ビタミン剤が効くタイプの腰痛

外ではそれほど感じないですが、室内だと湿気の高さを感じる今日この頃。

なんとなく体もだるいような感じです。

当整骨院に来られる人には、共通した疲労が見られます。

肝臓・胆のうに負担のかかる時期

このだるいような感じは、肝臓・胆のうへの負担アップが招いているようです。

理由ははっきりとは分かりませんが、最近の気温などお天気状況によるものだろうと思われます。

地震のせいではないでしょう、たぶん。。

肝臓には全身の血流のうち、25%程度が流れ込んでいるとされているのですが、この流れが少しでも滞ると体がとても重く感じるようです。

ちなみに、臓器で血流の多いところは、他には腎臓(25%)があります。

肝心の~、といいますが、かつては「肝腎の~」と書いたのだそう。

ビタミン剤が効いた症例

8年くらい前かなと思うのですが、ぎっくり腰の人でなかなか症状を改善させられない人がいました。

当時はまだ、どこの臓器に負担が大きいか今みたいには分かっていなかったので、、改善する確率の高い施術パターンでアプローチしていたのです。

そんな患者さんが何回目かに来られた時、かなり改善が進んでいたので何かいつもと違うことをしたのかを聞きました。

すると

「アリナミンを飲んだらよくなったみたいです。」とのことでした。

ビタミンB群などは、疲れに効く、みたいな感じで効果を謳(うた)われていますが、調べてみた結果、最も状態の変化が起こりやすいのは肝臓でした。

肝臓の疲労による腰痛にはビタミンがおススメ

腰痛にもいろいろあって、いつでもビタミンが効果的ということはありません。

胃の疲労が主体の場合などは、ビタミン剤を消化する負担で逆効果の場合もあると思われます。

でも、今の時期のような、体が重いような体調のときに起きたぎっくり腰には高い効果が得られる可能性があります。

鍼灸では、今の時期のような腰痛を「胆経腰痛」と言っています。

実際に経絡での反応は、胆のうの方がより強く出ていることが多いですね。

肝臓、胆のうの疲労から起きるこのような腰痛に対して、当整骨院では特別吸収率の良いビタミンサプリ

リポスフェリック ビタミンC

を飲んで頂くこともよくあります。

このサプリは、飲酒の前に飲んでおくとなかなか酔わないし、二日酔いにもなりにくい優れもの。

この点を考えても、肝臓の機能をサポートする効果が高いことが分かります。

健康管理のために、定期的に飲むのもおススメです。

このサプリはゲル状になっていて胃への負担もほとんどないようなので、だれにでもお勧めできます。

ただし、ちょっと不味いのだけが欠点かも。

地震で臨時休業?

今日は地震のすごい揺れでしたね。

ぐらっときた瞬間に

「まさかとんでもないことになるんじゃ・・・」

と不安になるのが地震の怖いところです。

地震の影響で、環状線も止まっていて、午前中はキャンセルが相次いでいます。

あまりに暇なので、臨時休業のようです。

当整骨院前の大通りも、普段は目にしない大渋滞になっています。

でもま、それほど被害はないようでよかったです。
(と昨日書いたのですが、4人もお亡くなりになったとはショックです。ご冥福をお祈り申し上げます。)

今日のくらいの震度の地震は、たまに来ている方がいいかもしれませんね。

プレートにたまっているストレスが放出されるでしょうし。

地震と体調に関連性はあるのか?というのは、今日これまでに施術した患者さんを調べてみた感じでは「なし」のようです。

最近の報道では、いきなり車ごと連れ去られたり、新幹線で切りつけられたりする事件が起きています。

いつ死んでしまうか分からないような気分になってしまいます。

悔いが残らないような毎日を送っていきたいです。

腱鞘炎の新しい治療モデル

改善させにくい症状の一つに腱鞘炎があります。

ぎっくり腰なんかだと、一撃で改善してしまう人が結構多いのですが、腱鞘炎の場合はどんなにうまく施術しても、一回で改善することはまずありません。

それがなぜなのか?というと、おそらく発症までのプロセスが長いからだと思われます。

ぎっくり腰の場合は、急な気温の上昇などで一過性の内臓疲労がおこることで発症することがあります。

この場合、痛みゼロから一気にMAXまでいってしまうので一見重症ですが、慢性的に腰痛のある人以外はすぐに改善してしまいます。

それは、内臓疲労が主な要因なので、その疲労が解消されればそれだけで症状も回復するからだと考えられます。

その点腱鞘炎の場合は、一気に痛みがMAXまで上がってしまうことはおそらくないでしょう。

腱鞘炎になった人の体を調べていると、体液の循環が低下した状態が慢性化していることがほとんどのようです。

循環が低下すると、特に夜間に停滞がおおきくなるので、寝てもなかなか疲労が回復しなくなります。

その状態で指や手首に負担がかかり続ければ腱鞘炎が発症する条件がそろってしまいます。

ですから逆に、改善させていくときには体液循環を回復させることをやっていけばいいということで、当院ではそういった対処をしてきました。

でも最近になって、手だけへの施術を週に2回程度繰り返すことで改善できることが分かってきました。

週に2回・手限定で腱鞘炎は治る?

