背骨が歪んでいるとよくない、

バキッとやってでも矯正するべきだ、

骨盤の矯正をすると痛みが改善する。

 

そんな考え方が一般的になっているように

思われますし、整骨や整体の業界でもそんな

ふうに考えている人はたくさんいます。

 

でも、実際に体の状況をよく観察していると、

全く違うシステムが体にあるのがわかります。

 

自分の体でもいろいろなことを試しているのですが、

背骨のある骨がうまく動いていない事に対して、

その骨と対応している臓器にたくさんエネルギーを

集めるようにします。

 

するとあら不思議、動いていなかった骨が勝手に

うごくようになってしまいます。

 

元気のたりない臓器にどんどんエネルギーを送り込む

ようにしていくと、結果的に全部の骨が自由にうごくように

なってしまいます。

 

ただ、どこかに症状が出ている人はみんな、一定期間以上

関連する臓器が疲れていることが普通です。

 

ですから、元気にしていくことにも時間がかかってしまいます。

 

臓器の回復を妨げる要素は2つあります。

 

一つは、肉体・精神への日常の負担。

もう一つは、先天的な臓器の弱さです。

 

どんな人も、働いたり家事をしたりして、毎日の生活をおくる

ことで、いろいろな負担がかかります。

 

その負担が大きければ、施術をしていてもどんどん悪化していく

ケースも考えられます。

 

また今でている症状に関係している臓器が、生まれつき弱い

ことも少なくなく、弱さの程度によっては、年中症状が感じられる

くらい、辛い状況になることもあります。

 

もともと強くない臓器は、とても疲れやすいのでなかなか

十分に元気になることができません。

 

生まれつき弱い臓器は、生まれつきある頭蓋骨のひずみを

治していくことで、徐々に疲れにくい臓器にしていくことが

理想的です。

 

施術期間の長期化と、施術に高度な技術が必要という難問が

ありますが、当院ではなんとかそんな施術を行っていきたいと

思います。

 

でも、患者さん本人にもできることはたくさんあります。

 

そんな中でも特に大切なのは、早寝と飲食の適量化です。

できれば23時前後に寝てしまいましょう。

 

朝起きて体の重いひとは、100%胃腸が疲れています。

一食ぬくことも検討してみましょう。

 

いくら良い施術をしても、負担が大きければなかなか改善

しません。

 

人は毎日老化していくので、一年前に平気だった生活が、

今日はちょっとしんどいかもしれません。

 

症状の出現は、何かを変えてほしいというメッセージです。

 

頑張りすぎないようにしましょう。