考えない先にあるもの

「日日是好日」という映画をテレビでやっていたので、録画したものを見てみました。

冒頭、茶道の「作法」についての描写があり、こーゆーのって、超苦手ですワ、と思ってみていました。

とにかく「覚える」という作業がワタクシ的にダメですし、作法の理由も忘れ去られたかのような世界で、完全に理解不可能な領域。

でも、選び抜かれたセリフが茶道の本質を徐々に教えてくれるかのよう。

「考えないでやる」「体が覚えている」

あまりにも細かく決められた作法が、思考から離れることを目的として精密に組み立てられた「瞑想の歯車」のように感じられる。

なーるほどぉ、そういう世界だったのですかぁ、静謐が誘う触れえぬ園。

すばらしくお勉強になったでござんすね、とてもすがすがしい気分なのであります。

このような優れた文化をあまりあれこれと分析するのは軽薄とは思うのですが、表面的な心では感じ取れない、「物事や人生の本質」に迫ることのできる、ひとつの形のようであります。

そろそろ、ワタクシにも新しい先生が必要であるようです。

そんでもって、検査等も全部、一新してしまいたいような気がします。

もっと、どフィーリング、こんな感じ、みたいな方向が良いかも。

おぉー、新たなせかいよー、やってきておくれぇ。

それでおしまいかよ!? ですって、お前さん!

まーね、そういう記事も良しとしておくんなさい。何故にかセンチメンタルな秋のワタクシなのであります。

ターゲットをアドレナリンに

急に気温が下がってきました。

心地の良い季節を一気に通り過ぎてしまったような。

さて、こういった気温の大きな変化が招くものは、そう、ぎっくり腰ですね。

ま、一気に気温が上がった場合ほどではありませんが、下がった場合も痛めるリスクはとても高くなります。お気を付けください。

ぎっくり腰への施術に複雑さはないものの、症状が強く出ているので緩和には時間がかかります。

ですから、朝から何人もぎっくり腰対応をやっていると、夜にはかなり疲れてきてしまいますね。

今の施術スタイルは、体の要求する順序で各部位をケアしていくわけでありますが、からだ殿のご都合上、ぎっくり腰に直接関係のない不調も「やっておくれ」ということでひじょーに大変な作業であります。

疲れてくるともう、戦意喪失。

「面倒くさいじゃーーん!」と、不謹慎ながら感じてくるのであります。」

最後のお一人の時、ふと思ったのであります。

「ぎっくり腰と関係のある不調だけに絞ってケアできれば・・・。」

でもどうやればいいのやら。

そんな時、昔在籍していた学会の手法をおもいだしたのであります。

それが表題のアドレナリンを指標に施術する方法。

かつては「ゼロサーチ」なる能力拡張マシンを使っても困難だったアドレナリンの捕捉が、今はマシンなしでも簡単にできるように、気が付けばなっていました。

「おぉ、いつの間にそんな芸当が!こりゃ便利でござんすね」

ということで、ぎっくり腰の場合腰部にアドレナリンの反応が強くでていますから、この反応を減らす手法やらアプローチ部位やらを探せばよいのでありまする。

するとまぁ、「マジで!?」ってくらいに簡単にケア終了。

こんな楽しちゃっていいのかしら?たぶん夢ですワ、もしくは妄想。

ところで、アドレナリンって良いホルモンでしょ?と思う人もおられると思うのでご説明しますと、アドレナリンは興奮したり緊張が高まった状態で出てくるホルモンです。

ですからアスリートの方々にとっては不可欠なものかもしれません。

でも治療所でベッドに寝てリラックスしているときにそんな物が分泌されているのは完全に異常。

痛いためや、不調で負担がかかっているところなどに仕方なく出てしまっているのであります。

ですからアドレナリンの反応を減らす方法がわかれば、痛みの改善や不調の回復につながると考えることができるのであります。

これで疲れていてもぎっくり腰カモンな体制になったわさ。

短時間の方が患者さんも楽だしね。

ということで、ぎっくり腰のかたはこぞって来院くださいまし。

お待ちしているでござんすよ。

体をぺっちゃんこにする

前回お伝えした寺田町のラーメン店事情。

今日は「家系」のお店にいきました。

夕方5時くらいだったからか、相変わらず店内はカラカラ。

やや不安でしたが、食べてみるとなんと!!

