今月のはじめ、長野県での気功のセミナーに参加してきました。

このブログですぐにその報告を、とも思ったのでありますが、なにしろ、あまりのインパクトの強さに、わたくしの内面がヒジョーに揺さぶられまして、大阪に戻った直後の気功教室でも、その核心部については少し心の整理がついてからの報告ということにさせてもらったくらいなのであります。

ワタクシの特殊な検査により、セミナー会場で一体何が起きていたのか、いろいろと調べてみていました。

そして今日までに、3組の教室の皆さんに順次報告しつつ、セミナーで感じ取った事のうち、まだ言葉にできていないことはないかを確認してみて、ようやく全部を消化できたように思っているところであります。

ということで、早速報告に入りましょう。

今回のセミナーは、「ユニバーサル・ヒーリング・タオ(UHT)」という、おそらく気功の指導を目的とする組織では、一番大きなと言いますか、世界的規模で展開している組織によるものであります。

プログラムは3つの部に分かれており、

1.早朝のダイナミック瞑想

2.午前中の「タオイスト・ジャパン」による講習

3.午後のUHTによる、このセミナーの中心的内容の講習

という構成。

タオイスト・ジャパンというのは、UHTの日本支部のような感じ。

UHTによる内容とは、小周天や六字訣、鉄布衫功といった、UHTのグランドマスター・謝明徳(マンタクチア)氏により継承・再編された気功スキルについてであります。

セミナーは午後から始まりましたので、3からのスタートでありました。

ワタクシの場合は老師の書籍に関しては、20年くらい前から読んでおりましたので、ある意味ではびっくりするような内容ではありません。

それでも、いろいろな変更点があったり、意識の持ち方などの緻密さなどに得るものはあり、それだけでも参加した価値はあったように思われます。

ただ、コロナ禍のため、指導はオンラインで、実地講習は日本のインストラクターにより行われる形でありました。

一日目が終わり、二日目の早朝の瞑想について、

「自由参加だけど、絶対に参加したほうがいい」という説明を受けました。

ワタクシはとにかく朝が超苦手でありますので、長野に行く前には不参加と考えていましたが、「一生に一度の体験かもしれないから」という呼びかけに応じることにしました。

ダイナミック瞑想。

実際には超過酷な瞑想で、中学生の時に体育会系新入部員への基礎練で体験したような、忍耐なしにはやり通せない内容であります。

これって瞑想?と単純に思ったくらいでありますが、やり終えると何とも言えない清々しさが。

きつい訓練の中身は、書き出すと超長文になりそうなので割愛します。

が、このプログラムはインドの思想家・指導者であるOSHO氏によるもので、指導陣には氏へ帰依している人も多いのだとか。

このプログラムを遂行後、次の日からただ歩くのにも支障をきたすくらいの筋肉痛になり、ずっとひーひー言っていたワタクシ。とにかく大変な瞑想であります。

早朝から汗だくになったワタクシは部屋で着替えてから朝食を頂き、一休みしてから午前中の講義へ。

再び会場に行くと、超爆音で音楽が流れており、すでに踊っている人たちが。。

そうであります。この午前中の講習は、まず、踊るのであります。

「マジかいな、踊ったことないし。。」

と、しばらくひるんでいたワタクシでありますが、みなさんの踊っている動きを見て、すぐに理解したのであります。

その踊りは上手く踊るためのものではなく、自身の内面を表現するための、心の中を体で表すため踊りであります。

そいういう趣旨であるなら、「自発動」という気功で、体と心に身を任せる経験は結構あるワタクシであります。

踊り始めると、とにかく気持ちがいいのであります。

踊るってこんな感じなのかー、と楽しんでいましたら、どんどんテンポが早くなって行くので、最後のほうになると、

「うぉぉぉぉー」

みたいなすごい動きになるのであります。

とにかく爽快の一言であります。

どのくらい踊ったのか。

1時間?

