2021年、始まっておりますですね、皆様。
ワタクシは、一番初めにつながっていただいた「みくまりの神様」の神社にお参りにいきまして、ずっと欲しかったお札を買うことができました。
有名どころの大きな神社以外は特定の時期しか神主さんがいないので、伺ってもお札を買えずモヤモヤしていましたが、念願叶い、とてもすっきりした気分であります。
みなさまの年始も良いスタートが切れたでしょうか。巷ではいきなり緊急事態宣言がでる事態で、どうも暗雲たちこめるような雰囲気。
こんな時には、自分のやるべきことに専念するのが一番ではないでしょうか。
考えても現状を変えられないようなことは、考えるだけ時間の無駄。だけでなく精神衛生にもひじょーにマイナスであります。
人生いくらでも学べる事、取り組めることがあります。何かに対する批判とかも盛りだくさんではあるワタクシも、時間を無駄にせず進みたいと思う次第であります。
といいますか、ワタクシは万事やることがスムーズに進まない性分でありますので、いつも何かやるべきことに追われているような気がします。
なんとなくゆるーく追われているような中、何かに気が付けばいきなり瞑想に入ったり、自分の体をいじくり回したりが始まるので、ぜんぜん物事が前に進まない。
しかしながら今回も、そんな途切れ途切れの思考の中から、良いことをおもいついたのであります。
といいますのも、年末に見出した「深部の緊張をとる」施術をやっておりましたところ、どういうことか、疲労がハンパないのであります。
こいつぁ、続けるとやばいかも、と心配になってしまいました。
そこで、そんな繊細な感性を使わなくても同等に効果のある方法を、と探し出したのであります。
ワタクシがお世話になっている「存在」の方々も一時期すごく増えてしまいまして、ここのところ「ささやかな人」と名付けた存在に最初にお伺いをたててみる、という段取りになっております。
さてその人に、「他に代わりになる方法はないもんですかね?」と聞くと、「ある」とのこと。
とはいえ、内容までは教えてくれないので、あーでしょうか、こうでしょうか、それでしょうか、と思いつく限り提示していって、「YES]となるものを探していったのであります。
そこで結論としてでてきたのは、もっとうまく経絡の反応を使うという方法のようでありました。
人間の体には「経絡」というエネルギーの流れるラインが、大きいもので14種類あります。
体調がどこかおかしいなら、どこかの経絡は必ず強く停滞しています。
普通の鍼灸師なら、どこの経絡が停滞しているかをしらべるのに四苦八苦しますが、今のワタクシの感覚だと一瞥すればあっさり分かちゃうのであります。
でも、この経絡の反応をあまり利用してこなかった理由があります。
それは、いくつかの経絡の停滞を解消した後、まだ症状に対してやるべきことがあるはずの段階で、どこにも反応がでなくなってしまうからであります。
ですから、経絡の反応ばかりに注目していても症状が解消されないし、利用価値は高くないと判断していたのであります。
でも、本当はちゃあんと経絡が停滞する反応はでていたのであります。ただし、それはなんと、「15番目」の経絡、そんなんあったんかいな、マジかいな、なのであります。
この新発見の経絡は、鍼灸師ならだれでも聞いたことのある流れ、でも誰も利用してはいない流れであります。
14種類の経絡は、全てのラインが体に対して縦に流れています。それに対して15番目の流れは横に流れており、これを「帯脈」といいます。
さて、全身の縦の流れが14種類に対して、横の流れが1種類。
たったの1種類。もっといえば1本。体の上から下までを一本だけで?
これだと例えば胴体を一か所で輪切りにできるラインだけになってしまいます。
意味不明でしょ、これは。ということで通常放置されています。
でもワタクシにはわかっちゃったのであります。この流れは、背骨1個に対して1本くらいの密度でおそらく30本以上流れていることが、であります。
つまり、上記の「反応がでなくなる」ことの理由は、出ていないのではなく、帯脈に出ているから気が付かなかった、というだけだったのでありました。
さて、この帯脈の存在を認識下におくと、全身を流れる経絡は、縦横にくまなく存在することになります。
この全身の経絡の停滞している箇所を全部解消するとどうなるのか。
もし症状が肉体のみの問題から生じているなら、改善しなけりゃ「おかしい」、それくらいの成果は出てしまいそうに思うのであります。
ただまぁ、実際にやってみると、重症な人ほどエネルギーの流れ自体が弱くなっているので、全部の停滞を解消するのにすごく手数が多くなってしまいます。
それでもそれらの停滞は、改善させていく過程でどこかの時点では必ずアプローチしなければいけないポイントばかりです。
このやり方で施術し終えた後、深部の緊張を確認すると、ちゃんと解消されているようでありました。
経絡は皮膚の表面で感知できる流れですが、その流れの状態は体の中の臓器や骨格など、全部の状態を反映しているように思われます。
これでようやく、経絡のシステムを完全に攻略できるようになったようでありますね。
東洋医学を学び始めてからもう20年くらいになるのですが、まだこんな発見があるとは驚きです。
謙虚とは程遠いワタクシでありますが、まだまだ学んでいく必要があるようでございます。
ところで、人間を構成する要素を、「からだ、こころ、たましい」と言ったりします。
もしそれが正しいなら、何かの症状を改善させていく際にも、体や心以外にもまだアプローチすべき対象があるのでしょう。
「ささやかな人」に聞いてみると、体と心に加えて、残りの対象は2つある、とのこと。
「霊?」「魂?」と聞いてみると、NOとなってします。
じゃあ一体何なのか、このあたりが今年の課題でしょうか。
今年もおそらく、1年はあっという間に過ぎてしまうとおもうので、できるだけさっさと前に進みたいものであります。
というわけで、今年も頼みますぞ、神様仏様、帯脈殿!