患者さんが来るたびに、
「新しい手法ができまして、これがまた画期的で・・・」
という説明をしているような、安定感皆無のワタクシの施術ですが、
ここしばらくはさらに変化が激しくなってしまっています。
最近の目玉は「刺さない鍼=てい鍼」の大活躍でありまして、
完全に施術の主役になってくれています。
しばらくの間、気功のような手法で臓器に直接的にエネルギーを入れていたのですが、
ブームは完全に過ぎ去ってしまいました。
それはなんで、ですと? お嬢さん。さすがに着眼点がよろしい。
それはでございますね、もっと良い手法が出てきたからに他なりませんで、
つまるところそれが、「てい鍼」を使った方法ということになるのでござります。
主要な臓器には、経絡というエネルギーの流れがあります。
臓器がダムで、経絡が川のような関係性。
臓器にエネルギーを直接入れた場合、その時点では経絡のエネルギーの流れは半分くらいしか回復してくれません。ま、入れ方がちょとまずいだけ、なのもいなめないのですが。
それと比べ、経絡の「ここぞ」というところから「てい鍼」でエネルギーをいれると、経絡も臓器も見事にエネルギーが一杯になってくれます。
この効果にはワタクシも「うーん、素敵ですワ」と、うなってしまうくらいでございます。
考えてみれば、昔の気功の達人が「エネルギーを直接臓器に入れる」なんてことは、思いつかない訳がないのでございまして、そんな中でも鍼灸術が廃れず、練り上げてこられたのは、気功の手法を凌駕する部分があったということなんじゃないかと。
実際に日本の鍼灸師の99%は気功などのエネルギーワークを訓練したことのない人々ですが、それでもそれなりの効果を鍼灸術で発揮されています。
気功のメソッドですと、気功の訓練なしにはほとんど効果は出せないことを思えば、鍼灸術のシステムがすごいのは間違いないですね。
僕も鍼灸術を完全にアナドッていました。しゅみましぇーん。
で、てい鍼で施術すると、ズバリ言ってリンパも簡単に流れてしまいます。
あっけないじゃーん、くらいに。
実は前回の投稿後、リンパを色々といじっていたのですが、その流れの複雑さに辟易してきまして、そんな時ふと気が付いたのは、リンパの停滞は、どこかの経絡の流れの停滞と必ず関わっているということ。
ですから、経絡の不調が解決すれば、おのずとリンパも流れちゃう、ってことですね。
ところで、エネルギーが足りないやら、どっかの骨の動きが悪いやらの問題には、より深い問題との関わりが大抵ありまして、それをどんどん深い方に突き進んでいくと、最後にたどり着くところがあります。
それがどこですって、旦那。
言ってしまえば「あっそ」みたいな、もう一つ面白くもない話。
つまりは「脳」ということでございまして。
じゃあ脳がどうなってんのかと言いますれば、おそらくですが、あまりにいろいろな負担にさらされ、緊張し、疲労しているのではないでしょうか。まこと、おいたわしや。
季節の移り変わりの負担に、電磁波に、ストレスに、食べ過ぎに、夜更かしに、汚染に、仕事のし過ぎに、愛の欠乏に、自己嫌悪に、つまりは「全部の負担の合計」がある一定以上になれば脳が疲労し、体をケアする余力がなくなってしまう。
それが多くの不調の真の原因かも。
なんてことですか! 脳みそ殿がそんなことに・・・。
そして! ワタクシは脳みそ殿を助けてあげることに全力を注ぐことにいたしました!
もうしばらくの辛抱ですぞ、脳みそ殿!