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身体が最も意識しているもの

昨日悪い出来事がありました。

 

ワタクシャ悪くないですのに、なぜか責められる展開。

しかも直接文句を言われるのではなく別の形で。

 

どうしてそんなことがおきるんかねー?と不思議。

 

でも、そんなときほど「考えないでいる」訓練の良い機会です。

 

「いま・ここ」を実践したいと思います。

 

ところで、前回の「腸内細菌」なんですが、なにか大事なことに気が付いていないように思っていました。

 

何かが分かりそうでもやもやしている。

 

そしてとうとうワタクシ、ピーン!ときたんでございますよ、お嬢さま。

 

たぶんそのことについて書いても、「で?」という反応が多いのかもしれないのでございますが、おかまいなしにどんどん書いていくのでございます。

 

ところで元ライターの私は、楽しいことを書いていると別の人格みたいなのが出てくる気がするんでござんすよ。

 

医療系の書き物というのはとかく真面目になりすぎることが問題でして。

 

であるからして、テキトーに楽しみながら書いて、やばい自分を引っ張りだすのが良、なのでございます。

 

おらぁ、そこのじいさんさっさと行かんかい、チャリンコでもあおり運転てのは、あるんだかんよぉぉ、てなもんでございます。

 

いくら医療人のワタクシでもいつもいつも

「大丈夫ですか?おじいさん?」

なんてモードではいられないんですぞぉぉ。

 

え、では続き。

ワタクシ、かなり以前から不思議に思っていることがありまして。

 

それは施術を始める前の段階で、例えば糖尿の人なら膵臓、腎臓が悪くて透析しているひとなら腎臓のところに反応がでているはずなのに、なぜかでていない場合が多い、ということでございます。

 

この件については、鍼灸師でも感じ取っていないひとがほとんどだと思われますが、体というのはとても精密に作られているので、例えば本当は具合の悪い臓器に反応がでていなくても、施術者がそこに意識を向けた瞬間に体表に反応がでます。

 

それはなぜか。

 

なぜなら、外からの意識のエネルギーを感じ取って、体が具合の悪い臓器に意識を向けたからです。

お?気が付かなかったけど、こっちが弱ってんじゃん、こらいかん、てなもんでございます。

 

もし施術者が意識を向けた臓器が元気なら、なんの反応もでません。

 

ならなんでさっきまで反応なかったんだよぉぉ、さぼってんじゃねえのかよぉぉ、でございます。

 

でも、そうではござらんよ、奴にも事情ってもんがあるんでござんすよ。

 

で、おまえさん、事情って?

 

それはでござんすね、奥様、もっとほかに熱く視線をむけているところがあるからでござんして。

 

体は一度にいろんなところに意識を向けられないので、最も大事だと思っているところに反応が出ているのでございます。

 

で、そちはそれをどこだと考えているというのじゃ?

 

はい、恐れながら申し上げますれば、それはキャッツら悪玉菌でございまして、腸にたむろしてる不逞者でございます。

 

つまり、体が注視しているのが、特に慢性症状をお持ちの方の場合、大腸になっている場合が多いということでござんして。

 

多いってどのくらいじゃ?

はい、およそ8割以上でございます。

 

で、それに何か支障でもあんのかえ、おぬし。

 

はい、支障は大ありでござんして、これはつまり、赤ん坊を車に残してパチンコにいそしんでいるアホ夫婦のような惨状でございまして、国民を飢えさせて爆弾作ってるようなもんでございます。

 

ふんふん、それで爆弾は無事できたのかや?

 

いえ、そっちは要点ではございませんで、要点は・・、

 

おふふ、わかったぞよ、「メシはいつになったら食わせるんじゃー」ということじゃろ?

