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頭蓋骨のおもしろい仕組み

頭蓋骨はもう何年も前からいじっているところで、調整するのがなかなか面倒な時もあるねと思っていました。

 

でも、完全に経絡を整えることができると、勝手に頭蓋骨も整ってしまうことが多いので、本当に体ってうまくできているんだなぁと思います。

 

それでも、頭蓋骨の中にある蝶形後頭底結合というところの動きに問題のある場合は、勝手に動くようにはなってくれません。

 

この結合は脳脊髄液の循環に人体で最大の影響を持っているとされているところで、言い換えると生命力の核心にちかいところです。

 

経絡全部の持つ意味合いよりもこの結合の持つ意味合いの方がより重要なので、経絡治療で調整することができないのだと考えられます。

 

患者さんの反応をみていると、この結合がうまく動いている人は、背骨と経絡を整えれば、その時点でかなり楽になった感じが得られるのですが、ここに不調のあるひとはなんとなくすっきりしない人が多いようです。

 

ほんの数か月前なら、この結合が動いているのかどうかも判断できなかったと思うので、自分のじわじわとした成長が楽しい毎日です。

 

この結合のケアがどのくらいの効果を発揮してくれるのか、しばらく調べてみようと思います。

 

体も春の状態になってきました

まだまだ寒い日もある今日この頃ですが、ここ2~3日くらいの間に、患者さんの体の状態も春にシフトしてきているなと感じています。

 

というのは、肝臓・胆のうをケアして欲しいという体の要求が増えているからです。

東洋医学では、春は肝臓・胆のうに負担のかかる時期なのです。

調べていると実際には、胆のうの反応がより強い場合が多いですね。

なぜなのかはわかりませんが、もともと小さい臓器なので、疲れやすいのかもしれません。

ぎっくり腰の人の場合は、この時期でも胃や小腸の不調が多いようです。

 

さてここのところ取り組んでいる

「メカニカル・リンク風」施術ですが、思わぬ成果を生んでくれました。

というのは、もう15年以上にわたって取り組んでいる「経絡治療」で引き出せる効果が、MAXにかなり近づいたように思われるのです。

 

経絡治療というのは、日本における鍼灸施術での一つの大きなジャンルで、体に流れているエネルギーを滞りなく流すことで体調を整える方法です。

この手法にもいろいろな理論があって、完全に使いこなせている人はかなり少数なのではないかと思います。

やればやるほど逆に難解な部分もあって、僕もこれまで本当にいろいろなことを試みてきました。

でも試行錯誤もとうとう終わりがきたようです。

 

どこのエネルギーが滞っているのか?ということと、その中でも特にどこへ施術すべきなのか?ということが感覚的に分かってしまうと、逆にシンプルな手法だと分かってびっくりしてしまいました。

そして、少ない手数で体の状態を大きく変えられることが分かりました。

体の要求していたことはこういうことだったのか、ふ~ん、て感じ。

今までなんて下手だったんだろうと今回もまた思い知らされる展開に。

ありがたし、ありがたし!

 

2週後のリンクのセミナーでもおそらく、びっくりするような収穫があると思います。

 

「先生はやり方が変わりすぎる」

とはよく言われてきたことで、特にメカニカル・リンク風をやりだしてからは評判がすごく悪かったんだと思います。

最近は患者さんもかなり減った感じで、施術を元に戻すべきかとも少しは思ったりしました。

それでも、治せない人が少なくないような施術をやり続けるのも苦痛で、変化していくことは技術の向上のために仕方のないことでもあるのです。

 

僕の場合は性格が極端なので、思ったが最後、元には戻れません。

でもようやく、確かな領域に到達しました。

経絡治療に関しては今後やり方はほとんど変わらないと思います。

ただ、頭蓋骨や背骨の調整方法については、まだまだ変わっていく可能性があります。

皆さんにはこれからも、ご迷惑がかかることもないとは言えない、というかあるでしょうけど、こらえてくださいね。

その代わり僕はもっと、上手くなりますので。

 

にしても、達人までにはまだまだ遠い道のりなんですかいのぉー。どっかから超能力が湧いてきませんかのぉー。

真犯人は小腸?

