自律神経って、お聞きになったことはあると思います。

自律している、ということは、良い息子さんや娘さんと同じで「面倒みておげなくても勝手に上手くやってくれている」ということです。

悪い息子さんや娘さんの場合には・・、そうはいきませんが、僕なんかも未だに自律できていないという説が流されているのだとか。

んで、自律です。

そして、「自律神経失調」が大問題となっています。

実際に、自分が意図して行っている体の動き以外は全部、自律神経が行っています。

内臓の活動も、脳の活動も、ほとんど全部をやってくれています。

そして、それによって全部がうまく機能していることが普通なのです。

が!

肩が凝ったり、腰が痛くなったりします。

そんなん自律神経と関係ないやんか、と思ったらそれは実際には間違い。

なぜなら、いろいろな痛みやコリなども内臓との関係があるからです。

自律神経が全部の内臓の働きをうまくコントロールしているはずなのに、なぜ痛くなったり支障がでてしまうのか。

それはなんと!自律神経がコントロールできる範囲を超えて臓器などに負担が掛かっているからか、もしくは自律神経自体の働きが低下していると考えられるんで、ございますのよぉぉ。

ということで、負担を減らすか、もしくは自律神経の働きを正常化しなきゃあいけまっせん。

負担が大きい場合、とりあえず休むなり、暴飲暴食をやめるなりすれば解決できます。

自律神経が不調になると、うまく体が休めない

しかし、自律神経の働きが低下していると、休んでもなかなか回復しません。

それがなぜかというと、心身の緊張が高まってしまっていて、休もうと思ってもうまく休めない状態になっているからです。

そうなると、休んでいないのにまた働かにゃーいかん状況になっていまします。

でもって、最終的には病院送りになることもあります。

私は肩こりだけどよく眠れるよ!という人もいるでしょう。

そんな人は特定の臓器の調子が悪いだけかもしれません。

でも、もっと自律神経が活発なら、その臓器の不調も調整してくれるはずです。

ですから、自律神経の働きが少しだけ足りないのかもしれません。

休めないのではなく、暴飲暴食が「やめられない」という場合もあるとおもいますが、これも自律神経が失調していると考えられます。

適切な生活ができなくなっているのは、体がうまくコントロールされていないからです。

自律神経というのは、メンタル面からの負担でもすぐに不調になってしまう、考えてみればとても打たれ弱い機能のようです。

体を緩めて脳も緩める

これまでにも、自律神経を元気にするための方法はいろいろとありました。

自律神経の不調とは、通常ゆるめる方の働きを担う「副交感神経」の機能不足と考えられています。

整体の業界では、全身の筋肉の緊張を取るなどして、間接的に脳をリラックスさせる方法がスタンダードかと思います。

体が楽になると、実際に呼吸も深くなり、脳もリラックスします。

でも、緊張が本当に強くなってくると、その方法ではもはやリラックスさせられなくなってきます。

頭蓋骨を調整して、脳をリラックスさせる

もちろん、頭蓋骨の調整から脳の緊張をとる、というのも王道として認識されてきました。

当院でもいろいろな頭蓋骨調整をやってきましたが、悪くない方法です。

でもその場で脳がリラックスしても、またすぐに緊張が高まってしまう人もすくなくありません。

ではどうすべきなのか

脳の回復力を上げる

何らかの施術をして脳がリラックスしても、それが長続きしないとあまり意味がありません。

長続きするというのは結局、自分の力でリラックスできるようにする、ということです。

これに関しても、これまでにもいろいろなやり方を試してきたのですが、最近になって脳科学者と施術者が共同で開発したという手法が公開されたのです。

手法のキモは「良いホルモンがでやすい状態にする」というもの。

ですから、どこに触れば良いホルモンがたくさん出るかをかなり研究されたようです。

やり方も超簡単で、頭部の9カ所に軽いマッサージ的手技をリズミカルに行うというもの。

実際にやってみると、患者さんの脳から確かに良いホルモンが出ているような感覚があります。

自分自身にはやっても良いホルモンが出ないとのことなのですが、それでも脳の緊張がゆるむような気がします。

しつこい痛みにも効果。依存症にも?

まだこの手技を使って施術をした人数が少ないので、どのくらいの効果があるのかはこれからというところですが、今までの方法で施術しても、なかなか楽になりきれないという人に効果が得られているように思います。

脳の緊張と痛みが密接に関わっているからだとおもいます。

「良いホルモンがでない」という体調は、依存症の人に多くみられるようで、依存している行為のときだけ良いホルモンがでるので快感がおおきく、その行為をやめられないのだとか。

その場合、良いホルモンが普段から出やすい状況をつくると依存の行為をやっても快感がそれほどえられないので、勝手に依存しなくなるようです。

今回の手技は、依存症にも効果があると期待されます。、