 

いえ、あの、合っているといえば合ってるような・・。

と、とにかく大事なところをほっぽって、別のところに力を注いでいるということでございまするぅぅぅ。

 

不思議なんですが、臓器が緊急事態でなければ、臓器自体よりも、腸の悪玉菌にもっとも注目してしまうように体はできているようです。

 

それがなぜ分かるかといえば、大腸にでていた反応が、体に適合する乳酸菌やらをお腹に置いたとたん消えてしまい、他の臓器の反応がでてくるから。

 

その「他の臓器」こそ本来ケアすべき臓器。

 

大腸の反応が悪玉菌由来でなく、本当に具合が悪くて出ていた場合、どんな整腸剤を置いても反応は変化しません。

 

当然小腸も同じような反応を示すケースがあり、まだ調べていませんがもしかすると、胃もそうかも。ピロリ殿もおわしますし。

 

何しろ消化器官というのは、体内でもあり、体外でもあるものですから、常に病原性のある微生物と戦う態勢にあると思われます。

 

でも、今回の要点は、その際に他の臓器がほったらかしにされているということ。

 

腎臓が疲れていたら、身体が腎臓に意識をしっかり向けて、ケアしてくれなきゃいかんですね。

 

でも、腸内細菌悪玉のせいでそれができていない。腎臓よりも細菌の方がよりお得意様扱い。

 

するとどうなる?

するとなかなか治らない。

治らないとどうなる?

 

治らないとどんどん悪化する可能性あり。

 

でも最も大問題は、

ワタクシが

「ヤブ・ヘボ・ビッグマウス」

と罵られてしまうことでしたぁぁぁぁ。

てことで、今日も大変ご苦労様でござんしたね、だんな。

腸内細菌が改善を妨げる?

どんな人も、体の使い方や姿勢に「くせ」のようなものがありますね。

そういったものが症状を改善させていく際の障害になる場合もあると思われます。

 

いつも臓器を調べていると、だれでも調子の悪くなりやすい臓器があるんだなと感じます。

四季を通して調子が悪くなりやすいのは、僕が思うに「胃と大腸」でしょうか。

 

今の日本に住んでいれば、食に困ることはなくどちらかといえば過食ぎみになりやすいことや、添加物や農薬の影響も考えれば無理もないかなと思っていました。

 

でもふと、腸内細菌の状態を調べてみる気になりました。

 

調べると言っても、良いor悪いの二者択一なんですが、どうしたわけか調べられるようになっています。

 

そして実際に「悪い」判定の人はかなり多いようです。

 

さて、大腸に元気が足りない人で、腸内細菌も悪いと判定されてしまった人は、恰好の実験台になってしまいました。

 

大腸の具合を確認しつつ、そんな人の手に「大草原の乳酸菌」をのせてみます。

 

すると!!なんと大腸が元気になったような反応になっています。

 

前にも書いたのですが、体にはニワトリとたまごの関係があちこちにあるようです。

 

腸内細菌というのは、おそらく、腸の血流が悪くて腸の温度が低いと悪玉がふえてしまうんでしょう。

 

ですから、細菌叢が良くない理由は腸に元気がないことかなと推測されますね。

 

でも、腸が回復していく際、悪い細菌叢が逆に回復を邪魔するように感じます。

 

なぜなら、細菌叢はすぐには入れ替わらないからです。

 

痩せている人の細菌叢を太っている人に移植すると、痩せていくという臨床結果があります。

 

それくらい腸内細菌の体への影響は大きいということでしょう。

 

体調を改善させていく上でも、細菌叢も同時に変化させていく必要があるかもしれません。

 

最近あまり時間がないのですが、近いうちに薬局におじゃまして、いろいろな細菌を調べてみようと思います。

ホルモンに仕事をさせる

「無形エネルギー共鳴療法」の第1回のセミナーを受けてきてから、約3週間経ちました。

次回までに訓練しておかないといけないことがあるので、ちょっと焦ってきているのですが、この3週間でとてもたくさんの新しい発見がありました。

例えば背骨の不具合に関しては、「なんで今まで気が付かなかったんだろう?」と思うことがいくつも出てきています。

一言でいえば、前よりもより敏感になったのかもしれません。

そんな中でもとても驚いているのが「脳戸」というツボへのアプローチです。

脳戸とみけんの間にあるものは・・

脳戸というツボの名前を聞いたことのある人は少ないと思います。

が!その位置にはとても大きな意味合いがあったのです。

インドヨガでは眉間にあるエネルギーの出入り口を「アジナ」と呼んでいて、東洋医学では印堂と言います。

もっとなじみのありそうな表現は「第三の目」でしょうか。

この部位から頭のちょうど反対側に位置するのが脳戸なのです。

眉間と脳戸をつないだライン上にあるもの、それは「脳下垂体」です。

つまり第三の目による特殊能力はこの脳下垂体のパワーだと考えられています。

脳戸へのアプローチは脳下垂体を活性化する?

