体のメンテナンスの方法として、ストレッチには確かな効果があります。

近年ではストレッチを「動的」「静的」の二つに分けて、それぞれに違った効果があると考えられるようになりました。

一般的に知られているストレッチは「静的ストレッチ」に分類されるもので、リラックス効果やクールダウン、老廃物の排出などにこうかがあると考えられているようです。

静的なストレッチと動的なストレッチ

    • 静的なストレッチ

関節の動く範囲を最大にまで、関節を他からの力で伸展させるもの。リラックス効果や老廃物の排出促進の効果がある。ストレッチ後一時的な筋力の低下があるとされる。

    • 動的なストレッチ

自分の力で関節を動かしながら行う。体をほぐし、ウォーミングアップなどに使う。筋力の低下はなく、ケガの予防にも効果。



状況により、二つのストレッチを使い分けることで、より有用なコンディショニング方法になります。

ストレッチにもいろいろな部位をターゲットとしたものがありますが、意外に知られていない、一番健康増進効果の高い部位があります。

背骨のストレッチが最大効果

ストレッチというと、「筋肉」がターゲットと思われがちですが、関節へのアプローチとしてももちろん効果的です。

そして、体の中心に位置する「運動器の軸」であり、最も重要な関節の集合体が「背骨」です。

ですから、背骨のストレッチは大きな効果を期待できます。

今回は背骨のストレッチのうち、動的な方法の紹介です。

どなたかが動画を投稿してくれていました。
矢山式気功法 鳥の型

矢山式気功法 亀の型

ちょっと怪しい動きで、実際にやってみると結構暑くなってきますが、頑張ってやってみましょう。

本当は「撼天柱(かんてんちゅう)」と言われる方法も動画でご紹介したかったのですが、残念ながら見つかりませんでした。

あまりにも知られ過ぎている背骨のケア

背骨のストレッチはぜひ取り入れるべき健康法ですが、本当はもっと大事なことが背骨にはあります。

あまりにも誰もが知っていることなのですが、それでも実際に取り組んでいる人はとても少ない方法です。

それは

「姿勢を正す」

ことですよね。

姿勢を正すことは結構つかれる取り組みでもありますが、実際には体全体は疲れにくくなります。

慣れてくると、背筋を伸ばさずにいることが逆に不快にもなってきます。

なんとかして、良い姿勢を手に入れていきましょう。