慢性的な症状の人をケアしていく上で、なかなか攻略しにくいと一番感じる臓器は「肝臓」かもしれません。
どの臓器も、すぐに良い状態にすることはできないのですが、他の臓器は一度ケアすれば、少しの間痛みの引き金になることをやめてくれることがよくあります。
ところが肝臓が症状の引き金になっている場合、一度ケアしてもまたすぐに症状が出てきてしまう印象が強いのです。
肝臓と関係の深い症状
肝臓との関わりが大きいと思われる症状の代表各は、
「体が重い」
というもの。
これは、肝臓での血流が滞っている場合によくみられる愁訴です。
肝臓には全血流のうち25%が流れ込んでいるとされていますが、肝臓の構造上流れが停滞しやすいと考えられます。
血流の多いところが滞ると、体調が悪化した感覚がとても強くなります。
特にじっとしていた後に症状や重さを感じやすいので、寝起きの辛さを訴える人が多いです。
肝臓が不調になった時によくみられる他の症状は、
「肩甲骨の内側が凝る」「股関節が痛い」「足がつる」「歯ぎしり・くいしばる」
などです。
肝臓が不調だと分かっていても、簡単に改善させられる方法がなくて、なにかいい方法はないかと考えていました。
とてもまずい「リポスフェリックビタミンC」を飲んでもらうというのが一番のおススメでしたが、飲みにくいのであまり評判は良くなかったですね。
体重を3%落とす効果
そんなところにNHKの番組で、「体重を3%落とすことで奇跡が!」というのがやっていたので見ていました。
体重を3%落とすだけで、高脂血症・高血糖・高血圧が大きく改善するとの内容でした。
また、肝脂肪も調べていたのですが、これも大きく減少するとのこと。
3%のダイエットでなぜこれほどの効果が得られるのかは説明がなかったように思うのですが、肝脂肪がへることで、肝機能も回復したことによるものかもしれません。
体重の3%ダイエットで肝臓ケア!
ということで、疲れやすい、体が重い、というような状態が続いている人には、軽いダイエットがおススメかと思います。
ダイエットにもいろいろな方法がありますけど、若干食べる量を減らせば同時に胃腸も元気回復!しそうです。
肝臓が回復して胃腸も元気になれば、ぎっくり腰や寝違いなど、急にやってくる症状もでにくくなると思われます。
それにしても肝臓は難敵です。
肝臓と関連のある頭蓋骨はおでこの骨なんですが、ここの動きが悪いひとがとても多いのです。
なんでこんなにおでこが?と不思議だったのですが、最近その謎が解けたのです。
それも先日のセミナー参加のおかげなんですが、その話はまた次回に。