生まれつきの体の強さは、個人差がとても大きいです。
本当に頑丈な人は、80代になるまで
どこも痛くなったことがなかった、という人もいます。
逆に虚弱な人の中には子供の頃の体育の時間は
決まって見学で、運動らしいことをしたことが無いという
人もいます。
でも、頑丈な人の中にも、とても体調を悪くして来院される
かたが意外に多くおられます。
それがなぜかというと、
「どんな行為が体に負担をかけているのかが全然わからない」
からです。
逆に虚弱な人の場合、冷たいものを飲んだときや、
少し夜更かしをしたときにすぐに体調が悪化する
ことで、どんな生活をすれば自分の体調を良い状態で
維持できるのかが明確にわかるようです。
いくら頑丈な人でも、負担が重なれば調子がわるくなります。
それでも痛みにも強いので、治療院に来られるのは
体がボロボロになってからというケースがよくあるのです。
痛みに強い人が、ひどい痛みなどを感じたときには
生活を見直す良い機会です。
たまたま痛くなったんだとは思わないようにしましょう。
逆にあまり体が強くない人は、自分の体をよく理解して
うまく生活していけば、痛みの無い快適な生活を続けていけます。
なかなか治らない痛みをお持ちの方は、生活習慣の中に
回復をじゃましている要素のあることが普通です。
自分の習慣を一度疑ってみましょう。