「呼吸が人生を変える」

なんて言われる場合があります。

それほど呼吸が重要ということは、大昔から分かっていたようです。

良い呼吸とは、深く吸って深く吐けること。

ゆったりとして深い呼吸。

そんな呼吸をするために大事なことは、横隔膜が緊張していない事です。

先日オステオパシーの「隔膜」のセミナーに参加してから、特に横隔膜の状態については施術の最初に調べることにしています。

来て頂ける人はみなさん、どこかしらに不調のある人達ですが、横隔膜が十分には動いていない人は割合的にかなり多くて、定期的に施術している人を除けば8割以上にもなってしまうようです。

これまではそんな横隔膜を直接ゆるめたりしていたのですが、

「どこからの影響で横隔膜が緊張するのか」

についてある方法で調べてみました。

すると、およそ7割くらいの人が小腸の不調からの影響ということが分かりました。

とても意外な結果でした。

これまでは、東洋医学的に、加えて現代医学の解剖学・生理学的に考慮して「胃」の影響だと考えていたのです。

後頭骨の反応点を使った検査や、東洋医学的な検査からは、施術の最初に小腸に対してアプローチすべきという結論がえられることはまずありません。

おそらく今まで、一度もなかったかもしれません。

それがなぜなのか?は不思議ですが、もしかすると他のどの臓器よりも、

「一番大事にされている臓器」

だからかもしれません。

何しろ、体に栄養を取り入れるする唯一の臓器ですから。

栄養を摂取する際、雑菌やウイルスやその他もろもろの有害なものを体内に侵入させないために、小腸は強力な免疫で守られています。

「小腸がん」というのはあまりきいたことがないのは、この強い免疫作用のためです。

そこに問題が起きると、生命の危機に直結するとも言えます。

そんな小腸が調子を落とした時、それでもできるだけ防御機能が落ちないように、横隔膜やら腹筋など周りの組織が緊張することで、何かしら小腸にとって都合の良い環境を作っているのかもしれません。

ですから、小腸よりも横隔膜など他のところがより悪い状態になってしまうのかも。。

ということで、小腸の不調をあぶりだしてケアすると、横隔膜は勝手にゆるんでしまいます。
横隔膜をはじめ、他の隔膜もゆるむと、「しびれ」の症状におおきな成果が得られることが多いようです。

おそらく小腸へのアプローチをすることで、横隔膜は芯からゆるむでしょう。

小腸への直接的な施術が他にどんな結果を生むのか。

しばらく見ていきたいと思います。

頭蓋骨がゆるむジェル

何年も前に医療機器メーカーの営業マンの人が熱心に進めてくれていたジェルがあります。

 

とくかく良く効くとのこと。

 

何度か試しましたが今一つ実感できずで、そのまま放置していました。

 

が!この半年くらいで体の変化についてわかることも増えて来ていますし、頭のてっぺんの骨がなかなか動かしにくいケースが時期的に多かったので、再度試してみたのです。

 

するとなんと!頭蓋骨にほんの一滴ぬるだけで、一瞬で動きの悪さがとれてしまうではないですか!

 

ちなみに、頭蓋骨以外の骨の動きが悪い時に塗ってみても、あまり効果はみられません。

 

この違いはなんでしょう。やはり脳みその近くに塗ることで、頭蓋骨を緩めるというより、脳の緊張を緩和しているのでしょうか。

 

いろいろなストレスや電磁波、情報過多のためか、多くの人の脳みその緊張度が上がってしまっている現代日本人には必須アイテム

かもしれません。

 

脳みその健康にとって他に良いものといえばやはり瞑想かなと思います。

 

近年マインドフルネス瞑想なるものがかなり認知されるようになってきました。

 

やり方はいろいろなサイトに書かれてあるので検索していただくとして、この方法はお釈迦さんを悟りの境地に導いたといわれる

 

「ヴィパッサナー瞑想」

 

とほとんど同じです。

 

つまり、脳の健康に良いことは昔から分かっていたということですね。

 

そしてその分野における研究が、それほど進歩していないと言ってもいいかもしれません。

 

それにしても、人の苦悩のあり方というのも、全然変わってはいないのですね。

 

情報量が多くなった現代でも、人はあまり賢くはなっていないようです。

 

瞑想に興味があって、ちょっと深くやってみたい人には

ラマナ・マハルシの「あるがままに」は超おススメです。特に第5章。

秋のぎっくり腰はよこっちょが痛い

土曜日くらいからまた少し暑くなっていますが、

身体の状態はどんどん秋仕様に変わっていっています。

 

東洋医学的に言えば、秋に負担のかかる臓器は肺。

 

