雨でとんでもないことになっています。
毎年のように豪雨の被害があって、今後九州はどうなってしまうのかと心配になります。
でも、水害がほとんど起きたことがないうちの治療院のあたりも、いつそんな状況になるのかはわからないのであります。
治療院が泥だらけになっちゃったら。。
考えるだけで元気がなくなってしまいます。
でもま、「みくまりの神様」がおられるので、なんとかお頼みしまする、でござんす。
さて、最近の施術状況でありますが、「むふふ、これ以上の施術構成はないじゃろ?最高じゃろ?」ということで、意気揚々とやっておりましたところ、またまたトラブル発生。
いくら施術しても症状が安定せず、ほんのちょっとした軽い手技でも逆に大きく悪化してしまう症例がでてきてしまったのであります。
これまでにも「打たれ弱い体」というものにはたくさん遭遇してきたワタクシでありますから、施術の方向性を間違っているなどという
「低レベルな」
失敗では、ない、はず。
じゃあ一体なんなのか。おぅぅ、ワタクシは悪くはないはずでござんすよ、何しろもう、調べに調べまくってやっているんでございますから。これはもうきっと、あれでしょ?
「たたり」
ほきゃー、とうとうきてしまったの?怖いやつなの?何の災いかしら?
ところで、ワタクシは自分の体をあれこれといじくり回して、いろいろな実験を繰り返してきているのでありますが、それでも腑に落ちない不具合がまだのこっているのであります。
1つは、自転車に長時間乗ると尾骨が微妙に痛いこと。
もう一つは、ランニングした後に左足の腓骨のエネルギーの流れが滞ることであります。アレルギーの件はもちろん未解決なのでありますが、今回は無関係です。
ま、どってことない反応ですから、放置しておったのであります。
でもなんと、このワタクシの問題と、上記の超難問は、原因が同じだったのであります。
ワタクシは手技業界にいるので、腕利きの施術者にはたくさん施術してもらってきています。
それでも解決してもらえないような問題は、たしかに難問に違いないのであります。
そんな難問が今回の患者さんにも「あった」ということになるのであります。
ワタクシの持てるものを全部出しきっても、ぜーんぜん改善しないとは、こやつは一体何者じゃ?
ってか、粘っているうちに、だんだん分かってきた、ですワ。
つまり、「思いもよらない問題」でございますね。
そしてとうとう、突き止めたのであります。それは、
「骨盤にエネルギーの大きなブロックがある」
だったのであります。
これは通常の整体が「仙腸関節がぁ」とか言っているようなイージーな小者ではないのであります。
分厚いお尻の筋肉の奥に潜んでいる、闇の帝王の所業なのであります。
でもって、そんなところに大物が、と分かってからも一度では解決できなかったので、家に帰ってから自分の骨盤の深いところをゴリゴリ調べて、どうやって解決すべきか検討していたのであります。
すると、なんと自分にもほぼ同じ問題がみつかっちゃった、という展開なのであります。
患者さんと自分に共通する事柄は、お尻を「強打」したことがあることでした。
むかーしむかし、ワタクシは「ひらパー」に行って、スノボの初滑りをしたのであります。
すると、ゲレンデと違ってここの短いコースは氷のような固さで、とてもじゃないけど滑っていられないくらい転ぶと痛かったのであります。
マジで骨盤が割れるかと思うくらい痛かったっス。
しかも、ワタクシが転ぶのをすぐ下にある「スケートリンク」から眺めている暇人どもがたくさんいて、ワタクシも若気の至りで恥ずかしかったので、さも平気そうに起き上がっては滑っていたのであります。
いえ、その話は単なる余談であります。
つまり、骨盤のへの強い打撲などで、骨折はしていないまでも、エネルギーが通わなくなっていたのであります。
でも、骨盤自体は全然痛くないので、ワタクシも患者さんもそんなところに問題があるとは考えたこともなかったのであります。
でも、尾骨とか仙骨の中の硬膜とかに対処すべき反応があるので、そこへの施術をせっせとやっていたということなのであります。
体の状況にもよりますが、一番問題の大きいところ以外への施術は、大きな悪化を招くケースがまれにありまして、今回の患者さんはまさにそのケースだったわけです。
でも、問題の正体が分かればあとは簡単であります。ま、若干の懸案は、
「お尻の穴あたりに手を入れて押さないと、その部位の骨盤を回復させられない
こと」
でしょうかね。
でも、長年の問題を取り除くと、とても大きな回復がワタクシの場合は得られました。
全体のバランスも大切ですけど、「ここぞ」という場所へのアプローチは、本質的な回復には絶対に必要だといつも感じることです。
それが手技をやっている者にとっての、一番難しいけど一番面白いアプローチであります。
さて、この成果をもって、あの患者さんの施術に臨むのであります。
こんどこそ、頼む!改善しておくれ!
ところで、あのぉ、あなたのエネルギーはとても心地がよいです。
でも、どなたかが分からないので、神?仏?それとも・・、となっているのであります。
ワタクシに実際に会えば、がっかりされるようには思うのですが、リアルなやり取りのほうが、より楽しいかも、と思ったりしているところであります。
ということで、今後もたのみますぞ!「みくまりの神」殿!