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頑丈な人が重症になってしまう理由

生まれつきの体の強さは、個人差がとても大きいです。

 

本当に頑丈な人は、80代になるまで

どこも痛くなったことがなかった、という人もいます。

 

逆に虚弱な人の中には子供の頃の体育の時間は

決まって見学で、運動らしいことをしたことが無いという

人もいます。

 

でも、頑丈な人の中にも、とても体調を悪くして来院される

かたが意外に多くおられます。

 

それがなぜかというと、

「どんな行為が体に負担をかけているのかが全然わからない」

からです。

 

逆に虚弱な人の場合、冷たいものを飲んだときや、

少し夜更かしをしたときにすぐに体調が悪化する

ことで、どんな生活をすれば自分の体調を良い状態で

維持できるのかが明確にわかるようです。

 

いくら頑丈な人でも、負担が重なれば調子がわるくなります。

 

それでも痛みにも強いので、治療院に来られるのは

体がボロボロになってからというケースがよくあるのです。

 

痛みに強い人が、ひどい痛みなどを感じたときには

生活を見直す良い機会です。

 

たまたま痛くなったんだとは思わないようにしましょう。

 

逆にあまり体が強くない人は、自分の体をよく理解して

うまく生活していけば、痛みの無い快適な生活を続けていけます。

 

なかなか治らない痛みをお持ちの方は、生活習慣の中に

回復をじゃましている要素のあることが普通です。

 

自分の習慣を一度疑ってみましょう。

ぎっくり腰になった当日は・・・

当院には、ぎっくり腰の方がよく来られます。

 

問診表に記入して頂いた内容をみて、

 

「今日、ぎっくり腰になった」

 

という場合は、ちょっと緊張感が高まります。

 

それは、負傷当日はその場での効果が

患者さんにとって、とても実感にしくいからです。

 

それはなぜでしょうか。

 

捻挫や打撲の場合、負傷してから時間が経っていない

ほうが、最終的な解決を早くすることができますし、場合によっては

初期施術の遅れが後遺症につながる場合もあります。

 

しかしぎっくり腰の場合は、ほとんどのケースで内臓由来の

痛みの出現ですので事情は少しことなります。

 

痛みがでることは体にとっては

「これ以上動かさないでくれ」というメッセージです。

 

ぎっくり腰の場合、動かずに何日か耐えていると、

徐々に回復に向かう場合が多いでしょう。

 

それは、動かないことで弱っていた臓器が自然に回復してきた

からです。

 

ですから、臓器の疲労などは、負傷当日がもっとも酷いことが

多いということになります。

 

あまりに臓器の疲労や不調が大きいと、施術したその場での

効果が実感できない場合もでてきてしまいます。

 

そういった理由で、負傷当日のぎっくり腰の方の場合には、

術者の負担も増えてしまうということですね。

 

それでも、施術した効果は時間が経てば徐々に体を

回復させていくので、次の日には効果が実感できるケースが

ほとんどだと考えています。

 

ところで、せっかく休んでいるのに何日も回復してこない場合は、

疲れている臓器の回復をさまたげる行為をしてしまっている疑いが

あります。

 

たとえば、冷たい飲み物が問題になっている場合がありますし、

足を冷やしすぎている場合もあります。

 

痛みが強い間は、理想的な生活を心がけましょう。

 

体の「形」は臓器のバランスと習慣から

「猫背もあるので肩が凝るんでしょうか?」

とか

「O脚だから膝が痛いんです」

といったような患者さんの話をよくお聞きします。

 

でも、ほとんどの人は自分の姿勢を意識的に正したり、

きれいに歩こうなんて思っていませんよね。

 

それなのに、姿勢の良い人良くない人、足がまっすぐな人

曲がっている人がいます。

 

それはなぜでしょうか。

 

そんなところにも、臓器のバランスはとても大きく関わっています。

 

猫背の人には消化にかかわる臓器が弱い傾向がありますし、

O脚の人には膵臓もしくは脾臓の弱い人が多いようです。

 

ここでいう「弱い」というのは、たくさんある臓器の中で、

バランス的に弱いという意味ですね。

 

言ってみれば全部の臓器が同じ強さなのが理想ですが、

生まれつき臓器のバランスは決まっていますし、強弱の

ばらつきが大きい場合も少なくありません。

 

ですから、生まれつきのバランスによって、姿勢が悪くなりやすかったり

なりにくかったり、足が曲がりやすかったり曲がりにくかったりします。

 

もうちろん、肩こりになりやすいかどうかも、腰痛になりやすいかどうかも

臓器のバランスと大きく関わっています。

 

そしてまた、そんな生まれつきの条件に加えて、どんな仕事をしているか

とか、生活習慣がどんなものかという条件も合わさって、いまの体の形や

調子が決まります。

 

ですから、たとえば胃腸の弱い人でも、いつも社交ダンスをやっていて、

背中を伸ばしているのが習慣であれば、猫背にはならないわけですね。

 

でも、一般の人が猫背を治すためだけにいつも姿勢を正しておくなんて

ことはほとんど不可能に思われます。

 