肺と一番密接な関係(表裏関係)にある臓器は大腸です。

 

ですから、普段より便秘気味になっている人が多いようです。

 

大腸に不調が生じると、腰と太ももの横側が緊張しやすく

なります。

 

それが理由でこの季節独特なぎっくり腰になる人も少なくありません。

 

この季節のぎっくり腰は多くの場合、それほど重症ではないですね。

 

全身的な疲労も夏本番よりもかなり解消されてきているので、

改善も早いです。

 

それでも、他の臓器よりも肺・大腸がバランス的に弱い人の

場合、秋の間ずっと肺・大腸に負担がかかることでなかなか改善しない

ケースもまれに見受けられます。

 

肺の弱い人の特徴は、喘息やちくのうのある人や、子供のころあった人。

鼻水の出やすい人など。

 

肺と言えば呼吸器、呼吸器と言えば横隔膜。

 

ですから横隔膜を緩めることが大切です。

 

緩めるには深呼吸ではなく、一旦息を普通に吐いたあと、

力まずゆっくりと息を吐き続けるのが効果的。

 

息が苦しくなってきたら、息を吸って、また同じことを

繰り返します。

 

肺の強くない人は5分くらいは毎日やりたいエクササイズです。

 

現代の日本人はだれでも食べる機会が多すぎて、胃腸の疲れている

ことが当たり前になっています。

 

胃腸が弱った時も、横隔膜が下に引っ張られることで呼吸器全体の

調子が悪くなります。

 

ですから、息をゆっくり吐いていくエクササイズは、誰にでも

おススメです。

ゆーらゆーら揺れたら楽になる~

今日はキャンセルが相次ぎ、ちょっと拍子抜けな一日。

ということで、日記でも書こうという次第。

 

 

最近、とある施術技法についての書籍を読んでいます。

 

著者とタイトルも書きたかったのですが、その内容の

あまりの不快さに、ご紹介することができません。

 

なんせ、著者の開発したと主張する施術方法以外の

テクニック、検査法、治療法をことごとく否定し、それにより

ご自身の施術法の凄さ・正確さを表現しているので、

書いてあることがいちいち気に障るのです。

 

気功に至ってはほとんどの気功師が逆に患者さんに

悪影響を与えているとのこと。

 

んー、そうなんだろうか。

じゃあどうして楽になるんだろうか。

 

とまぁ、疑問が噴出する内容なのであります。

 

が!!

 

ほとんど理論とも呼べないような記述でありながら、

感覚的に施術する者にとっては注目すべき治療原理が

解説されています。

 

それは

「体の異常さを正しく・詳しく認識すると、その行為自体治療行為になる」

というものです。

 

この「認識する」という作業も、なんでも良いわけではなく、「感覚的に」行うこと、つまりエネルギーの状態を認識することが重要なよう。

 

例えば、背骨の曲がっている状態をすごく詳しく調べたところで、それは位置関係を調べているにすぎないのであって、そのこと自体が

治療行為にはならないですね。矯正施術が別途、必要になるでしょう。

 

そうではなく、例えばエネルギーがうまく流れていないとか、どこかのエネルギーが少ないとかそういった種類の認識ですね。

 

中でも意味合いのより大きい認識は、「組織が正しくゆれているかどうか」なのだとか。

 

有名な書籍に「バイブレーショナル・メティスン」というものがありますが、まさにそれですねバイブ=振動。

 

バイブレーションにもいろいろとあるでしょうけど、組織のゆれはそのなかでも最もダイナミックなものではないでしょうか。

 

例えば寝ている状態でも、背骨は振り子のように揺れています。

 

その揺れを詳しくみてみると、正常だと縦であるはずのゆれが横向きになったり、止まったりしています。

 

あちこち調べてみましたら、脳みそも内臓もゆれていますし、しばしば揺れ方がおかしくなっています。

 

そしてまた、そのおかしさに注目し続けていると、だんだんと正常になっていくのです。

 

施術後患者さんにきいてみると、なかなか効果は大きいようです。

 

より詳しくおかしさを認識できるようになったら、すごい施術効果が期待できそうです。

 

あさっても、どんどん揺らすぞー!ってとこですね。

 

ちなみに、ぎっくり腰の人の場合、おかしくなっている背骨をギャッと治すと、しばしば逆に痛みが強くなってしまいます。

 

背骨だけ正常に近づいても、全体としてその変化についていけないようにかんじます。まぁ、あとで大きく改善するようですけど。

 