脳下垂体とはホルモンの中枢で、ホルモン系の器官では最重要ともいえる機能を果たしています。

ここで、脳下垂体に働きかけようとするとき、やはりみけんの方へアプローチした方が効きそうに思います。

なにしろメジャーなポイントですし。

でも、やってみるとそれほど大きな成果を得ることはできません。

そこで脳戸。

脳戸にでている反応を完全に解消するとなんと!

経絡の乱れや骨格の不具合なんかが全部なくなってしまいます!!

うーん、なんなんでしょうかね、これは。

初めて自分の脳戸で試した時は変化が大きすぎたのか、頭蓋骨が奇妙な感覚になりました。

しばらくその後、脳戸あたりが敏感になって、若干痛みもあったくらいです。

でも、なんとも言えない爽快感のようなものも感じたのです。

なぜそうなるのかは分かりませんが、脳戸の場所から考えて、脳下垂体の働きが上がったのだと推測されます。

体の不調は脳のパワーの不足

そもそも体は「自律神経」がまさに自動でコントロールしてくれているので、自律神経が完全に役割を果たしてくれているなら、どこにも不調はおこらないはずです。

しかし実際には痛くなったり、しんどくなったりします。

それはなぜかというと、体に加わっている負担に対して、自律神経の働きが及ばない、言い換えれば治癒力が足りていないからでしょう。

治癒力を指令するのはだれなのか?