「う、うまい。。東京の時の味と同じでございますワ。」

と、いい意味で予想を覆してくれて感激してしまったのでございます。

テーブル席以外は壁に向かって食べるという流儀は、ワタクシ的には好きではないのですが、考えてみれば東京のお店も同じレイアウトでした。

味と店内の説明やレイアウトの統一。

家系の場合、店主はバラバラだと思うのですが、いわゆる「再現性の高いショップづくり」ということなんでしょうか。

それにしても、あの味であるならば、なぜあんなにカラカラなのか、逆に疑問に思われる。

ひょっとして、ワタクシのような行きつけのラーメン店がない「ラーメン店難民」が、意外にも寺田町界隈には少ないのかも。

確かに、満足できるお店があるなら、よそに行く必要がない。

でもま、ワタクシ的には寺田町での第一選択のお店となりました。

「濃ゆい系」が好きな人には、ぜひお試し頂きたいところであります。

さて、今日の本題。

いろいろな組織を調べておりますと、患者さんの身体を「結構しっかり」調整したあとでも、まだ不具合が見つかってしまいます。

今の施術スタイルは「患者さんの身体の望む順番で問題箇所をケアしていく」わけでありますから、施術の終わるタイミングで、大きな不調箇所が見つかるのは完全におかしいのであります。

