赤ちゃんへの施術について
整体を受けるタイミングとして、人生で最も大きな意味をもつのが赤ちゃんの時期での施術です。
それは身体が一番大きく変化していく時期だからであり、また育児をするご両親が一番大変な時期だからでもあります。
赤ちゃんは生まれてくるときに通常産道を通ってくるので、その際に頭蓋骨にトラブルを抱えることがしばしばあります。
ある程度のトラブルまでは、赤ちゃんの旺盛な回復力で成長に支障はないと思われます。
しかし、大きなトラブルが起きている場合には、全身の成長に影響を及ぼすことが推測されます。
トラブルの兆候として多く見られるのは、すぐに泣く、ぐっすり寝ない、体重が増えない、便秘がち、などです。
整体でのケアの成果は、それらの不調が解消されたり、大きく改善されることで、そばにいる人にならはっきり分かります。
そうした成果が、世話されているご両親の負担を減らすことにも繋がります。
赤ちゃんが本来持っている才能や能力が完全に発揮されるよう、ささやかな不調と思われる場合でも、1度は整体ケアの機会をもって頂きたいと思っています。
赤ちゃんへの整体スキルについて
赤ちゃんは会話ができないので、どんなことが身体におきているのかを本人から聞くことはできません。
ですから施術者が感覚的に体調を読み取る必要があります。
そういった意味で、一番検査能力を求められるのが赤ちゃんへの整体ということになります。
当整骨院では大人へのケアにおいてもとても感覚的に行っておりますので、、特に困難な部分は皆無です。
むしろ赤ちゃんが生まれてからの時間が短ければ短いほど、簡単なケアで大きな成果が期待できます。
同じ赤ちゃんでも、新生児と乳児というだけでも成果の出やすさに違いはあります。
ケアをするタイミングが早いほど、少ない施術回数での改善が見込めます。
1回のみ、というケースも少なくはありません。
赤ちゃんの不調が気になったなら、時間をロスしない段階でケアを受けるようお勧めします。
頭蓋骨の変形について
縫合早期癒合症と位置的頭蓋変形症(斜頭症や短頭症など)について早期の治療、もしくは手術が推奨されています。
頭蓋骨に起こっているトラブルの程度が大きい場合、これらのケアを受けるかどうか、迷っている時間的余裕はあまりないようです。
でも、手術やヘルメットによる矯正は「気が進まない」というのがご両親の本音だと思います。
当整骨院では、3週間という期限をもうけて、週に2回の調整を受けてみるようお勧めしています。
なぜ3週間なのかというと、6回くらいやってみると、その後期待がもてるのかどうかが、概ね感覚的に分かるからです。
頭蓋骨の受けているダメージのうち、産道で起きた割合が大きければ、十分に回復を後押しできる可能性があります。
胎内で頭蓋骨が大きくトラブルを起こしている場合でも、何割かの回復は期待できると考えています。
ケアの初期に変形が大きくても、偏った寝ぐせが変わることで回復は進みやすくなります。
お子さんの頭蓋骨が望んている通りに行うとても自然な調整を、お試し頂きたいと思います。