やはり脳でしょう。

ということは、脳の力が上がれば、いろいろと起きている問題があっさり解決してしまうのかもしれません。

ですから、脳を十分に働かせればお灸なんかで内臓ケアをしたり、手で骨格の調整をしたりする必要がほとんどなくなってしまうかも・・。

それにしても、脳下垂体へのアプローチで自律神経の働きが大きくあがるとしたら、それもちょっと予想外。

自律神経の中枢といえば視床下部ですから、視床下部へのアプローチを模索していた時期もあったんですよねー。

脳戸の調整はちょっとこわい

少し試した感じでは、いきなり脳戸にでている反応を完全に取りきることは、体に大きな変化を引き起こしすぎるような感じがします。

ですからまず半分くらいだけ脳戸のケアをして、残った内臓の疲労などをお灸や手技でとることにしています。

半分の威力だけでも、かなり大きな変化を体にもたらしてくれて、施術が大きく簡略化できてしまいます。

今後しばらくの間、脳戸の使い方を考えて行くことになりそうです。

肝臓ケアに意外な方法

慢性的な症状の人をケアしていく上で、なかなか攻略しにくいと一番感じる臓器は「肝臓」かもしれません。

どの臓器も、すぐに良い状態にすることはできないのですが、他の臓器は一度ケアすれば、少しの間痛みの引き金になることをやめてくれることがよくあります。

ところが肝臓が症状の引き金になっている場合、一度ケアしてもまたすぐに症状が出てきてしまう印象が強いのです。

肝臓と関係の深い症状

肝臓との関わりが大きいと思われる症状の代表各は、

「体が重い」

というもの。

これは、肝臓での血流が滞っている場合によくみられる愁訴です。

肝臓には全血流のうち25%が流れ込んでいるとされていますが、肝臓の構造上流れが停滞しやすいと考えられます。

血流の多いところが滞ると、体調が悪化した感覚がとても強くなります。

特にじっとしていた後に症状や重さを感じやすいので、寝起きの辛さを訴える人が多いです。

肝臓が不調になった時によくみられる他の症状は、

「肩甲骨の内側が凝る」「股関節が痛い」「足がつる」「歯ぎしり・くいしばる」

などです。

肝臓が不調だと分かっていても、簡単に改善させられる方法がなくて、なにかいい方法はないかと考えていました。

とてもまずい「リポスフェリックビタミンC」を飲んでもらうというのが一番のおススメでしたが、飲みにくいのであまり評判は良くなかったですね。

体重を3%落とす効果

そんなところにNHKの番組で、「体重を3%落とすことで奇跡が!」というのがやっていたので見ていました。

体重を3%落とすだけで、高脂血症・高血糖・高血圧が大きく改善するとの内容でした。

また、肝脂肪も調べていたのですが、これも大きく減少するとのこと。

3%のダイエットでなぜこれほどの効果が得られるのかは説明がなかったように思うのですが、肝脂肪がへることで、肝機能も回復したことによるものかもしれません。

体重の3%ダイエットで肝臓ケア!

ということで、疲れやすい、体が重い、というような状態が続いている人には、軽いダイエットがおススメかと思います。

ダイエットにもいろいろな方法がありますけど、若干食べる量を減らせば同時に胃腸も元気回復!しそうです。

肝臓が回復して胃腸も元気になれば、ぎっくり腰や寝違いなど、急にやってくる症状もでにくくなると思われます。

それにしても肝臓は難敵です。

肝臓と関連のある頭蓋骨はおでこの骨なんですが、ここの動きが悪いひとがとても多いのです。

なんでこんなにおでこが?と不思議だったのですが、最近その謎が解けたのです。

それも先日のセミナー参加のおかげなんですが、その話はまた次回に。

考えない時間の大切さ

自律神経の失調や不眠、うつやパニック障害といった「過緊張状態」と関わりのありそうな症状をお持ちの人はとても増えているように思われます。

そうでない人も、あまりに多くの情報にさらされて、常に「何かを考えている」状態になりやすい時代ではないでしょうか。

「のーんびり」とか「ゆーったり」といったイメージからかけ離れている日常が普通になっているかもしれません。

近年では「瞑想」とか「ヨガ」など、積極的にリラックスやストレス解消をする方法にも関心が集まっています。

「思考」することの問題点

子供のころから「考えろ!」とは言われても、「考えるな!」とは言われたことがない人がほとんどだと思います。

いろいろな事をうまくやってのけるためには、考えることが不可欠ですね。

でも、思考がよくない方向にいけば、とても強いストレスを生み出します。

そして、よくない思考ほど持続しやすく、心身に大きなダメージを与えることがしばしばあります。

よくないパターンの思考をしているときに、ポジティブに考えようとしても普通は上手くいきません。

ではどうすればいい?

誰でもできる「思考の停止」

思考が自分を苦しめるとき、思考することはやめるのが一番です。

といっても、やめたいと思っても頭に浮かんでくるのがネガティブ思考です。

そんな時には「体を動かす」のが一番簡単な方法です。

  • 運動をする
  • 編み物とか日曜大工とかの手仕事をする
  • 掃除しまくる

何かに没頭すると思考は勝手に静かになります。

あとは、思考から「感じる」ことに焦点を変えることも効果的です。

  • アロマを焚く
  • マッサージを受ける
  • ペットと遊ぶ

こうやって挙げてみると、良いツールがすでに身の回りにいろいろとありますね。
実行している人は、無意識的にメンタルケアをしているのでしょう。

いま、ここ、に生きる

さて、上に挙げたような「思考を停止させる」方法は、どれも「今」に意識を集中させるという共通点があります。

お釈迦様も「ヴィパッサナー瞑想」といって、今だけに集中する方法を重視していました。

最近だと、マインドフルネスと言ったりします。

苦悩が過去や未来など、「今の瞬間」からは離れた思考からやってくることが昔から分かっていたんですね。

これまで、考えることを習慣としてきましたけど、今後は考えないことを習慣にすべき時代かもしれません。

テレビを見ていると

批判と称賛

勝者と敗者

いろいろな事柄の比較・検討

にあふれていますね。

良い内容の番組でさえ、自分との比較とかし始めると自分を苦しめる内容になりかねません。

もうね、他人のことは放っといたほうがいいですね。

自分ことだけに集中して、楽しめる世界を確保しましょう。

バキバキ整体には慎重に!