でも2重構造の「胸膜」の内側の膜が、緊張しすぎていることがかなり多いことがわかりました。

そもそも、この内側の膜は、脳幹などと同じで、「次にケアすべき箇所」を探っていく検査では、まず該当してこない部位です。

それがなぜなのか。脳幹などのように、もともとのエネルギーの流れが強いから、ということでもなさそうでありますのに。

検査のどこかがまだ、未完成である証のように思われるのであります。

さてこの内側の胸膜という組織を効率的に緩めるにはどうすればいいのかと調べてみましたところ、背骨と胸骨を手ではさんで圧迫すればいい、ということが分かりました。

それはつまり、背骨と胸骨が若干離れすぎている、と解釈できる。

なぜ離れすぎるのか、といえば思いつくことは一つしかない。

それは、「呼吸の際に、適切なところまで息を吐けていない」ということでありまして、この不調は非常に多くの患者さんにみられる兆候です。

ですから、胸膜の問題というより、不適切呼吸の産物ともいえる不調なのであります。

うまく息を吐ききれなくなる理由は、一言でいうといろいろな意味での「緊張」だと考えているのですが、とりあえずその主張はおいておきまして。

これまでの検査では、この胸膜の問題は、まったく検知不可能。

この胸膜の問題が、施術終了の段階で解消されているように、「次に何をするべきか」をうまく体に聞いていかないといけまっせん。

身体に聞くといっても、ワタクシの検査は「yes – no」だけで効いていく手法でありますから、「体を圧迫する」という項目を新たに加えるようにしました。

すると、圧迫の必要性はとても高いという結果とともに、圧迫すべきなのは胸だけでなく、頭蓋と骨盤においても必要であることが分かりました。

かなり激しく運動している人以外は、この圧迫、つまりは「体をぺちゃんこにする」ケアはひじょーに大切であるようであります。

「呼吸を変えれば人生変わる」なんて言い回しを聞いたことがありますが、それはやはり、本当だったようでアリマス。

身体はペッちゃんこになりたがっている。ぺっちゃんこになって初めて、本来の血液循環がとりもどせるようであります。

それが分かったら、「自分で呼吸を適切な状態にする簡単な方法」が望まれるところでありますが、古今東西そんな方法は見出されていないと見受けられる。

というわけで、定期的に施術を受けてくださいますよう、お勧めする次第なのでありました。

いやー、今回は素晴らしい流れのご利用案内でござんしたね。

そろそろうちも、「痛いときだけ来たらよろしい」路線は変更かしら。

悪化する一歩手前でのご来院、お待ちしておりまするぅぅ。

体の不思議

当整骨院のある寺田町駅周辺。

いつのまにか、ラーメン屋さんが2つも出来ていました。

近年はラーメン屋さんに入ることもグッと減ってしまっているワタクシではあるのですが、地元のラーメン店くらいは把握しておきたいのであります。

何しろ今、行きつけのお店というのが寺田町には「居酒屋」と「お好み焼き屋」しかない。

つまり、ラーメン店がないのであります。

仕方がないので、わざわざ天王寺とか、上本町まで出かけていたりします。

そんな中でありますから、新しいお店にはひじょーに期待が大きい訳であります。

できていたお店は「煮干しラーメン」と「横浜家系ラーメン」でありました。

しばし考えて、まず煮干しラーメン店に。

食べてみて

「あーそうだった。煮干しラーメンとはこんな感じだったワネ。悪くはないけど、いまいち存在意義が分かりにくいですワ。」と思いました。

そういえば、煮干しラーメンに満足したことが一度もないような。つまり、もう一度食べたい、とまでは感じないのであります。

イメージはとても美味しそうなんですが、ワタクシの場合は今一つ、ヒットしないようであります。

家系のお店にはまだ伺っていないのでありますが、先に行かなかったのにはわけがあります。

それは店先に「細麺はじめました」と張り紙があったことであります。

家系のお店は、大阪にはそれほど多くないとおもうのですが、東京のセミナーに行っていたころにはよく食べていました。

ワタクシ的には大雑把に言って、コテコテで太麺が売りという認識。

なのに「細麺」でありますよ。

これはすでに、暗雲立ち込めているような雰囲気かも。

店内もカラカラで、若干入りにくい印象。

でも近々、食べてみたいと思いますし、期待もしている次第。でもほんと、寺田町は商売の難しいところのようで、しょっちゅう新しいお店が出現しています。

ラーメン店に至っては、あの狭い駅周辺だけで10以上あります。

飲食業界もとても大変だなぁとは、いつも感じることであります。

なんとか皆様、頑張って頂きたいと思います。

さて、前置きが長くなったのですが、新しく見つけた体の不思議についてであります。

ワタクシの場合鍼灸師でありますので、経絡の特性はよくわきまえております。

近頃では異常なくらい敏感になっているので、一瞥しただけでどこの経絡の状態が悪いのか、すぐに分かってしまいます。

そんなケアすべき経絡上の、さらに最もケアすべきツボに触れた瞬間、体に面白い反応がおきます。

さっきまで何ともなかった経絡が、急に流れを止めたようになるのです。

この急におかしくなる経絡は大抵、もともと状態が悪かった経絡と表裏の関係にありまして、表裏関係とはつまり、一番深い=近い関係であります。

この二つの経絡を使えば、一つの経絡だけを使うのに比べて、かなり大きな効果をだせるように思われます。

さてこんな風に反応が起きるのは、経絡以外にも臓器や隔膜、ホルモン系などがあるように、ワタクシには感じられるのでありますが、なんと関節にもこの関係があったというのが、今回の発見なのであります。

関節の場合、具合の悪い関節を触ったときに、他のどこの関節に反応が出るのかは全く予測がつかないようでありますが、反応のでてきた関節を触ると、別の関節に反応が移ります。

その反応を何度か追って触っていくと、あら不思議。もともと具合の悪かった関節が正常になってしまうのであります。

この反応の解釈はひとまず置いておくとして、悪い状態の関節に何の調整も必要ないということが、結構な衝撃なのです。

しかもどうやら、反応の出てきた関節も、触っていくだけで状態がもっと良くなってしまうようなのであります。

関節の状態をどうやって回復させるのかは、整体術のかなり重要なテーマの一つであるように認識しています。

技術が向上するにつれて、結局どんな方法でも、回復させられればそれでいいと認識が変わってくるようには思うのですが、調整しなくても触っているだけで回復というのは、正直想像もしていなかったのです。

それなら、筋肉や関節包や硬膜なんかもそうなのかと調べたところ、他の部位にでてきた反応に触れていくだけで、はやり回復してしまうようであります。

どうやら人体に起きている不具合の9割以上は、他の場所との関係性が悪くなるとか、協調性が崩れるとかいったことが理由で生じているようです。

この手法を使うと、体のあちこちを順番にただ触っていくだけで、症状がとれてしまいます。

「背骨が歪んでいるから、グイっと押して治さないといけない」といったような、ごくありふれた物質的な認識が完全に崩壊してしまったかのようであります。

さぁこれは、困ったことになりましたぞぉ。これはもう、おかしすぎる施術スタイルですぞぉ。

だけれども、逆戻りももはや不可能でありますワ。

とにかくもう、びしばし症状を回復させていって、治るからよし、とするしかございませんですワ。

ということで皆様方、乞うご期待。

それともひょっとして、ご用心?