それよりも、内臓のケアを考えたほうが本当は簡単だと思います。

 

今の日本人のライフスタイルの特徴は

「食べることが多い、寝る時間が遅い、目や脳を働かせていることが多い」

といったことです。

 

食べることは消化器を疲れさせ、夜更かしは腎臓をつかれさせ、

目や脳の酷使は心身の緊張を高めますから、見直したほうが

良い人も少なくないでしょう。

 

自分の生まれつきの臓器のバランスは

「猫舌本舗」というサイトに生年月日を入力するとわかります。

 

万象学という欄の

守備・表現・魅力・攻撃・学習の数値は

臓器に置き換えると

肝臓・心臓・膵臓&脾臓・肺・腎臓

になります。

守備等の要素は、どこから決めたのかよくわかりませんが

木・火・土・金・水

という東洋の五行説から、ものの性質を5つに分けると

臓器の場合は上記のようになります。

 

5つの数値にばらつきがなければ理想です。

木・土が多すぎる・少なすぎるひとは食事や間食に気を

つけましょう。

水が少ない人は早寝しましょう。

金が少ない人は、呼吸を鍛えると体調がよくなるでしょう。

 

回復をじゃまするのは「緊張」

何回バランスをとっても、筋肉のハリを和らげても

またすぐにバランスが崩れたり、筋肉が硬くなってしまう。

 

それはなんでだろうと昔は思っていました。

でも、考えてみれば簡単ですね。ようは

 

「回復力・自然治癒力」

 

が低下しているからですね。

 

そして、体の回復力が元に戻るのを一番じゃま

しているのが

 

「頭蓋骨の緊張」

 

です。

 

頭蓋骨の緊張を自覚できる人はほとんどいないと思うのですが

施術でゆるめてみるとすごく眠くなる人がとても多いです。

 

特に、初めて頭蓋骨を緩めた際は眠気が強烈に感じられます。

 

それは、頭蓋骨の緊張が一気に減ったからでしょう。

 

頭蓋骨の緊張をとると、「はぁぁぁ」みたいなかんじで

全身が脱力できるようになります。

 

これがとても大事です。

 

これを何度かやっていると、どんどん全身の緊張が

へっていき、結果痛みなどの症状もよくなります。

 

頭蓋骨の形もかなり変わっていきます。

 

今の日本人の生活は、仕事中の緊張だけでなく、休憩中も

テレビやスマホなんかで、脳の休む時間が足りていない

と言えるかも知れません。

 

「気持ち良い、楽しい、美味しい」

を増やして、脳をリラックスさせましょう。

 

抗がん剤で痛みが起きるのか?

がんの3大療法の一つ、抗がん剤の投与。

がんを治していくためにも、治ったあとの再発予防

のためにも使われています。

 

ただ副作用も結構たいへんな治療法ですね。

 

発熱・脱毛・むくみなど。

 

この、抗がん剤治療を受けている方が、痛みの症状を

訴えてこられる場合がときどきあります。

 

来院されて「抗がん剤との関連はありますか?」

とよく聞かれます。

 

断言できませんが、おそらく関係はあるでしょう。

 

抗がん剤の場合、全身への負荷がおおきいので、

自然治癒力が下がった状態になることは避けられない

と思われます。

 

自然治癒力の低下とは、分かりやすく言うと生命力の低下です。

 

赤ちゃんは生命力が旺盛で、高齢になるにつれ生命力は

弱くなっていきます。

 

子供と高齢者では、高齢者のほうが痛みが出やすいですね。

 

これと同じ理屈で、抗がん剤治療を受けている際、痛みが

出やすくなることは否定できません。

 

ただ、実際に施術してみると、意外に痛みは改善できてしまいます。

抗がん剤を飲んでいる間、痛みがとれないとお考えの方も、

どこかで施術をうけてみると良いかもしれません。

 

内臓疲労にもアプローチできる鍼灸や特殊な整体が

おすすめです。

 

ぎっくり腰多発時期到来!

最近またぎっくり腰の方が多く来院されています。

どんどん暑くなっているので、冷たいものを飲む

機会も増えることが一つの要因です。

 

ただ、実際にぎっくり腰になっている方に質問を

してみると、冷たいものを一切飲食していない人も

胃腸の調子を落としていることがわかります。

 

内臓というのは、季節によって負担のかかるところが

違います。

春は肝臓、夏は心臓、秋は肺、冬は腎臓、

季節の変わり目はすい臓と東洋医学では考えられています。

 

今は季節の変わり目と言っていい季節ですね。

 

ですから、すい臓に負担をかけない生活が理想といえます。

 

具体的には、食べる量を減らすことや、甘いものや炭水化物を控える

生活がいいと思われます。

 

ぎっくり腰になりそうなときは、食事を少なめにしましょう。

 

2度と痛みがでない状態に?