今の日本には、本当にいろいろな整体があります。

一つの手法に収束していかないのは、どの方法にも効果があるからだと思います。

整体業界に長くいれば、どんな方法が高度な方法なのかだんだんと分かってきます。

ただ、高度な方法ほど誰にでもはできない要素が大きくなるので、高度な方法の習得をみんなが目指すべきだとは思いません。

それでも、時代的にNGに近づいている手法があるように思います。

バキバキやっちゃだめなのか?

施術者はだれでも初めは下手くそです。

それは仕方のないことです。

でも、施術が下手だと問題の起きる手法があります。

それは、瞬間的な骨格の操作で効果を得ようとするものです。

いわゆるバキバキ系と言われるものや、カイロプラクティックのアジャストなどがこれにあたります。

カイロプラクティックの場合は特殊な構造のベッドを使っている場合もあり、この場合骨格に必要以上の力が加わりにくいので比較的安全かと思われます。

それ以外の瞬間的な骨格の操作の場合、下手くそがやると「失敗」することがあります。

ただの「失敗」ならいいのですが、体を「損傷させる」ことがあります。

骨格は動かすけど、必要以上の力は加えない、というのは結構難しい操作です。

上手い場合は問題はありません。

でもたぶん、上手くなるまでにたくさん失敗すると思います。

そして、体を傷めてしまう患者さんも結構おられると思います。

僕の仲間や知り合いの中では、ある整骨院グループの方法などはとても問題が大きいとの認識を共有しています。

なんでわざわざ危険な方法で施術するのかなぁって感じ。

バキバキなるのに力が入っていない

もう他界された高名な先生に、首をバキッとやってもらったことがあります。

すごく弱い力しか使っていないのに、バキバキっと凄い音がなったので驚きました。

そういった施術者に憧れて難しい手技に挑む人が多いのかもしれません。

バキバキ系の場合、「力を抜いてください」といわれることがよくあります。

患者さんが力んでいるとうまく骨を動かせないんですね。

そして、その状態だと失敗してしまうことが多いかもしれません。

患者さんの状態に操作の成否が左右されてしまう手法というのも、ちょっと不安定かなと思います。

優しい施術の問題

ほとんど触れているくらいの弱いタッチで施術する方法にも弱点はあります。

それは、効果が得られなければ

「なんのこっちゃ」

と思われてしまうこと。

ごりごり揉んだり、バキッとやると、患者さんもやってもらった感覚があります。

その感覚に満足する人も少なくありません。

でも弱い施術にはそれがないのです。

ただし、これには症状と施術のミスマッチという場合もあります。

気持ちいいマッサージをしてほしい時に、あまりに弱い施術は合わないのです。

他にも優しい施術のデメリットはあり、マッサージなんかと比べて施術にセンスが要求される!かも?という点。

施術に求められる最低限の要素

でも優しい施術のメリットはとても大きいです。

それは、どれだけ失敗しても、体を損傷させてしまうリスクがないこと。

悪化させてしまわないことはとても大切です。

効果の大きい方法でも、10人に一人悪化させていたら、良い方法とはいえません。

うちの手法もそれほど強くはないタッチですが、それでも数々の失敗をしてきました。

もし強くやっていたら、大変な事態が起きていた可能性もあります。

バキバキ系に行く際の心得

バキバキやる手法でも、施術者が上手ければリスクは少ないです。

ですから、知人が行っていて上手い施術者だと分かっている場合のみ、行ってみるといいと思います。

飛び込みで試してみるのはおススメしないです。

最近バキバキ系で痛めたと思われる患者さんがいたので、今日はこんな記事になりました。

自律神経をダイレクトにケア。最新の方法

自律神経って、お聞きになったことはあると思います。

自律している、ということは、良い息子さんや娘さんと同じで「面倒みておげなくても勝手に上手くやってくれている」ということです。

悪い息子さんや娘さんの場合には・・、そうはいきませんが、僕なんかも未だに自律できていないという説が流されているのだとか。

んで、自律です。

そして、「自律神経失調」が大問題となっています。

実際に、自分が意図して行っている体の動き以外は全部、自律神経が行っています。

内臓の活動も、脳の活動も、ほとんど全部をやってくれています。

そして、それによって全部がうまく機能していることが普通なのです。

が!