ここさえ良くなれば

自分の状態がどんな感じなのか、良いのか悪いのか、意外に分からないものです。

体調に関しては、しんどいとかだるいとか、食欲がないとかで分かることは多いですが、それでも臓器ががんでも全然気が付かなかったりしますね。

精神面については、それこそうつ状態にでもなれば「なんだかおかしい」と思うでしょうけど、少しくらいの不調は気が付かないかもしれません。

もちろんワタクシ自身も、どんな精神状態なのかは実際に調べてみないとぜーんぜん分かりません。

瞑想だとかいろいろやっていても、所詮そんな程度であります。

でありますから、自分の頭がおかしくなっていないのかどうかについては、かなり意識をむけて管理するようにしておりまして、何とかいまのところ大丈夫であると、自分では判断しているところなのであります。

ご自分の精神面が健全かどうかを判断するには、

  • ごく普通の日常が楽しいかどうか
  • いろいろなことに心から感謝できるかどうか

この2点をたまに考えてみるといいと思います。

逆に

  • 人と比較しての勝ち負け、優劣
  • 他者への批判

が増えているなら、危険信号がでているかもしれません。お気を付けください。

さて、脳幹などにフォーカスした施術スタイル続編であります。

なかなか悪くない感触で施術していたある日最後の施術で、ある意味奇妙な症例に遭遇。

症状は、これまでさんざんやってきているぎっくり腰なのであります。

いくつかのアプローチをやって、脳幹にも脊髄にも力充実、さぁこれでおしまいね、とおもいきや、立ち上がると背中がまっすぐに伸ばせないまま。

通常でしたら、これは胃腸にエネルギーが足りていない兆候ですが、それもない様子。

立った状態で調べると、確かにまた脳幹にエネルギーが不足している状態になっているのに、それを引き起こしている他の部位の不具合が検査で出てこない。

え?え?なんでございますのこの症状は。スペシャリストのワタクシにまたしても誇大広告の嫌疑が?いやいやいや、そんなはずはぁ。ぐぅぅ。

でもま、さんざん失敗してきているワタクシでありますから、すぐにピンときたのであります。

つまりあれでしょ?脳幹とか脊髄と同等に注意深く調べないといけない部位が他にもあるってことでしょ?

でもって実際に色々と調べてみたところ、どうやら頸椎一番とその上下の関節が怪しい、ということに。

この患者さんの場合には、頸椎1番が頭蓋骨に対して前に行きすぎていました。

早速調整して再度立ってもらうと、おぉ、完全にまっすぐ立てるように。

いやー、びっくりしたぁ、よかったですワ。超安堵しましたですワ。

その後、詳しく頸椎1番付近のことを調べてみましたら、頸椎1番と2番の間の関節に完全にエネルギーが満ちていたら、脳幹のエネルギーも必ず満ちた状態になっていることが判明。

なーるほどぉ、脳幹の状態はC1-2がきめているのでありますかぁ。勉強になりまするなぁ。

ということで、今後はC1-2にエネルギーが満ちるように、全身の調整をすれば良い、という方針になったのでありました。

ところで、自分の体やら、来られている「むりやりモルモットさん」の体やらをいじくりまわしておりましたところ、非常に興味深い別の現象を発見してしまったのであります。

それによると、もはや関節への通常のアプローチは必要ないようであります。

そのあたりは、また次回に。

という訳で、今後も頼みますぞ、「深まる人」殿!

手作業の敗北か

電動歯ブラシを使っている人は少なくないと思います。

ワタクシもいくつかの機械を使ったことがあります。

でもまぁ、どってことありませんワ、ということで最近は手で歯を磨いていたのです。

でも先日、「音波歯ブラシ」なるものがあることを、初めて知ったのであります。

音波を使う主旨は、「歯垢がマイナスに帯電しているために歯にくっついて除去にしくくなっているので、プラスイオンを出しながら磨いた方が歯垢が簡単に取れる」ということだそう。

ほぅぅ、そうだったのか。

実は昔折れた歯のメンテナンスをあるときから怠っていたところ、数か月前に虫歯になっていることが発覚。

すぐ治してもらえましたが、その後の指導で歯磨きをもっと徹底するようにとのこと。

やり始めるとなかなか納得できなくて、今ではかなり長い時間、歯磨きに時間がかかってしまう事態に。

もっと短時間に、と思っていたところに登場したのが前出のメカなのであります。

実際に使ってみますと、とてもスムーズに歯垢がとれて、ツルツルになります。

しかも、十分に使えるモデルが2000円台とお安い!

