骨VS筋肉(前回の投稿)の間違い

前回の投稿は、

「骨格を調整しても筋肉が治っておらんじゃないか!けしからん!」

という内容でした。

でもなぁ、なんだかなぁ、なんかひっかかるなぁ。

ということで、その後も身体の仕組みの理解のために

あーだこーだとやっていたのです。

するとやはり、骨格の調整で筋肉も良くなっているケースが少なくない。

骨格の調整で筋肉も良くなるケースと良くならないケースは何が違うのか。

骨格の調整場所が間違っている!

太ももの筋肉がおかしいなら、太ももの骨を調整すればいいんでしょと普通思いますね?

でもそれだと、上手くいく場合といかない場合がでてしまう。

なーんでかね?

やっぱり臓器の影響なのか?

と、あれこれいじっていると、全然別の場所の骨格の調整で筋肉がよくなるケースも発見。

これはまさか、恐れていた事態が?

恐れていた事態とは、つまり

「調整箇所の見極めが正確じゃない」

ということなんですじゃー。

そやけどね、あんた、そんなんわかる施術者はまずおらんねんから、仕方ないじゃないのよ、プンプン。

ということで、この事態はそれほど

「この下手くそが!!」

とののしられるほどの失態ではござらんよ。

だけれども、こんなことじゃあ長く伸びた鼻をへし折られるのも無理はございませんですね。

骨格の中にも経絡が!

折れた鼻を修復すべく、見極め方法の見直しを断行。

すると前より強く感じるようになったのは、皮膚の表面だけでなく筋肉の深いところとか骨の中にもエネルギーの流れがある、つまり経絡があるということ。

おぉ、これは確かな収穫でござるよ。

なぜって、「なんで皮膚表面の経絡を調整してもすぐに効果が表れないことが多いのか」

という疑問に一つの仮説がたてられるからですね。

その仮説とは、「皮膚表面だけでなく筋骨格系内の経絡も正常にならないと症状が改善しない」

ということでござんすけど、どっかでアタシと同じくらいの変人が、「おぉ、きっとそうだ」と言ってくれること間違いなしの自信作でございますのよ、ホホホ。

一番滞っているところを調整する

「んで、どこの骨を調整すりゃいいだよ、たぶん間違えてるだろうけど一応聞いてやる」

という変態のために述べさせて頂きますれば

「一番エネルギーが流れにくい骨を調整すればバッチグー(死語)。それができればこりこりの筋肉もポヤポヤになること請け合い」

ということでござんしょうねぇ。

あー、これで一件落着でござんすね。

これで今日もスヤスヤ眠れるってもんでございます。

お読みになったあなた、大変にご苦労さんでござんした。

ぜひまたご来院ください。

骨VS筋肉

開業してもうすぐ12年になります。

その間あーでもないこーでもないといろいろな施術方法を試してきました。

で、今はどうかというと、相変わらずあーでもないこーでもないの毎日。

進歩はあるんかい!とつっこみたくなりますね。

でもま、線路は続く~、でございます。

そしてまたまたうまく改善させられない症例が発生。

なーにがどーなってんのかいな?

伸びすぎている鼻がまた見事なくらいに折られているらしいとの噂が。

骨を調整すれば筋肉は勝手にゆるむ?

筋肉ってもんは、骨と骨をつないでんだよ。

だから骨格を調整すればちゃあんと状態が回復すんだよ。

だれかがそんなこと言ってました。

で、心底信じていました。

でもふと、魔が差したんですよ。

そうなっているんなら、目の前で起きている現象のつじつまが合わないじゃんかさ。

なら調べてみましょうということで調べてみましたら、え?え?まさかそんな。

あ、あんたまさか、わたしを、だましたの?

あんたいったじゃない、言い切ったじゃないのよ!

あんた一体何者だったのよぉぉぉ!!