症状が改善して、今日で通院もおわりというとき

 

「もうこれで痛みが出てくることはないんですか?」

 

と聞かれることがたまにあります。

 

ありません、と答えたいところですが、そんな手法は世の中に

存在していません。

 

なぜかと言うと、だれでもはじめはどこも悪くない体で生まれて

きていて、どこかでけがやよくない習慣のために体の具合を悪く

してしまいます。

 

ですから、完全に整った状態にもしできたとしても、患者さん自らが

また痛みのある体にしてしまう可能性はゼロにはできないのです。

 

もちろん、完全に整った体なんていう状態にまで、鍼灸や整体で

回復させることも至難ではないかと思います。

 

ただ、痛みの出現には必ず原因はあるわけですから、その原因さえ

取り除けば、もう痛みはでてきません。

 

痛みを完全にとりきることが一番難しいのは、けがや交通事故で

激しく傷めた場合でしょうか。

 

この場合、傷めた本人がどんな努力をしても改善させられない場合も

あります。凄腕の施術者がいればいいですね。

 

ご自身の習慣で痛みが出ている場合も、意外に治せないケースは

よくありますね。

 

たとえば生まれつきの臓器のバランスで、腎臓がとても弱かった場合、

毎日早く就寝することが大事になります。

 

でも、そんな人にかぎって夜更かしが好きだったりします。

 

夜更かしをして痛みが出てくるのを仕方なしとするか、

不夜更かしをあきらめて痛みのない生活をおくるか。

 

本人次第ですね。

 

世の中には徹夜しても腎臓があまり疲れない人もいます。

 

生まれつきの体の特性は性格と同じで変えられないので、

うまく乗りこなしていきましょう。

 

 

鍼灸施術をしなくなる日も近い?

当院で鍼をうつ頻度は、4人に1人くらいでしょうか。

 

他の方はお灸と整体で施術させて頂いていることが多いですね。

 

鍼を打つのは苦手ではないんですが、正直言って好きでは

ありません。

 

でも、症状によって効果の高さと回復の早さから、使わざるを得ない

状況もあり、鍼は使っています。

 

もし、整体技術で同じような効果や回復の早さを実現できるなら

使わないで済みます。

 

まだぎっくり腰の人にどのくらいの効果が出せるか試しては

いないのですが、とても効果の高い整体法が見つかったかも

しれません。

 

少し時間のかかることが難点ですが、安定した効果を

得られているように思います。

 

今年の初めくらいから整体の方法について、いくつも

新しい発想がでてきて次々に試していましたが、効果は

得られるものの、鍼の代わりに使えそうなものはなかなか

見出せませんでした。

 

そんな中、やっと出てきた方法です。

 

やり方は、骨や関節にたまっている不必要なエネルギーを

どんどん減らしていくようなエネルギー的なテクニックを、実際に

骨格を動かす中で使っていく感じで、意外に心地良いとの

ご意見が多いようです。

 

いままで鍼を打っても効果のあまりだせなかった方への施術でも

まずまずの効果が得られています。

 

鍼灸施術なしでいろいろな症状を改善させられる日が

はやく来るといいのですが。

 

 

早期改善のための生活習慣

強い痛みがある場合、ぎっくり腰や寝違いなど場合、

とにかく早く治りたいですよね、誰でも。

 

そんな時、どんなことに気をつければ良いでしょうか。

 

体調の回復は、体が勝手にやってくれています。

その作業を邪魔しないようにすればいいのですね。

 

ですから、体の回復力、言い換えれば免疫力が

より強くなるような生活をするといいです。

 

当院ではみなさんに言っていることなんですが、

・早寝(できるだけ11時ごろまでに寝る)

・食事量をへらす

この2点がとりあえず最重要でしょう。

 

このうち、食事については意外に感じる方も少なくないと思います。

 

食事量を減らすことがなぜかというと、体は食べ物の消化にとても大きな労力を

使っているので、調子の悪いときは食べないほうが体の改善に

より大きな力を振り向けることができる、ということです。

 

犬を飼っている人は、このあたり理解しやすいかもしれません。

 

犬は調子の悪いとき、とにかく食べなくなります。

本能的に分かっているんですね、その方が早く治ることが。

 

整体のセミナーなんかでは、昼ごはんを食べた後の関節の

動きが悪くなっていることを確認するものもあるくらいです。

 

食べなくてはいけない疾患というのは、長期的に治療に

取り組まなければいけないケースになります。

 

あと、寝る時刻はホルモン分泌と密接に関わっているので

普段から早く寝る習慣を身に着けましょう。

施術日記 復活

久々に日記が復活です。

 

以前のバージョンは、ブログ形式のところだけ

ウイルスが感染したような感じになり、閉鎖に追い込まれました。

今回のは大丈夫だといいのですが。

 

最近の当院の手法は、以前にもましてしばしば変更

されています。

 

まだまだ改善の余地のある手法ということになるでしょうか。

 

なにか新しい方法が出てきたときなどは書き込みますので、

以前に改善しきれなかった方も再度施術を受けてみて

いただけると違った結果も期待できるかと思います。

 

さて、ぎっくり腰のよく起こる時期になっています。

最近のピークは10日前くらいに終わっていますが、

まだまだ油断できない時期ですので、ぎっくり腰もちの

方は不摂生を控えていきましょう。