肩が凝ったり、腰が痛くなったりします。

そんなん自律神経と関係ないやんか、と思ったらそれは実際には間違い。

なぜなら、いろいろな痛みやコリなども内臓との関係があるからです。

自律神経が全部の内臓の働きをうまくコントロールしているはずなのに、なぜ痛くなったり支障がでてしまうのか。

それはなんと!自律神経がコントロールできる範囲を超えて臓器などに負担が掛かっているからか、もしくは自律神経自体の働きが低下していると考えられるんで、ございますのよぉぉ。

ということで、負担を減らすか、もしくは自律神経の働きを正常化しなきゃあいけまっせん。

負担が大きい場合、とりあえず休むなり、暴飲暴食をやめるなりすれば解決できます。

自律神経が不調になると、うまく体が休めない

しかし、自律神経の働きが低下していると、休んでもなかなか回復しません。

それがなぜかというと、心身の緊張が高まってしまっていて、休もうと思ってもうまく休めない状態になっているからです。

そうなると、休んでいないのにまた働かにゃーいかん状況になっていまします。

でもって、最終的には病院送りになることもあります。

私は肩こりだけどよく眠れるよ!という人もいるでしょう。

そんな人は特定の臓器の調子が悪いだけかもしれません。

でも、もっと自律神経が活発なら、その臓器の不調も調整してくれるはずです。

ですから、自律神経の働きが少しだけ足りないのかもしれません。

休めないのではなく、暴飲暴食が「やめられない」という場合もあるとおもいますが、これも自律神経が失調していると考えられます。

適切な生活ができなくなっているのは、体がうまくコントロールされていないからです。

自律神経というのは、メンタル面からの負担でもすぐに不調になってしまう、考えてみればとても打たれ弱い機能のようです。

体を緩めて脳も緩める

これまでにも、自律神経を元気にするための方法はいろいろとありました。

自律神経の不調とは、通常ゆるめる方の働きを担う「副交感神経」の機能不足と考えられています。

整体の業界では、全身の筋肉の緊張を取るなどして、間接的に脳をリラックスさせる方法がスタンダードかと思います。

体が楽になると、実際に呼吸も深くなり、脳もリラックスします。

でも、緊張が本当に強くなってくると、その方法ではもはやリラックスさせられなくなってきます。

頭蓋骨を調整して、脳をリラックスさせる

もちろん、頭蓋骨の調整から脳の緊張をとる、というのも王道として認識されてきました。

当院でもいろいろな頭蓋骨調整をやってきましたが、悪くない方法です。

でもその場で脳がリラックスしても、またすぐに緊張が高まってしまう人もすくなくありません。

ではどうすべきなのか

脳の回復力を上げる

何らかの施術をして脳がリラックスしても、それが長続きしないとあまり意味がありません。

長続きするというのは結局、自分の力でリラックスできるようにする、ということです。

これに関しても、これまでにもいろいろなやり方を試してきたのですが、最近になって脳科学者と施術者が共同で開発したという手法が公開されたのです。

手法のキモは「良いホルモンがでやすい状態にする」というもの。

ですから、どこに触れば良いホルモンがたくさん出るかをかなり研究されたようです。

やり方も超簡単で、頭部の9カ所に軽いマッサージ的手技をリズミカルに行うというもの。

実際にやってみると、患者さんの脳から確かに良いホルモンが出ているような感覚があります。

自分自身にはやっても良いホルモンが出ないとのことなのですが、それでも脳の緊張がゆるむような気がします。

しつこい痛みにも効果。依存症にも?

