去年は夏の暑さがなかなか薄らいでくれなかった
ように思いますが、今年は早めに涼しくなってきている
のではないでしょうか。
暑さが一段落すると、当院の忙しさも一段落します。
ぎっくり腰で来られるひともかなり減ってきました。
最近になってどこかが痛くなって来院された人をゼロサーチで
測定すると、膵臓の疲れている人が多いことに気が付きました。
秋本番・食欲の秋、までには早い時期ですね。
秋になれば言葉の通り食欲が旺盛になるのですから、
消化器系の働き・調子は上向いていることになります。
でも、暑さが薄らいで体もかなり楽になっているのに
膵臓の元気が低下しているのはちょっと不思議です。
それはなぜなのかなと考えていると、どうやら腎臓の回復と
関係があるようです。
腎臓は基本的には冬に弱りやすい臓器ですが、夏の暑さでも
非常に弱くなることがゼロサーチの測定で分かります。
最近の涼しさで、腎臓の疲労はみなさんかなり回復してきて
います。
膵臓と腎臓はお互いに弱めあう関係なので、腎臓の元気良さの
回復は、万全でない状態の膵臓の調子を低下させます。
このバランスの変化が「夏バテ」の正体かと思われます。
ですから今の時期に体の調子があまり良くない人は、少し控えめに
食べておいて、秋本番にむけて消化器の調子が上向いてくる
のを待ちましょう。
もうすぐ、しっかりと食べられる季節がやってきます。
おいしい季節がもうすぐそこです。