脳脊髄液減少症
脳脊髄液減少症について脳脊髄液減少症は当整骨院において、近年ご相談頂くことが増えている症状の一つです。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄と比較しても、改善がとても難しいことがその理由だと考えています。
この症状に対して、施術を試みるに値する確率で成果を得るには、おそらく少なくとも
- 脳脊髄液の流れを担う頭蓋骨や骨盤の動きの状態
- 脳室や中脳水道、脊柱管における液の流れ・停滞の状態
- 脳幹や下垂体の働きの状態
- 脳膜や大脳鎌、小脳テントなどのエネルギーの状態
などについて、かなり明確に調べられるスキルが求められるように感じます。
ただ、そのような項目について認識している施術者は、ほとんどいないのが現状です。
整骨や整体の業界において、多くの施術者は得意とする組織、例えばリンパや骨格などに対象を絞ってアプローチしています。
通常の症状であればその方法でも改善させられるケースはありますが、脳脊髄液減少症の場合には不可能です。
遠方の方で治療院を探される場合には、「手で触れることができない組織の状態も調べられ、かつアプローチできる施術者」が条件になります。
当整骨院では上記に挙げた項目以外にも、全身のエネルギーや精神面の状態なども調べた後、「何からケアしてほしいのか」を患者さんの体に直接聞くことで、最も効果が高く、体への負担も抑えられる手法を用いています。
施術後、体の状態がどう変わったのか、上記の項目などの再検査で確認します。
この症状の場合、発症から時間が経つほど回復に時間がかかり、また完治も困難になるように感じます。
理由としては、脳や脊髄を包んでいる硬膜内の液圧が極端に足りない状況が長くなれば、不可逆性のダメージも生じてしまうからだと推測します。
当整骨院へ来られるか検討されている場合には、一日も早い決断をお勧めします。