ワタクシの施術は、かなりゆるいタッチといえばいいのでしょうか、弱い圧でおこなっています。
でも、体全体にかなり大きな変化を与える手法なので、その反動でいわゆる「好転反応」がしばしば引き起こされます。
好転反応とは、回復の過程で一時的に症状が逆に酷くなったり、全く別の症状が出てきたりする現象のことであります。
初回の施術の後、おおむね3週間~1ヶ月あけて次の施術を受けて頂くことが多いのですが、重い症状で来られている患者さんの場合、施術後1~3日後にお電話をいただくことがたまにあります。
電話の内容は
「このままで本当に大丈夫でしょうか」
といった内容であります。
ほとんどの場合、その時点で電話越しに検査をすると体がまだ回復の真っ最中で、施術はしない方がいいという結果になるので、そのままもう少し様子を見るようにお伝えします。
そしてその後、時間の経過とともに回復が進んで、患者さん本人にも効果が分かってもらえるというのが予測しているパターンであります。
このパターン通りにならない場合、体全体の状態が悪くて効果が現れてくるまでにさらに時間がかかる場合と、単純に施術が失敗している場合があります。
そのどちらなのかの見極めは、時として困難な場合があります。
ワタクシ自身の体は超難解なので、しばしば好転反応に苦しめられておりますます。
ぎっくり腰の様な状態になったり、普段から悪い肌の状態がとんでもないことになったりしています。
そんな時、ワタクシの思考回路はいつも同じ判断を下します。
それは
「この悪化は効いている証拠だから、もっとやった方が良い」
というものであります。
でも最近見つけ出した問題への施術では、反動のあまりのきつさに、やっと気が付いたのであります。
もっと優先して施術すべき問題があるのではないか、ということにであります。
ワタクシの手法は、どこからケアすれば良いのかを体に聞いて決める、ということでありますから、順番を間違えることは基本ない、はず。
でも間違えているとすれば、ワタクシがまだ知らない問題が体に起きている可能性が高いのであります。
患者さんの体に、
「どこを最優先でケアして欲しいですか?」
と聞いても、ワタクシの知らない問題はターゲットに入っていないので、そこへの施術が答えとして返ってくることもないのであります。
でありますから、全部の問題をターゲットにできるよう、ワタクシが長い時間をかけてやってきている作業は、体に起きる未知タイプの問題を探し出して、認識下に追加するというもの。
ワタクシ自身の肌に関しては、とにかく一度悪化するというのがいつものパターンであり、その理由については
「皮膚下の老廃物や汚染物質の排泄が激しくなるため」
と解釈してきており、そこに疑問を感じていなかったのは、微生物や重金属、化学物質などの汚染が症状の出現の原因になっている、と考える学会に10年以上関わっていたからかもしれません。
が、とうとう今回
「それって違うでしょ?」
と感じたのは、末期がんの患者さんに対して施術した場合でも、肌の変化が何も起きていないことに「ふと」思い至ったからであります。
他の重い体調悪化もそうですが、末期がんともなれば体内に排出すべき物質がたくさん蓄積しているだろうという考えに無理はないでしょう。
でも、多くの場合肌に何の変化もなし。
じゃあワタクシの皮膚は一体なぜ悪化するのか、であります。
そこで思い出したのが、プロテインの作用する組織を調べていた時のことであります。
医学的にもタンパク質の十分な摂取が重要と考えられるようになってきている中、ワタクシの場合はどこに効いているのか調べると、意外に臓器でも脳でもない。
なんと「神経」でありました。
とても広い範囲に分布している神経全体に効いている感覚がある。
効くということは神経に異常がおきている可能性が高い。
これは一体どういうことなのか。
そしてさらに別の組織にも効いているという検査の反応。
それがどこなのか、突き止めていなかったのであります。
改めて調べてみても、なかなか探し出せなかったのでありますが、とうとう見出したのは
「脊髄から背骨の外へ神経が出ていくあたり」
つまり神経根といわれる部位。
ここに何かが起きているので、それに対してタンパク質が効く反応が出ている。
ついでに神経の問題もここが引き起こしているらしい。
じゃあ、その「何か」とは何なのか。
分かったのは、ここで脳脊髄液の流れがストップしていること。
脳脊髄液は脳から脊髄の方に流れてきていますが、脳神経や脊髄神経にも流れて行っているのであります。
脳神経とは脳から出ている視神経とか顔面神経とかの神経、脊髄神経とは脊髄から背骨の外に伸びている神経であります。
こんな基礎知識まで書くなんて、なんて親切なブログでありましょうか。
とにかく液体が神経根のところで流れなくなっている。