前から使っている歯の隙間を掃除する「ウォーターピック」でも1万円はするといいますのに、高機能で低価格。

一度使うと、手で磨くスタイルには戻れそうにない。

音波歯ブラシを使った場合と同等にきれいにするには、10倍の時間がかかりそうです。

興味のある人は一度お試しあれ。

さて、今日の本題であります。

ぜーんぶを体に聞いて、その通りに施術するという術式になってから、およそ前進を阻むものはありはせんじゃろ、と意気揚々であります。

実際に難治なものにも成果は悪くないのであります。

なのに、であります。

なぜか一切効果のでない症例が、一日に2例も出てきてしまったのであります。

そう、その悲劇は前週の土曜日でありました。

1例ならず2例までも。もはや伸びに伸び切ったワタクシの鼻は、グリコポッキーのように、ポキポキに折れてしまったのであります。

伸びた分だけ、折れる箇所も多いようでありますね。

ではありますが、一体なぜなんだ?理論的にそんな事態が起こるはずは・・。

あまりの情けなさに、ずーっと考えておりました。

そして、すっかり忘れていた、今の術式の疑問点に再度、注目してみたのであります。

疑問点とは、「施術の対象として、どうして脳幹だけが入ってこないのか」

ということであります。

今の施術スタイルだと、肉体も心も魂も、施術の対象でありますし、それらを患者さんの体が要求した順にケアしていくので、どんな問題にもスキなくアプローチしているはずでなのであります。

なので、脳幹を個別に調べてみてエネルギー的に不足が大きく、ケアすれば効果も顕著という状況なら、脳幹をケアして欲しいという反応が体からでなければおかしい。

おかしいのに、反応がでない。

体の叡智とは、どうなっているんでございましょうか。「体は全部知っている」はうそだったのでありましょうか。

さんざん考えた挙句、やっぱりワタクシには分かっちゃったのであります。

ワタクシの脳みそ殿は、複数の物事を同時に処理することはてんで苦手でありますが、1つのことに集中させると、なかなか的を得た答えを探し出してくれるようであります。

今回結論として出てきたのは、体に流れるもともとのエネルギー量にかかわる問題だったのであります。

体には、臓器にも骨の中にもエネルギー(気)が流れておりまして、流れていないのは完全に異常であります。

ワタクシの使っている検査は、そのエネルギーの滞りが大きい順番に探し出しています。

その際、もともと流れの強いところは、流れが大きく弱まったとしても、それでもまだ普通のところと比べれば流れが弱くはなっていないので、検査では優先順位が低くなってしまう、ということだったのであります。

今回検証してみたわかったのは、脳膜・脳幹・脊髄などに関しては、普通の部位とは別の基準でエネルギー状態を調べないとダメ、つまり、強い流れが維持されていなければすぐに施術対象になりえる、ということでありました。

ぎっくり腰の施術をしていて、いつも不思議だったことがあります。

ほぼ、どの部位も完全にエネルギーが流れているのに、痛みが半分くらいしか取れないことも少なくない。

おそらくそれも、脊髄や硬膜にエネルギーの流れが不足しているのだと現時点では考えています。

次に来たぎっくり腰の患者さんで早速検証してみたいと思います。

いやー、これでスッキリ、明日からも楽しく仕事ができそう。

なぜか分からないけどたまたま改善したり、逆に改善しない理由がぜんぜん分からないなんていうのは、さっさと卒業したいレベルであります。

症状の原因を、一瞬で見抜けるようになりたいものであります。

ということでま、楽しくもない記事ではありましたけれども、今後も頼みますぞ、神様仏様、大いなる存在殿!

エネルギーを再利用する

もうすぐ、「マイナポイント」という制度が使えるようになります。

「それって何?」

かというと、政府のキャッシュレス&マイナンバーカード普及のための施策で、キャッシュレス決済をすると、使った分の25%がポイントとしてもらえて、ポイントはそのまま買い物に使えるという、100%お得な制度です。

