疲れている臓器の印象ってどんな感じでしょうか。

 

いつも施術していると、大幅にエネルギーが減ってしまっていて、

たくさん補給してほしい、みたいに感じます。

 

単純な疲れの場合はたくさん補給してあげればそれで

さしあたり解決!といってもいいですね。

 

でも、本当に調子の悪い臓器は、そんな状態ではないことが

感覚的に理解できました。

 

どんな状態になっているかというと、

「エネルギーはとても不足しているのに、エネルギーのタンク自体が

ちっちゃくなっていて、少しエネルギーを入れるとすぐにいっぱい

になる。でも日常生活の少しの負担ですぐにまたエネルギー

不足になってしまう」

 

なるほどねぇ、とおりですぐにまた症状がでてしまうんですね。

 

こんなことが分かったのも、東京でのセミナーのおかげです。

知らないうちに感性が向上しているのでびっくりします。

 

ところで、タンクの小さくなってしまった臓器ですが、

鍼灸術も含めた一般的な施術では、タンクの容量を大きくしていく

ことは、全くできないか、できてもささやかな程度です。

 

それがなぜかといえば、そもそもそんな視点がないからです。

 

一度状態が落ち込んだ臓器や老化した臓器を回復させる

という発想がないのです。

 

僕の鍼灸のお師匠さんは凄腕ですが、昔

「先生はどのくらいの頻度で施術すれば鍼灸術だけで

症状を完全に改善できますか?」

と聞いたところ、

「僕だったら週に2回は必要だね」

とおっしゃいました。

 

凄腕の先生がですよ。

 

これが平凡な技術の鍼灸師だったらどうなってしまうのか。

 

ちなみに僕の先生は、継続的にケアできる利点を考えて

ほとんど漢方薬で症状を改善していました。

 

漢方なら、毎日家で飲むことができますから。

 

でも、漢方薬でも臓器のタンクはそれほど大きくできませんし、

時間もかなりかかってしまいます。

 

東京のセミナーでの方法も問題点はあります。

 

なんせ、理論から技術まで、全部が難しいのです。

 

でも、それ以外は希望に満ちた施術法・理論です。

 

エッセンスは結局

「いかに脳のパワーを大きく発揮させるか」

です。

 

脳ってすごいんですね。