といっても、手への施術の内容はなんでも良いわけではなく、

「骨にたまったダメージを抜いていく施術」

が必要です。

痛めている部分の骨には、説明が難しいですが本来なら溜まっていないようなエネルギーが感じられます。

おそらく言い換えると「骨のダメージ」というようなものかなと思われます。

骨のダメージを取り除く

ダメージのない骨の場合、へし折るような力を加えてもなんの反応もありません。

ただの棒きれのような感触です。

でもダメージのある骨は、へし折るような力を加えると、加える方向により不快なエネルギーがでてくるように感じます。

この不快な感覚がなくなるまで骨をあれこれといじくりまわしていると、最後にはただの棒きれのようになります。

この操作が痛い部位に近い骨全部でおわるとあら不思議、痛みがすごく減ってしまいます。

ダメージ回復には時間がかかる

ただし、この作業は一気には終わらせられません。

結構根気の必要な作業です。

そして、何回にも分けてアプローチする方がトータルでかかる施術時間が短くなるようです。

おそらく、骨自体に回復しようとする反応がおこるのだと思われます。

初めの3回くらいはなかなか効果がわからない場合もありますが、途中から一気にダメージが減ってくるように感じます。

なぜか体液循環も回復

そして不思議なのが、全身へのアプローチをしていないにもかかわらず、体液循環も回復していることがあります。

骨のダメージというのは、「エネルギーの流れにくさ」のようなものかもしれません。

手の場合、体液循環に大きくかかわる臓器である「小腸」と「肺」のエネルギーが流れてきています。

骨への施術でこれらのエネルギーの流れがよくなることで、体液の循環が回復したのかもしれません。

近所の人向き、低料金

この施術法は週に2回くらいは必要なので、近所の方は試してみることができます。

一回あたりの施術時間は15分以内ですが、ほぼ保険内でやるので料金も600円くらいで済みます。

まだ症例がすくないので必ず回復するのかは分からないのですが、料金のことを考えればやってみやすい方法ですね。

一番効果的なストレッチ!

体のメンテナンスの方法として、ストレッチには確かな効果があります。

近年ではストレッチを「動的」「静的」の二つに分けて、それぞれに違った効果があると考えられるようになりました。

一般的に知られているストレッチは「静的ストレッチ」に分類されるもので、リラックス効果やクールダウン、老廃物の排出などにこうかがあると考えられているようです。

静的なストレッチと動的なストレッチ

    • 静的なストレッチ

関節の動く範囲を最大にまで、関節を他からの力で伸展させるもの。リラックス効果や老廃物の排出促進の効果がある。ストレッチ後一時的な筋力の低下があるとされる。

    • 動的なストレッチ

自分の力で関節を動かしながら行う。体をほぐし、ウォーミングアップなどに使う。筋力の低下はなく、ケガの予防にも効果。

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状況により、二つのストレッチを使い分けることで、より有用なコンディショニング方法になります。

ストレッチにもいろいろな部位をターゲットとしたものがありますが、意外に知られていない、一番健康増進効果の高い部位があります。

背骨のストレッチが最大効果

ストレッチというと、「筋肉」がターゲットと思われがちですが、関節へのアプローチとしてももちろん効果的です。

そして、体の中心に位置する「運動器の軸」であり、最も重要な関節の集合体が「背骨」です。

ですから、背骨のストレッチは大きな効果を期待できます。

今回は背骨のストレッチのうち、動的な方法の紹介です。

どなたかが動画を投稿してくれていました。
矢山式気功法 鳥の型[br num=”1″]
矢山式気功法 亀の型

ちょっと怪しい動きで、実際にやってみると結構暑くなってきますが、頑張ってやってみましょう。

本当は「撼天柱(かんてんちゅう)」と言われる方法も動画でご紹介したかったのですが、残念ながら見つかりませんでした。

あまりにも知られ過ぎている背骨のケア

背骨のストレッチはぜひ取り入れるべき健康法ですが、本当はもっと大事なことが背骨にはあります。

あまりにも誰もが知っていることなのですが、それでも実際に取り組んでいる人はとても少ない方法です。

それは

「姿勢を正す」

ことですよね。

姿勢を正すことは結構つかれる取り組みでもありますが、実際には体全体は疲れにくくなります。

慣れてくると、背筋を伸ばさずにいることが逆に不快にもなってきます。

なんとかして、良い姿勢を手に入れていきましょう。