ただし、所定の手続きをした人だけが対象で、その手続きにはマイナンバーカードが必要というのは、難点、かも。

ワタクシはもちろん手続きを済ませています。

でまぁ、何でこんな話をしているのか、であります。

ワタクシは学生時代からパソコンには馴染みがあり、windowsが登場する前から使っているのですが、それでも結構、四苦八苦する場面に遭遇したりします。

税の申告もe-taxという国の用意したツールを使って処理しているのですが、初めのころのツールは完成度が低くて操作が分かりにくく、

「こんなに分かりにくいのは、国税庁の嫌がらせかしら?」

と、マジで疑っていました。

現代はスマホやパソコンが普及して、使えて当たり前になっています。

でもその陰で、機械にうとい人は使い方が分からず、「難民」になっちゃっているのではと心配しているのであります。

キャッスレスやら言う前に、成人対象のパソコンやスマホ教室を無料で開催すべきではないかと思います。

そういった活動の先に、キャッスレスの普及や、ひょっとしたらある程度の国力アップも得られるかもしれないのであります。

できるだけ国民全体が一緒になって進めるよう、考えて頂きたいものであります。

さて、我々の業界にも「難民」はおられるわけでありまして、つまり、どこに行っても症状を治してもらえないで困っている人たちのことであります。

そういった難治の症状をお持ちの方々をビシバシ改善させていくことは、施術者の一つの目標。いえむしろ、「夢」であります。

なぜ夢なのかというと、難治の方々はそういって良いくらい、改善させることがたしかに難しいからであります。

でも、ワタクシにはかなり、分かってきているのであります

難治であるのはズバリ言って、肉体に原因がない、のが理由なのであります。

ではどこに原因があるのかと言えば、この奇妙なブログの読者はみなさんすでにご理解いただいているかと思いますが、精神や魂や霊などのエネルギーの領域にということに、おそらくはなってしまうのであります。

エネルギーの部分が原因で、結果的に肉体が痛いという図式は、理屈ではまだわかりやすいですが、実際に現場で患者さんに説明するとなると、ほとんど

「この先生はヤバいわね」

というエリアにズッポリと染まっている雰囲気になります。

ですからワタクシのようなアウトサイダーといえども、そのような説明はやや躊躇してしまうのが現実であります。

しかしながら、体の周りのいわゆる「オーラ」領域に存在している、例えば感情の問題がどこかの関節にダイレクトに影響を与え、痛みを出しているというようなことが、かなりはっきりと分かるようになってきました。

そしてそのような関節に対して、通常の手技を施しても肉体レベルのエネルギーの流れも回復しないため、一時的な痛みの軽減が得られたとしても、治りきってしまうことはまずありえないのであります。

そして難治な症状ともなれば、取り除くべき問題は、精神的に、魂的に、霊的に、とんでもなくたくさん存在してしまっているようでござんすね。

そして最近まで、そんな問題を1個1個除去してきたのでありますが、大きな問題ともなると、除去するとすごく大きな負担が肉体に生じてしまうことに困っていたのであります。

つまり、患者さんが帰っていくときに、来られた時点よりも、体力を大きく消耗した状態になってしまいます。

体の弱い人の場合には、1週間にもわたって、しんどくなってしまう事もあります。

いくら必要な処置とはいえ、これはいかん。

ということで、何か他の方法がないか探していたところ、大分のスーパー施術者・内尾先生はどうやってんのかしら?と思い、「静かな人」の力で調べてみました。

すると!

さすが内尾先生、単純な除去はやっていなかったのであります。

除去するのではなく、オーラの領域にあるエネルギーの問題と、症状のある関節とをうまく関わらせて、お互いを打ち消すような操作をやるのでございます。

するとエネルギーがロスせず、問題も解決してしまうようなのであります。

この手法から分かったことは、感情などが原因で肉体の痛みが結果という、単純な因果関係ではなく、お互いがお互いを生じているような関係である、かもしれないということであります。

人間はとことん不思議にできている存在であるようです。

またひとつ賢くなりました。

この先もどんな発見があるのか楽しみです。

以前の記事で登場した交通事故の患者さんも、すごく回復してきました。

感謝感激であります。神様仏様、「静かな人」様!