まだこの手技を使って施術をした人数が少ないので、どのくらいの効果があるのかはこれからというところですが、今までの方法で施術しても、なかなか楽になりきれないという人に効果が得られているように思います。

脳の緊張と痛みが密接に関わっているからだとおもいます。

「良いホルモンがでない」という体調は、依存症の人に多くみられるようで、依存している行為のときだけ良いホルモンがでるので快感がおおきく、その行為をやめられないのだとか。

その場合、良いホルモンが普段から出やすい状況をつくると依存の行為をやっても快感がそれほどえられないので、勝手に依存しなくなるようです。

今回の手技は、依存症にも効果があると期待されます。、

ビタミン剤が効くタイプの腰痛

外ではそれほど感じないですが、室内だと湿気の高さを感じる今日この頃。

なんとなく体もだるいような感じです。

当整骨院に来られる人には、共通した疲労が見られます。

肝臓・胆のうに負担のかかる時期

このだるいような感じは、肝臓・胆のうへの負担アップが招いているようです。

理由ははっきりとは分かりませんが、最近の気温などお天気状況によるものだろうと思われます。

地震のせいではないでしょう、たぶん。。

肝臓には全身の血流のうち、25%程度が流れ込んでいるとされているのですが、この流れが少しでも滞ると体がとても重く感じるようです。

ちなみに、臓器で血流の多いところは、他には腎臓(25%)があります。

肝心の~、といいますが、かつては「肝腎の~」と書いたのだそう。

ビタミン剤が効いた症例

8年くらい前かなと思うのですが、ぎっくり腰の人でなかなか症状を改善させられない人がいました。

当時はまだ、どこの臓器に負担が大きいか今みたいには分かっていなかったので、、改善する確率の高い施術パターンでアプローチしていたのです。

そんな患者さんが何回目かに来られた時、かなり改善が進んでいたので何かいつもと違うことをしたのかを聞きました。

すると

「アリナミンを飲んだらよくなったみたいです。」とのことでした。

ビタミンB群などは、疲れに効く、みたいな感じで効果を謳(うた)われていますが、調べてみた結果、最も状態の変化が起こりやすいのは肝臓でした。

肝臓の疲労による腰痛にはビタミンがおススメ

腰痛にもいろいろあって、いつでもビタミンが効果的ということはありません。

胃の疲労が主体の場合などは、ビタミン剤を消化する負担で逆効果の場合もあると思われます。

でも、今の時期のような、体が重いような体調のときに起きたぎっくり腰には高い効果が得られる可能性があります。

鍼灸では、今の時期のような腰痛を「胆経腰痛」と言っています。

実際に経絡での反応は、胆のうの方がより強く出ていることが多いですね。

肝臓、胆のうの疲労から起きるこのような腰痛に対して、当整骨院では特別吸収率の良いビタミンサプリ

リポスフェリック ビタミンC

を飲んで頂くこともよくあります。

このサプリは、飲酒の前に飲んでおくとなかなか酔わないし、二日酔いにもなりにくい優れもの。

この点を考えても、肝臓の機能をサポートする効果が高いことが分かります。

健康管理のために、定期的に飲むのもおススメです。

このサプリはゲル状になっていて胃への負担もほとんどないようなので、だれにでもお勧めできます。

ただし、ちょっと不味いのだけが欠点かも。

一番効果的なストレッチ!

体のメンテナンスの方法として、ストレッチには確かな効果があります。

近年ではストレッチを「動的」「静的」の二つに分けて、それぞれに違った効果があると考えられるようになりました。

一般的に知られているストレッチは「静的ストレッチ」に分類されるもので、リラックス効果やクールダウン、老廃物の排出などにこうかがあると考えられているようです。

静的なストレッチと動的なストレッチ

    • 静的なストレッチ

関節の動く範囲を最大にまで、関節を他からの力で伸展させるもの。リラックス効果や老廃物の排出促進の効果がある。ストレッチ後一時的な筋力の低下があるとされる。

    • 動的なストレッチ

自分の力で関節を動かしながら行う。体をほぐし、ウォーミングアップなどに使う。筋力の低下はなく、ケガの予防にも効果。

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状況により、二つのストレッチを使い分けることで、より有用なコンディショニング方法になります。

