自分の状態がどんな感じなのか、良いのか悪いのか、意外に分からないものです。
体調に関しては、しんどいとかだるいとか、食欲がないとかで分かることは多いですが、それでも臓器ががんでも全然気が付かなかったりしますね。
精神面については、それこそうつ状態にでもなれば「なんだかおかしい」と思うでしょうけど、少しくらいの不調は気が付かないかもしれません。
もちろんワタクシ自身も、どんな精神状態なのかは実際に調べてみないとぜーんぜん分かりません。
瞑想だとかいろいろやっていても、所詮そんな程度であります。
でありますから、自分の頭がおかしくなっていないのかどうかについては、かなり意識をむけて管理するようにしておりまして、何とかいまのところ大丈夫であると、自分では判断しているところなのであります。
ご自分の精神面が健全かどうかを判断するには、
- ごく普通の日常が楽しいかどうか
- いろいろなことに心から感謝できるかどうか
この2点をたまに考えてみるといいと思います。
逆に
- 人と比較しての勝ち負け、優劣
- 他者への批判
が増えているなら、危険信号がでているかもしれません。お気を付けください。
さて、脳幹などにフォーカスした施術スタイル続編であります。
なかなか悪くない感触で施術していたある日最後の施術で、ある意味奇妙な症例に遭遇。
症状は、これまでさんざんやってきているぎっくり腰なのであります。
いくつかのアプローチをやって、脳幹にも脊髄にも力充実、さぁこれでおしまいね、とおもいきや、立ち上がると背中がまっすぐに伸ばせないまま。
通常でしたら、これは胃腸にエネルギーが足りていない兆候ですが、それもない様子。
立った状態で調べると、確かにまた脳幹にエネルギーが不足している状態になっているのに、それを引き起こしている他の部位の不具合が検査で出てこない。
え?え?なんでございますのこの症状は。スペシャリストのワタクシにまたしても誇大広告の嫌疑が?いやいやいや、そんなはずはぁ。ぐぅぅ。
でもま、さんざん失敗してきているワタクシでありますから、すぐにピンときたのであります。
つまりあれでしょ?脳幹とか脊髄と同等に注意深く調べないといけない部位が他にもあるってことでしょ?
でもって実際に色々と調べてみたところ、どうやら頸椎一番とその上下の関節が怪しい、ということに。
この患者さんの場合には、頸椎1番が頭蓋骨に対して前に行きすぎていました。
早速調整して再度立ってもらうと、おぉ、完全にまっすぐ立てるように。
いやー、びっくりしたぁ、よかったですワ。超安堵しましたですワ。
その後、詳しく頸椎1番付近のことを調べてみましたら、頸椎1番と2番の間の関節に完全にエネルギーが満ちていたら、脳幹のエネルギーも必ず満ちた状態になっていることが判明。
なーるほどぉ、脳幹の状態はC1-2がきめているのでありますかぁ。勉強になりまするなぁ。
ということで、今後はC1-2にエネルギーが満ちるように、全身の調整をすれば良い、という方針になったのでありました。
ところで、自分の体やら、来られている「むりやりモルモットさん」の体やらをいじくりまわしておりましたところ、非常に興味深い別の現象を発見してしまったのであります。
それによると、もはや関節への通常のアプローチは必要ないようであります。
そのあたりは、また次回に。
という訳で、今後も頼みますぞ、「深まる人」殿!