ターゲットを明確にする

おふ。あつい。

それしか言葉が出てこないのであります。

気の利いたトピックなんかも皆無。

なので早速本題であります。

我々の業界では、寝た状態で施術をすることが一般的です。

もはやそこに、疑問を感じる施術者も多くはないのであります。

でも実際には、どんな体勢で検査と施術をするのかということは、施術の成果を大きく左右する要素です。

ワタクシの使っているような検査の場合、検査時点の「体勢を楽に維持すること」を邪魔している問題をあぶりだすことが目的です。

ですから、立っているときと寝ているときとでは、結果が変わってくる場合もあります、

立っているときは重力に抗しているので、骨格の歪みとか関節の動きの制限が優先的に出てきやすい状況での検査ということになります。

寝ている際には体液循環が滞りやすいので、横隔膜やリンパや血管の問題がでてきやすい状況での検査ということです。

実際には体はとても精密にできているので、患者さんがどんなことに意識を向けているのかによっても、優先的に施術すべき場所が変わってくることもしばしばあります。

腰と首が痛い人でしたら、腰に意識を向けるのか、首に意識を向けるのかで、まずどこを施術すべきかが変わる場合もあるということです。

もちろん、体のどこかに大きな問題がある場合には、どんな体勢で検査してもまず施術すべき場所は変わりません。

ですから、通常であれば、どんな格好で検査して施術しても、大きな問題は解決できるということになります。

ただそれは、痛みを対象に施術を行っているケースに限って言い切れることでもあります。

もっと深い問題、例えば精神的な問題、特定の状況でのみ出現する内科的な問題、原因不明の疲労感などの場合、検査する状況をきっちり設定する必要があります。

患者さんが改善させたい問題に、今まさに「体」が意識を集中させているという状態での検査でなければ意味がないのです。

体が何かの症状に意識を向けると、その症状を回復させようという働きがおきます。

すると、うまく回復させるのを邪魔している問題が浮き彫りとなって現れます。

この問題こそが、特定の症状を改善するときに、まず対処すべき問題です。

通常の寝た状態での検査で探し出した問題は、治したい症状に全く関りがない場合もあるということなのです。

もちろん全身的に調子が良くなるような施術をして、目的の症状も改善することは良くあることですし、全身的に状態を良くすることはとても大切なことです。

それでも、その方法で改善したことはある意味で「運が良かった」とも言える結果にすぎません。

全体を回復させながらも、特定の症状にターゲットを絞った施術もする。

これが思いつく限り、一番期待のできる施術スタイル、かも。

でも当然もっと、ぶっとんだやつ、やってみたいのであります。

ぶっ飛んだ手法と結果は、常にワタクシの心揺さぶる桃源郷。

ですから頼みますぞ、神様仏様、「静かな人」様!

神様のけんか

信仰ある生き方というのは、良いように思われます。

もちろんワタクシには信仰なんてものはありません。

ただ、神様仏様の存在を感じるので、感謝しているだけであります。

信仰のある人でもその存在を感じるのが困難であるのに、ワタクシなんぞが感じられることに大変恐縮におもうのでありますが、勝手にそうなったので仕方ないのであります。

ところで、はじめて信仰の怖さを感じる事態が起きました。

日本では仏教と神道が主ですが、それ以外の神を信仰している人がいて、それはそれは熱心に信仰されています。

熱心な取り組みにより、ぴったりとくっつくには至らないまでも、ものすごく近くまで、信仰の対象がその人のそばまで近づいてきたのを感じます。

すると、その神様は日本の神様とは違い一神教のお方だからか、急に他の宗教を批判しはじめました。

ある本を読んで、仏教も神道も悪い考えに基づいた宗教だと分かったとおっしゃっていました。

身内の伝統的な信仰にも不満があるのだとか。

神様や霊的な存在と関係が深くなると、本人も気が付かないうちに考え方や生き方に影響を与え始めるようであります。

そして神様や仏様も、人間のような「気分」を持ち合わせている存在なので、排他的なあり方をしているお方もいる、ということのようであります。

日本の神様の場合、特に神道の神様には排他的気分はとても希薄であるようです。

いくら良い宗教でも、独善的であるなら、結果的に争いが起こらざるを得ないと感じます。

とても残念です。

なにか良い方法があればいいのですが、一切思いつかないのであります。

妙案のある方、おまちしています。

さて、前回の続きであります。

「静かな人」のおかげか、今までできなかった検査ができるようになりました。

我々施術者が何より知りたいこと、それは「一番効果の高い施術部位はどこなのか?」であります。

それを知るために、ありとあらゆる検査が存在しています。

そして、それら検査を総動員しても、なかなか先ほどの命題に答えを出せていないのであります。

そんな難問に、まさに「一番はどこですのん?」と意識して検査するだけで、簡単に答えが返ってきてしまうようになったのであります。

この検査で見出した部位に施術すると、前回・前々回登場の難しい患者さんにも、これまでで最大の治療インパクトを感じてもらうことができました。

不思議ですが、見出した部位は特に注目すべき部位でも、施術をしたことのない

部位でもなく、今までにも何度もアプローチしていた部位だったのであります。

ただ、その部位を見出した後、そこに起きている問題を解決する作業に入ったときに、今までと全く違った状況がそこに起きていたのです。

というのは、その部位に、肉体や精神や霊や薬剤や電磁波やそのほかもろもろの改善を邪魔する要素がたーくさん集まっちゃっていたのであります。

なぜそうなるのか、今のところぜーんぜん分かりまちぇん。

でありますが、それらてんこ盛りの問題群を全部解決すると、一つの部位ですごく大きな施術効果をえることができるようなのであります。

そしてその施術では、人間存在のすごく深い部分からの問題も根こそぎとることができるようではあるのですが、その際には患者さん本人の体力・精神力・魂力・霊力をとてもつもなく消費してしまうようであります。

ですから、特に体が丈夫ではない人の場合、しばらく体が重くなります。

ほとんど触れる程度の施術しかしていないにもかかわらず、であります。

でもその変化こそ、大きな作用の証明でもあるかもしれません。

ということで、これはもう確実に、ワタクシの目的地の敷地内には足を踏み入れているでしょ?

