さ、新しい一年が始まりました。
今年もあっさりした年末年始でございました。
みなさんはいかがでしょうか。
若者にとっては、異変の無い毎日が退屈かもしれないのですが、いろいろな出来事やニュースや社会の在り方に多少の不満があっても、結構なご時世であります。
ワタクシの気功のお師匠様は、「現代人は戦国時代の殿様以上の贅沢をしていて、それでもまだ不満に思っている。」とおっしゃっていましたが、確かにその通りだと思います。
でありますから、毎日をウキウキ楽しく過ごせるのが当たり前な自分にしていかなくちゃぁ、いけませんですね。
子供っていつも楽しそうにしています。普通の毎日をきゃっきゃ言いながらいきています。
それは単に無知だからではないのだそう。
無形療法の立川先生が言うには、「時間の観念が薄いから」だとか。
いつまでにこれをやらないと、とか、未来はどうなっているのか心配だからとか、そんなことに意識を向けていると、今を楽しめないのかもしれないですね。
今この瞬間に集中する。
簡単そうで難しい「いま・ここ」については、はるか昔、お釈迦さまがすでに説いておられます。
でも、なかなかうまくできなくて、現代人はあまり進歩していないようでございます。
自分はこの世界の一部なんだ、とはっきり感じ取れる自分になれたらいいなぁと思います。
「そんな事より早く私を治してくれ」ですって?あなた様。
大変お待たせして、こまったもんでございますね。
何しろ「治し方が分からない」なんて、しゃれにもならない事態でございまして。
そんな状況ですのに「石の上にも三年」とばかりにお待ちいただいている方々は、まさに
「神様の使い」
としか考えられないのでございます。
すぐに怠けるワタクシを鍛えようとしてくださっているんでございましょうねぇ。
もちろんワタクシはこのお正月も、家族の体を実験台にいろいろと模索しておりますですよ。
そして新たに見出したのは「小腸を細かく検査する必要性」なんでございます。
小腸?
と思ったあなた!
あなたはごく普通の人であります。その反応は正常であります。
が!
実は小腸よりも重要な臓器は無いといっても過言ではございません。
なぜなら
- 栄養を体内に吸収しているのは小腸だけ
- 全身の免疫の6割が小腸に集中している
- 脳から分泌されるホルモンも腸で合成されている
という特性をもっているからであります。
でも、ワタクシの検査で調べてみると、
「お!小腸がまず元気ないっすね」
となるケースはとても少ないです。
それがなぜかというと、小腸の重要性から、小腸には多くのエネルギーが集まるよう、体の仕組みができているからだと考えられます。
小腸癌って聞いたことないと思います。
それがなぜかといえば、エネルギーと免疫がたっぷりある場所だから、深刻な病気にはなりにくいということになります。
「適当な説明は国民を惑わすからやめろ」
と、たぶんドクターは言うと思うのですが、ま、それはおいといて。
だから小腸にはいつもエネルギーが十分かというと、少なくとも治療院にくる人の場合はそうではありません。
ただ、他にもっと元気が足りない臓器がありますね、たいがい。
なぜって?
おそらく体にとっての優先順位が低いからでしょう。
しばしば元気の無い状態に陥るのは、胃や肝臓です。
だからと言って、すぐに大問題にはならないです。
でも、もし小腸のエネルギーが明らかに不足してしまって、小腸が病んでしまったら、大問題になります。
最悪なケースでは、食事を摂っても栄養を吸収できなくなって、死ぬまで点滴で入れるしかなくなってしまいます。
動物ならすぐ死にます。
ですから、最優先で守っています。
ただ、それでもエネルギーは不足していることが少なくないようです。
なぜなら、現代人の生活スタイルが、弱いながらも継続的な精神の緊張を招きやすいからのようです。
リラックスしていないと、腸には十分なエネルギーが回って来にくいからです。
で、話はやっと戻ってきまして、細かく調べると、十二指腸・空腸・回腸と三つに分類できる小腸の各パーツのうち、空腸とそれに付随する腸間膜・動脈にエネルギーの大幅な不足が起きやすいことが分かりました。
小腸全体をエネルギー的に検査しても、さほど大きな問題とは感じませんが、空腸単体では結構な問題があるような気配。
「あんたさっき、どこよりも守っているとかいったやんか」
と言われれば、ぐぅの音もでませんが、とにかくエネルギーがショートしているのでございます。
じつのところ、まさにワタクシの体でそんな状況になっておりまして、
「それは一体なんでですかねぇ」
となった訳であります。
とりあえず、最近使っているホメオパシーでケアしてみましたところ、一時改善しましたが、すぐにまた元に戻ってしまう展開。
どっか別のところからの影響ですね、これは。
そこで全身から悪影響を与えている所を探してみたところ、意外にも体の側面のあばら骨の内側の胸膜が犯人。
そこにはかなり強固な機能制限がありました。
その辺りは、中学生の時に強烈に打撲して、しばらく呼吸ができなかったことがあります。
おぉ、これまで何人もの凄腕施術者に診てもらってきたのに、だれもこの問題を見つけてくれなかったのでありますかぁ。
それでよく「ゴッドハンド」やら「大御所」やら言えますね、プンプン。
本当のところ、以前に自分でもケアしたつもりでしたが、まだまだ完全に回復していませんでした。なかなか厄介な奴でございます、
で、手が届きにくい場所ですが、何とかケアしましたところ、空腸もお元気に。
ワタクシの場合は原因が打撲でしたが、なんらかの理由で呼吸が浅くなっている場合も、空腸のエネルギー不足は起きるようでございます。
この空腸の問題は、免疫の関わる疾患をお持ちの人には、特に重要な意味をもちますし、そうではない人にとっても、治癒力を回復させる上で、きっちり解決しておかないといけない要素になりそうです。
余談ですが、気功の基本はまさに、小腸にエネルギーを集めることです。
昔の人の叡智は現代人にもまだまだ役に立ってくれていますね。
「あんた忘れてたやん」
ですって?
いえ、そんなことは、断じて、御座いませんですぞぉぉ。