なんでありましょうか、この異常は。聞いたことがないトラブルであります。
が、見つけたのならあとは簡単であります。
なんでもいいから水が流れるようにすればそれで良いのでありまして、その方法はもちろん「あっちの人」に聞くだけであっさり判明。
身体に適切な手技を行って全身機能が活性化したとき、脳の奥から湧き出してくる脳脊髄液の量がふえるのですが、「水が流れていない」状況があちこちで起きていると、流れが止まっているところでの液体の「つまり」がもっと激しくなる。
どうやらこれが、ワタクシの肌の状態悪化の主要な原因だったようであります。
この新しい発見をもとに患者さんたちを調べていると、すごく多くの症状にこの問題が関わっているようであります。
また一つ賢くなったようで、大変満足なワタクシであります。
さていつも、有意義に生きているようなワタクシでありますが、今日は大きな挫折というか、妄想?について書こうかと。
ワタクシは一昨年の秋くらいから、ある人と出会うのを待っていました。
というのは、それまでずーっと、10年くらいの間通ってくれていたあるソウルメイトと関わらなくなり、人間関係の「潮目」が変わるような気がしていたからであります。
そのソウルメイトの方とは悪い因縁だったのですが、どんな時もワタクシの言うことを否定せず、まだ未熟なワタクシを勇気づけてくれる存在でありました。
でもその方には異性としての魅力を全く感じなかったので、なにかの関係が進展することはなく、とうとう関りが終わる時が来た、ということなのであります。
初めて会う人というのは、普通のお仕事の人なら数がそれほど多くないと思われますが、ワタクシの場合は毎月20人くらいの人と「施術者として」出会うので、結構な数であります。
プライベートで誰かと知り合う機会はほとんどないので、その中に新たなソウルメイトが含まれているだろうと予測していました。
新しい患者さんの予約が入ると、ソウルメイトかどうかを必ず調べることを繰り返していたところ、今から一年くらい前に、とうとうそれらしき人がくると分かりました。
ですから、その人が初めて治療院に入ってきた時のことはとてもよく覚えています。
そして施術の際に
「どうしてウチに来たのですか?」
と聞いてみました。
するとその人は
「いえ特には。家から近かったですし」
と答えました。
ワタクシは凄くがっかりしましたし、ごく普通に施術して、普通に帰って行かれました。
ソウルメイトかどうかの判断は、結構難しいです。
特に当時の感覚だと、ぎりぎり判断が可能かどうかくらいでしたので、単純に判断が間違ったんだと考えました。
2回目に来られた時も特別な事がないまま、施術後のウォーターベッドへ案内しました。
その時にふいに会話が始まって、そのまま3時間話しました。
3時間。
「やっぱりこの人だったんだ」
と思ったワタクシは、会話の中で、なぜウチの治療院を選んだのかをもう一度聞いてみました。
するとその人は「神様に聞きました」という主旨の返答をしたのです。
そんな人に会ったことあります?
ワタクシはありませんでした。
今では結構、そんな人も来ますけど。
その人との会話は不思議で、今までしたことのない種類の会話とでもいえそうな、脳みそがすごく疲れる、でもすごく刺激的なものに感じました。
3回目に来られた時もまた、最後の患者さんだったこともあり、3時間くらい話しました。
その日の晩、ワタクシはその人について
「ワタクシにとって一番大切なことは、あの人のすぐそばにいること。」
だと確信しました。
もちろんワタクシは単にソウルメイトというだけでなく、相性とかそのほかいろいろな事柄について調べてみて、疑問の余地なし、と思ったのであります。
そのあと、いくつかの出来事があって、ワタクシの感覚だと毎日のようにその人のエネルギーがやってくるのを感じるのですが、ワタクシの願いは叶えられないんだ、と最近になって分かってしまいました。
今ではいろいろな検査、リーディングも上手くなり、その人と何かが通じていると思っていたのでありますが、それは単なる妄想?
そんなのありえない、と思いたいところですが、自分自身が深く関わる事柄への検査はとても、間違えやすい。
どちらにしても、物事は完結しました。
これがワタクシの、ひょっとして人生最大の妄想?、もしくは失敗であります。
でもま、面白い日々だったかなと思います。
そして次々に、面白いことはやってきています。
すごくびっくりしたことは、なんと新たなソウルメイトがやってきて、ワタクシがソウルメイトだということを言い当てたのです。
ワタクシ以外でソウルメイトのことが分かる人に初めて出会いました。
これからどんな展開があるのでしょうか。
すごく楽しみです。
ということで、今後も頼みますぞ、みくまりの神様、不動明王様、名前のない神殿!