そんなぎっくり腰の人にも、ゆれを正常にするこの方法だと、患者さんにとってデメリットは何もなさそうです。

 

時間がかかることだけがちょっと問題でしょうか。

夏バテの正体

昨日は台風でしたね。

 

昨日は台風でありながら患者さんにいつもと変わらない程度

来ていただきました。

 

台風の去った今日はなぜか昨日よりも暇になっています。

 

さて、暑い毎日で体がだるい人もおおいのではないでしょうか。

 

頭のポイントで、体がどこのケアをして欲しがっているかを

調べていると、ほとんどの方で共通した反応が見られます。

 

それは「胃・すい臓」です。

 

夏は食欲も落ちてしまう人が多い季節ですが、その

理由は「胃・すい臓」の疲労だったんですね。

 

古典的な鍼灸術の理論だと夏は心臓の疲れる季節である

はずなんですが、ぜんぜんそんな体調にはなっていないですね。

 

この夏バテの時期に、「胃・すい臓」と直接関係のない

症状をお持ちの方にも悪化されているケースがよくあります。

 

人の体の仕組みは、どこに負担がかかって疲れがでても、

もともと持っている症状には悪影響を及ぼすようです。

 

ですから、この時期は「胃・すい臓」の疲労が大きくならない

ように生活していくのが理想的。

 

あまりにもみなさん同じ反応なので、なにか対策はないかなぁ?

と考えていましたら、ふと目についたのがかつてよく使っていた

「快気バン」なるグッズ。

 

ツボにはると、エネルギーの足りないところは補って、エネルギーの

多すぎるところは強さを削ぐ(減らす)という優れもの。

 

僕自身も「胃・すい臓」はもともと強くない臓器なので

試しに貼ってみましたら、なかなか侮れない効果を感じます。

 

このグッズは最初は費用がかかりますが、なくさなければ

永久に使える性質のものなので、コスパも最高です。

 

身体のどこに疲労や不調が出ているのか以前よりはっきり

捉えることができるようになっているので、こういったグッズを使う

際にも、その効果を引き出しやすくなっていて、とても有難い

です。

 

夏バテの対策は、一般的には体の求めに応じて「たくさん食べない」

ということになると思うのですが、加えてよく眠ることが必要です。

 

部屋を涼しくして、長そで長ズボンんでねるのがおすすめです。

自律神経の凄い働き

最近は患者さんの来院数も落ち着いていて、

ぎっくり腰になってしまう人も少なくなっているようです。

 

すごく暑い毎日で臓器の疲労も凄まじいものがあると

思っていたのですが、10日くらい前から体の状態が

また変化しています。

 

それ以前は、とにかく胃と膵臓がとにかく弱くなる

ような状態でした。

 

それが、肝臓・副腎などにも疲労がみられやすい

体調になっているようです。

 

暑い状態が一定期間維持されていることで、体が

その負担に適応してきているのだと思います。

 

でなければ、多くの人の副腎に急に反応がでて

きたことが説明できません。

 

いろいろな臓器に負担を割り振ることで、体のバランスを

取ろうとしているようです。

 

老化が良い例だと思うのですが、全部の臓器がもし同じように

弱くなったら、症状は全然出てこないと思われます。

 

お年寄りの方は、若い人に比べて全部のエネルギーが

少なくなっていると推測されます。

 

それでも、全員が症状を持っている訳ではありません。

バランスが悪くなければ、症状はでてこないんですね。

 

そういったバランス調整を自律神経がやってくれて

いるのですね。

 

ですから、何かの症状がでてくることは、自律神経が

バランス調整を完全にできていないという証でもあり、

そういった意味でどんな症状も自律神経失調症といっても

おかしくないのですね。

 

自律神経がうまく働けるように、できることはあるでしょうか。

 

それは、休息を十分とることです。

 

暑い日は、エアコンを上手く使って、良い睡眠をとりましょう。

 

臓器のエネルギー容量が小さい!?