そのあとで、座談でダイナミック瞑想やら、踊りの感想を一人づつ話すのですが、1回目の踊りの後、ワタクシはただ気持ちがよかったという感想しか出てきませんでした。

その後午後の講習、そしてまた朝の瞑想とスケジュールは進み、2回目の踊りを踊っていました。

途中までは1回目と同じ感覚で、やっぱり

「うぉぉぉぉー」

の再現であります。

が、そのあとで、4人で1グループになって、誰か1人の踊りを他のメンバーが真似る、という形になった時のことであります。

自分の踊りも把握できていないワタクシが、誰かの真似をする。

とにかく、ぜんぜん出来ないのであります。

が、それでも真似ようとやっていると、みんなとの一体感がすごく高まって、グループの中のエネルギーがなにか濃厚な感覚になってきて、エネルギーのスープの中で動いているかのよう。

その時に、すごく込み上げてきたおそらく初めての感情。

それは、一緒に踊ってくれている人たちへの

「信頼感」

そして

「尊敬の念」

だったのであります。

尊敬?それが初めて?と思われるでしょうが、それは明確に、違う。

ワタクシが知っていた信頼や尊敬というものには、条件が必要であります。

それはすごいスキルとか、人柄とか、頑張る姿勢などであります。

でも、そのときのものは、一緒に踊っている人達の、「存在」自体への感情なのであります。

あぁそうなんだ、本当の信頼とか尊敬って、こんな感じなんだと、頭でなく感覚的に分かったのであります。

そしてその後の座談のとき、ワタクシの番になって話そうとすると、おしゃべり好きなワタクシの言葉が、出てこない。

そしてそのかわりに、ドッと涙が溢れてきたのであります。

それは、初めて知った「尊敬」への感動の涙。

湧き出てきて止まらない、まわりの人たちへの感謝の涙であります。

ワタクシは1人のときでも、ほとんど泣いたことがありません。

そんな自分がまさか人前でなんて、ありえない。

衝撃的、としか表現できない出来事。

なぜそんなことが起きたのか。

ワタクシはその後のセミナー中も、大阪に返ってきてからも、その理由を考えたり、「あっちの人」に聞いたりしていました。

今落ち着いた中で思うのは、まず他人との間に感じていた壁。

自分自身が無意識的に作ってしまっていた人との距離。

それが自分を苦しめていたということ。

そんな壁が、「自発動的」踊りで中身をさらけ出すことによって、ほとんど無い状態になっていたこと。

そしてそんな状態の人同士が、1つの場を共有したこと。

その状況は不思議の発生装置。

エネルギー的強度のある音楽の中、装置は稼働する。

ミラクルは、でも、それだけで起きたわけではなかったのであります。

その状況に強く作用した力。

それは心を開く力。

本当の「愛」の力。

タオイストジャパン代表の持つ秘力。

その力が、踊りというシーンで最大限発揮される。

踊りによる、通常の倍以上の能力行使。

スゴイ。

コトバ、なし。

そしてさらに、その場にいたワタクシのソウルメイトとのエネルギー的交流。

なんでしょうか、それは必然的ともいえる、予定通りの出来事だったのでしょうか?

色々なことが混ざりすぎて、すぐに消化できなかったのも無理はないのであります。

この体験の後、自分の生きる感覚がはっきりと変わったのであります。

変わった、と言うよりむしろ、子供のころに戻ったような感じ、かも。

人との間に、余計なものが何もなくなったような感覚。

これが今回のセミナーで体験したことの、核心部であります。

ところで、代表の能力については、セミナー前から気になっていたのであります。

なぜって、調べても今一つはっきりとはわからなかった、から。どうやら愛の秘力を持っていると、他の秘力がどのくらいかが、とてもわかりにくい。

でも、体験して納得、であります。

そしてまた、タオイスト・ジャパンの指導陣も、参加者も、真摯な取り組み、良い生き方をされていると感じ、大変満足でありました。

あと、前回の投稿で「秘力4つ」と書きましたが、間違いでした。

やっぱり5つでした。

秘力の測定は、実際のところ結構むつかしい。

ずいぶん前に書いた、エネルギーの領域が6層目なので、感じ取りにくい。

そして愛の秘力だけは7層目なので、より検出困難。

この力は、おそらく2000人に一人くらいしか持っていない。

この力に強く触れたことで、ワタクシの感覚ももっと敏感になったようであります。

それで、秘力も調べやすくなった、ということのようであります。

秘力が5つだったことについては、そのうちまた。

ということで、今回の大きな収穫に感謝。

そして今後も頼みますぞ、みくまりの神様、不動明王様、名前のない神殿!