不思議に満ちたこの半年の出来事も、そろそろ幕をおろすのでありましょうか?

それとも、まだまだビックリする波がくるのでありましょうか?

痛々しくも生きてきてよかったのであります。

ということで、これからも頼みますぞ!「静かな人」殿!

自分の思うような自分には。

三浦春馬さんがなくなったそうで、「え、なぜ?」とは誰もが思う疑問かと思います。

真相は分からない段階ですが、村上春樹の小説に出てきた「五反田くん」という登場人物のことを思い出しました。

人気役者であったにも関わらず自ら命を絶った理由は、自分の演じている自分であり続けることが、耐えられなくなったから、ということでした。

いつも人に良い顔をしてしまう自分が嫌でありながら変えることができず、不可避な選択としての死が描写されていたと記憶しています。

どんな自分として生きるのか、自由に選択できるようでいて、本当は潜在意識からの強烈な「しばり」を誰もが受けています。

その「しばり」が少なければ少ないほど、楽に生きられるように思います。

どんな人もより自由に生きられるよう、良い体験、良い出会いがあるよう願っております。

さて、前回の投稿に出てきた患者さんは上手く治ったのか?であります。

ズバリ言って、

「思ったほどでは・・」

という展開に。

ぐはぁ、なぜなんだ、なぜ治らない!

だぁが、なにやらおかしな反応発見。背骨に軽く触れているだけなのに、えらく痛みが増強しているようではありませんか!

ワタクシの磨いてきた「動物のカン」を総動員して調べた結果、背骨の前面に張り付いている靭帯がおかしな状態であることが判明。

早速ケアしたところ

「最高にスガスガしい、体が軽い」とおっしゃって頂きました。

そして、万年の肩コリや首コリの人も完治するかも、とのご意見でありました。

最高であります。この瞬間の為だけに頑張っているのであります。

でも、前縦靭帯かぁ、うーむ、業界でも聞いたことのない話であります。そんな組織の問題が、あれほどの症状を引き起こすとは・・。

早速ほかの患者さんの体でも、その靭帯がどんな状態になっているのか調べてケアしてみたのであります。

すると!

う、イマイチな効果。そして案の定、劇的効果のでた患者さんの症状も、ある程度ぶり返していたのであります。

でもま、骨盤と脊柱付近の徹底したケアで、症状はかなり安定してきた模様。

もうあと、一押しといったところであります。

そしてまたまた「じゃあどこをケアするのか」でございますね。

ところで数日前、あるとき急に

「おぉ?こ、これは何?重い!押さえつけられる!」

と、濃いエネルギーを感じたのであります。でもこの感覚は、人間とかではなさそう。

調べてみると、神様でも仏様でもない、でもありがたい「存在」のエネルギーだと分かりました。

神様とどう違うのかですって、アナタ!

「ごもっとも」な質問であります。

神様や仏様は、ある意味人間の考えたものなので、その性質もやや人間に似ているようであります。

例えば、神様一人一人に、「ご機嫌いかが?」と聞いてみると、ちゃーんと「良い」とか「すごく良い」とか感じ取ることができます。

そして「すごく良い」ではない時、何をして欲しいか聞いて、例えば「お酒」と言えばお酒をお供えすると「すごく良い」になってくれます。

でも「存在」にはそんな「気分」は一切ありませんし、関係が濃くなっても神様のように「守護」するような、そばにぺったりとはならないようです。

実は前出のカイロの先生も「存在」の力を使われていて、それを教えてくれたのであります。

カイロの先生の「存在」のエネルギーは結構異質というか、独特な雰囲気、パワーの強い感じの印象です。

今回ワタクシに繋がってきてくれた「存在」は、森のエネルギーをもっと淡くしたような雰囲気であります。

ぴったりとくるネーミングがなかなか思いつかないので、「静かな人」とよんでいるのであります。

さて、なんでこの話をいきなりしているのかというと、「静かな人」とのつながりのおかげで、いつも使っている検査をこれ以上ないものに出来たと感じているからであります。

検査がどう変わったのか、とつづくのでありますが、ちょっと長くなりすぎちゃいましたので、続きはまた後日に。