疲れている臓器の印象ってどんな感じでしょうか。

 

いつも施術していると、大幅にエネルギーが減ってしまっていて、

たくさん補給してほしい、みたいに感じます。

 

単純な疲れの場合はたくさん補給してあげればそれで

さしあたり解決!といってもいいですね。

 

でも、本当に調子の悪い臓器は、そんな状態ではないことが

感覚的に理解できました。

 

どんな状態になっているかというと、

「エネルギーはとても不足しているのに、エネルギーのタンク自体が

ちっちゃくなっていて、少しエネルギーを入れるとすぐにいっぱい

になる。でも日常生活の少しの負担ですぐにまたエネルギー

不足になってしまう」

 

なるほどねぇ、とおりですぐにまた症状がでてしまうんですね。

 

こんなことが分かったのも、東京でのセミナーのおかげです。

知らないうちに感性が向上しているのでびっくりします。

 

ところで、タンクの小さくなってしまった臓器ですが、

鍼灸術も含めた一般的な施術では、タンクの容量を大きくしていく

ことは、全くできないか、できてもささやかな程度です。

 

それがなぜかといえば、そもそもそんな視点がないからです。

 

一度状態が落ち込んだ臓器や老化した臓器を回復させる

という発想がないのです。

 

僕の鍼灸のお師匠さんは凄腕ですが、昔

「先生はどのくらいの頻度で施術すれば鍼灸術だけで

症状を完全に改善できますか?」

と聞いたところ、

「僕だったら週に2回は必要だね」

とおっしゃいました。

 

凄腕の先生がですよ。

 

これが平凡な技術の鍼灸師だったらどうなってしまうのか。

 

ちなみに僕の先生は、継続的にケアできる利点を考えて

ほとんど漢方薬で症状を改善していました。

 

漢方なら、毎日家で飲むことができますから。

 

でも、漢方薬でも臓器のタンクはそれほど大きくできませんし、

時間もかなりかかってしまいます。

 

東京のセミナーでの方法も問題点はあります。

 

なんせ、理論から技術まで、全部が難しいのです。

 

でも、それ以外は希望に満ちた施術法・理論です。

 

エッセンスは結局

「いかに脳のパワーを大きく発揮させるか」

です。

 

脳ってすごいんですね。

 

 

内臓が元気になると勝手に背骨の状態が良くなる

背骨が歪んでいるとよくない、

バキッとやってでも矯正するべきだ、

骨盤の矯正をすると痛みが改善する。

 

そんな考え方が一般的になっているように

思われますし、整骨や整体の業界でもそんな

ふうに考えている人はたくさんいます。

 

でも、実際に体の状況をよく観察していると、

全く違うシステムが体にあるのがわかります。

 

自分の体でもいろいろなことを試しているのですが、

背骨のある骨がうまく動いていない事に対して、

その骨と対応している臓器にたくさんエネルギーを

集めるようにします。

 

するとあら不思議、動いていなかった骨が勝手に

うごくようになってしまいます。

 

元気のたりない臓器にどんどんエネルギーを送り込む

ようにしていくと、結果的に全部の骨が自由にうごくように

なってしまいます。

 

ただ、どこかに症状が出ている人はみんな、一定期間以上

関連する臓器が疲れていることが普通です。

 

ですから、元気にしていくことにも時間がかかってしまいます。

 

臓器の回復を妨げる要素は2つあります。

 

一つは、肉体・精神への日常の負担。

もう一つは、先天的な臓器の弱さです。

 

どんな人も、働いたり家事をしたりして、毎日の生活をおくる

ことで、いろいろな負担がかかります。

 

その負担が大きければ、施術をしていてもどんどん悪化していく

ケースも考えられます。

 

また今でている症状に関係している臓器が、生まれつき弱い

ことも少なくなく、弱さの程度によっては、年中症状が感じられる

くらい、辛い状況になることもあります。

 

もともと強くない臓器は、とても疲れやすいのでなかなか

十分に元気になることができません。

 

生まれつき弱い臓器は、生まれつきある頭蓋骨のひずみを

治していくことで、徐々に疲れにくい臓器にしていくことが

理想的です。

 

施術期間の長期化と、施術に高度な技術が必要という難問が

ありますが、当院ではなんとかそんな施術を行っていきたいと

思います。

 

でも、患者さん本人にもできることはたくさんあります。

 

そんな中でも特に大切なのは、早寝と飲食の適量化です。

できれば23時前後に寝てしまいましょう。

 

朝起きて体の重いひとは、100%胃腸が疲れています。

一食ぬくことも検討してみましょう。

 

いくら良い施術をしても、負担が大きければなかなか改善

しません。

 

人は毎日老化していくので、一年前に平気だった生活が、

今日はちょっとしんどいかもしれません。

 

症状の出現は、何かを変えてほしいというメッセージです。

 

頑張りすぎないようにしましょう。