ストレッチにもいろいろな部位をターゲットとしたものがありますが、意外に知られていない、一番健康増進効果の高い部位があります。

背骨のストレッチが最大効果

ストレッチというと、「筋肉」がターゲットと思われがちですが、関節へのアプローチとしてももちろん効果的です。

そして、体の中心に位置する「運動器の軸」であり、最も重要な関節の集合体が「背骨」です。

ですから、背骨のストレッチは大きな効果を期待できます。

今回は背骨のストレッチのうち、動的な方法の紹介です。

どなたかが動画を投稿してくれていました。
矢山式気功法 鳥の型[br num=”1″]
矢山式気功法 亀の型

ちょっと怪しい動きで、実際にやってみると結構暑くなってきますが、頑張ってやってみましょう。

本当は「撼天柱(かんてんちゅう)」と言われる方法も動画でご紹介したかったのですが、残念ながら見つかりませんでした。

あまりにも知られ過ぎている背骨のケア

背骨のストレッチはぜひ取り入れるべき健康法ですが、本当はもっと大事なことが背骨にはあります。

あまりにも誰もが知っていることなのですが、それでも実際に取り組んでいる人はとても少ない方法です。

それは

「姿勢を正す」

ことですよね。

姿勢を正すことは結構つかれる取り組みでもありますが、実際には体全体は疲れにくくなります。

慣れてくると、背筋を伸ばさずにいることが逆に不快にもなってきます。

なんとかして、良い姿勢を手に入れていきましょう。

改善の遅い人には深いところに問題が。

とても暑くなってきていますね、すでに。

 

このままいくと、夏になったらどうなってしまうんでしょうか。

 

先日草津温泉に行ったのですが、その日は気温がかなり低くて、夕方以降は冬みたいな気温でした。

 

なのに今日の気温は30度にせまる勢い。

 

 

さて、こういった気温の変化の大きい時期は、みなさんの胃腸はとても疲れ易くなっており、うちに来られる人はみなさん胃はバテた状態。

 

ぎっくり腰のリスクも高くて、今日もお二人来られてました。

 

一見どんな人にも胃腸のケアがもっとも効果のでる施術かなと思えてしまいます。

 

ですが!

 

ふと注意深く検査してみると、簡単に改善してしまう人とそうではない人には大きな違いがあったのです。

 

こんなことに気が付かないとは、油断しまくりーの、余裕ぶっこきすぎでした!

 

施術の最初の時点で、内臓のどこをケアすると内臓全部の状態が良くなるかを調べているのですが、今の時期だと大体「胃」か「小腸」あたりにケアすると良い、という結果になることが多いですね。

 

で、そのとおりに、胃や小腸が十分元気になるまでしつこくお灸したりします。

 

すると、全部の内臓の「ケアして欲しい」という反応がきれいさっぱりなくなってしまいます。

 

とても気分がよろしいです。

 

ですがなんと!

先ほどまで、さほどケアの必要性を訴えなかった臓器が、今度は俺の番だとばかりにケアの必要性をアピールしだす場合があったのです。

 

みんながおとなしくなったというのに、今頃なんですかあなたは!

 

そんなあなたは大抵腎臓。

 

なんで腎臓が!?とは鍼灸師のわたくしは思わないんでございますよ。

 

なんせ、東洋医学では生命の源やら、命の門やら言われる臓器なんでございます。

 

いつか放送していたNHKの人体の神秘に迫った番組でも、腎臓が寿命を決めると言ってました。

 

で、そんな腎臓が慢性的に疲労している人が一定数いるようでございます。

 

いやむしろ、老化での衰えなのか・・。

 

高校生なんかでも、腎臓が疲れている人は結構よくおられるのですが、そういう場合は腎臓ケアを最優先するような反応が多いですね。

 

体は慢性的な疲労と、急性的な疲労だと、急性の方を優先的に対処しようとするようです。

 

ですから、普段から腎臓が疲れている人の場合は、最近始まった疲れをケアしてからでないと、腎臓のケアを体が要求してこない、という訳です。

 

ほんと、体の仕組みってすごいですが、我々にとってはかなり面倒。

 

どうにかならないもんでしょうかね、まったく。

 

場合により、このあとだしじゃんけんみたいなのは、2段階でも終わらなくて、3段階までいってしまうことがあるようです。

 

あんた、まだ満足してくれませんのですか。

 

というわけでして、施術を短時間かするどころか、どーんどん長くなってしまっている今日この頃です。