てことで、あっさり神話は崩壊しました。

でもたぶん、僕と同じように信じている人が多いかも。たぶん、きっと。

こういった大事なことを教えてくれる人がいないのが整体の不思議な世界。

筋肉の不調は骨格あるいは臓器から

骨格がスムーズに動かなくて、それを動かしている筋肉に過剰に負荷がかかって筋肉が硬くなる。

それは実際にあります。

でももっと多いのは、臓器が疲労して、その臓器と関係の深い筋肉が過緊張、結果骨格も不調に、という展開。

この展開だと骨格を調整してもなーんの意味もないし、場合によっては悪化させるリスクにもなりうる。

なぜなら、筋肉がちゃんと働けないなら骨格が固まっていた方が安定するからですね。

この悪化リスクが本当に悪化につながってしまった症例が最近発生。

たぶん、前からあったんだと思うのですが、気が付いていなかったのです。

臓器が不調の出発点の場合、まず臓器のケアが必要です。

でもそれだけだと筋肉が元に戻らないケースもかなり多いよう。

例えば筋肉の中に固い部分「硬結」ができてしまうとか。

ですから筋肉にもケアが必要。

筋肉のケアも終われば骨格は元に戻るのかと言えばこれまたそうではないことも。

あー、体を治すって大変ですよ、みなさん。

臓器の不調は緊張から

でも、一番の問題は臓器のケア。

いくらケアしても原因がそのままならまたすぐに臓器は疲労します。

原因はいろいろで、食べ過ぎや薬を飲むことでの疲労、夜更かし、季節の変化、老化、など。

でも一番の問題は心身の過緊張。

お年寄り以外はみんな緊張状態になりやすい時代かもしれません。

ゆるきゃらとかもふもふの番組とかの人気はその状態の緩和に効果があるからかもしれないですね。

僕の気功の先生が言ってました。

一番「気を消耗」させるのは、不安と心遣いだと。

過剰なら心遣いも負担になりますね。

それにしてもお年寄りには元気な人が多いですね。

若い人が受け継げなかった生きる知恵があるかもしれません。

生活の質が逆に低下しているのかしら。こまったもんじゃー。

鍼灸師に逆戻り

先日ぎっくり腰の方で、お灸が苦手なので鍼で施術して欲しいという人がきました。

最近は鍼灸術からの脱却をもくろんでいたので、鍼を打つ自体お久しぶり~なかんじ。

でもま、さんざんやってきた事なんで、やり方は体が覚えています。

ということで、いざまいります、ズバッとね・・・。

と・・・、お!?

おおお、この感触は何でございましょうか?

ずいぶんとまた、気持ちの良いあんばいでござんすね!

おお、これぞまざしく
「エネルギーが流れ込む感じ」
でございますね。

外から入ってきたエネルギーが自分を通って患者さんへ。

で、調べてみると一つの臓器のエネルギーが一発の鍼だけで満ちています。

引き続き、別の臓器にもエネルギーを充填!

と、たった3つの臓器だけでバランスが取れた模様。

この展開はお灸ではありえなかったのでちょっとびっくり&感動。

お灸だと、こっちやってはあっちやって、がとても煩雑。

なぜそうなるかというと、外からのエネルギー供給がないので、患者さんの体の中のエネルギーをこっちに持ってきたらあっちが足りなくなって、あっちに寄せたらまたそっちが足りなくなって、となっちゃうのですね。

その点鍼の場合は、弱っているところに十分エネルギーを入れたら、他の所も弱っていたところに足を引っ張られなくなってより元気になる模様。

なのであっさり終了してしまう。

施術者の扱えるエネルギーが多くなると、鍼はすごいツールになってしまうようです。

というわけで、がぜん鍼を打つ気まんまんになってきましたでございますよ。

でもって、エネルギーのバランス調整が短時間でできるようになったので、骨格の調整がもっと進められるということに。

実はいうと、鍼は刺さなくても十分に効いてしまうようです。

刺さない鍼とはなんでござんしょうか。

それは、「ていしん」なるものぞよ。

でかい「つまようじ」のようなもので、先っぽを皮膚にくっつけておくべし。

痛くないから「さいこう」でございますねぇぇ、上様。

やっとわかったか、ぼんくらどもが。今後はよきにはからえ!

ということで、刺さない鍼も大活躍中。

この展開はまさかの「鍼を使うので値段が上がります」とのたまう危険あり!

みなさま、よくよくお気をつけなさいまし。