのです。

 

協会の技術を完全に習得した施術者なら、慢性腰痛も大きく

改善していけるでしょう。

 

まったく施術を受けなくても、ほとんど症状がでないところまで

改善させることも可能です。

 

でも、その技術がとても習得困難なこともまた事実です。

 

先日のセミナーでは、今の時期の患者さんに必要なテクニックを

50人以上の参加者の前で、一人のインストラクターがやってみせる

という場面があったのですが、緊張からかなかなかうまくできず、

大汗をかいておられました。

 

協会に10年以上も参加されている方がです。

 

検査一つとっても、あきれるくらい難しいです。

重症の慢性腰痛を治し切ってしまうには、そんな高度な技術が

求められます。

 

一方ぎっくり腰の場合は、一時的な臓器の状態の悪化により症状が

起きていますので、さしあたり、臓器の疲労さえとれば嘘のように

治ってしまい、その後ずっと普通に過ごせるのが普通です。

 

ただ。年に何回もというくらい定期的にぎっくり腰になっている人の

場合は、やはり根本的に弱い臓器があると考えた方が良いでしょう。

 

 

なんでこんなに病院がいつも患者さんでいっぱいなのか。

 

それは、実際には体が治っていないからでしょう。

根本治療とか言っている治療院は本当にたくさんあります。

 

でも、言うは易しというのが現状です。

 

当院でも、もっと意味合いの大きい施術ができるよう

取り組んでいきたいと思います。

 

 

どこに行っても治らないので・・・

少し難しい症状の人の治療がうまく行ったら、

新しい患者さんをご紹介いただけました。

お話を伺うと、どこに行っても背中の曲がりが

酷いので治せないと言われてしまう、とのこと。

症状の特徴をお聞きしていくと、

「あ~、あれだよな~」

と推測しました。

実際に施術してみると、

「なんでか楽になってるみたい」

と不思議に感じておられました。

何をしたのかというと、胃や膵臓が疲労や不調で

下垂して横隔膜をしたに引っ張っていたのを、

引っ張らないように上にあがるように元気づけた

のです。

横隔膜が下に引っ張られて起こる症状の特徴は、

じっとした後の動作で痛みがひどい、寝ていて痛い、

などの体液循環の悪化に伴うものです。

横隔膜が引っ張られると胸郭全体が緊張して、

呼吸が浅くなります。

その結果、呼吸に伴う胸郭の運動で得られていた

体液の循環が低下してしまうのです。

施術方法は単純で、胃を上げて、横隔膜や胸郭を

緩めるだけ。

ただ、胃が下がっていた人は、基本的に胃が

強くないのでしょう。

また下がってしまいます。

これまでは、鍼灸術の考え方に沿って、胃や膵臓に

エネルギーを集める施術をしていました。

確かにそれも効果はあります。

でもなかなか治り切りません。

それは、患者さんの弱いところは先天的に

決まっているので、鍼灸術のバランス調整の

効果が薄れてくれば、また元の状態にもどって

しまいやすいからです。

それよりも良い方法は、睡眠の質を上げるなどして、

患者さんの生命力を上げることです。

そして今後の目標は、その上がってきた生命力を

利用して、生まれてくる前から患者さんがもっている

歪みをとっていき、その人の弱点自体をなくしていく

ことです。

徐々に、理想的な施術へ近づいていきたいと思います。