脳血管障害後遺症に効果大の頭蓋骨調整

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脳血管障害で脳に起きる損傷

脳の状態

脳血管障害とは、脳梗塞・脳出血により脳神経細胞への酸素の供給が止まり、結果脳神経細胞の壊死が引き起こされる事を言います。

この結果、麻痺や言語・嚥下などの障害、認知障害などいろいろな症状が引き起こされますが、脳のどの部分を損傷するかやその重症度により予後が大きく変わってきます。

それほどひどい後遺症には見えなくても、人格や精神面に影響がでたり、注意力の低下や元気が出ないなどの理由から生活の質が低下することで、積極的な活動ができなくなるケースもあります。

リハビリの目的

リハビリテーションの目的は、脳神経細胞の壊死により失われた神経伝達路を再構成させることです。

そのために障害を受けた動きや部位に対して、外から刺激を加えたり他動運動・自動運動などをします。

そうすることで「脳に刺激を入れる」ことができ、脳に回復を促すことができます。

リハビリに加える意味のあるケア

障害を負った部位や行動に対してリハビリを行うことは、とても効果の大きいケアです。

それでも、「脳に刺激を入れる」ことが目的なら、まだほとんど実践されていない方法もあります。

脳のいろいろな機能と脳のどの部分が関係しているのかを調べる際に、頭皮にいくつもの電極をつけて、脳神経の部位別活性度を調べている場面は、テレビでだれでも見たことがあると思います。

そのくらい脳と頭皮には密接な関わりがあります。

ですから、脳損傷の状況は頭皮にもある程度反映されていると考えることができます。

実際に鍼灸術では、頭部への施術は昔から行われてきました。

しかし、効果のある形で実践できる施術者がとても限られた手法でもありました。

当院では頭皮への刺激を、「頭蓋骨の調整」という形でもっと効果的に、そして恐怖心なしに行うことができます。

希望される方には、頭部への鍼灸術ももちろん可能です。

当院の頭蓋骨調整

当院ではまず、ベッドに寝ていただいた時点で頭蓋骨におきている「動きの制限」を全部とります。

頭蓋骨には、分かりやすく言えば1分間に8~12回程度の「ふくらんでしぼむ」動きがあります。

「動きの制限」というのは、その動きがスムーズに行えていないことを意味します。

動きの制限をとったあと、障害のある動きをしたり、障害のある部位に刺激を入れたりします。

脳がうまく対応できない場合、頭蓋骨のどこかに再度「動きの制限」が現れます。

そしてその制限を調整してとります。

この操作をその場で「動きの制限」が起きなくなるまで、あるいは時間の許す範囲で行います。

ある動きや刺激で制限が出なくなれば、別の障害に対して同じことを繰り返します。

こうすることで、非常に強力に脳に刺激をいれることができます。

「動きの制限」の繊細な反応を感じ取れる施術者だけができる調整です

頭蓋骨調整の効果判定

症状にもよりますが、リハビリを受けている方の場合、一回目の施術後のリハビリの際にはっきりと効果が分かるケースもあります。

そうでない場合も、数回の施術で効果を実感されるケースが多く見られます。

後遺障害のある特定の動きや感覚だけでなく、睡眠の質や心理面にも大きな効果が得られることがしばしばあります。

心理面の回復は、リハビリへの意欲も含めてとても大切な要素です。

症状の性質から考えて、効果が出るまでに時間がかかることが前提となっている医療行為がほとんどだと思われます

しかし当院では、例えば週に2~3回の施術をした場合に1ヶ月ではっきりした効果が得られなければ「大きな効果は得られない」と判断し、施術の打ち切りを提案します。

はり・きゅうの保険を利用する

整骨の保険では、脳血管障害後遺症は適応外です。

しかしはり・きゅうの保険なら、医師の判断により適応させることもできます。

保険が利用できればその分料金を抑えられるので、ご希望の方はご相談ください。

また、歩行が困難な場合には往診も引き受けていますが、自転車で5分以内の範囲に限ったサービスです。

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