まだまだ寒い日もある今日この頃ですが、ここ2~3日くらいの間に、患者さんの体の状態も春にシフトしてきているなと感じています。
というのは、肝臓・胆のうをケアして欲しいという体の要求が増えているからです。
東洋医学では、春は肝臓・胆のうに負担のかかる時期なのです。
調べていると実際には、胆のうの反応がより強い場合が多いですね。
なぜなのかはわかりませんが、もともと小さい臓器なので、疲れやすいのかもしれません。
ぎっくり腰の人の場合は、この時期でも胃や小腸の不調が多いようです。
さてここのところ取り組んでいる
「メカニカル・リンク風」施術ですが、思わぬ成果を生んでくれました。
というのは、もう15年以上にわたって取り組んでいる「経絡治療」で引き出せる効果が、MAXにかなり近づいたように思われるのです。
経絡治療というのは、日本における鍼灸施術での一つの大きなジャンルで、体に流れているエネルギーを滞りなく流すことで体調を整える方法です。
この手法にもいろいろな理論があって、完全に使いこなせている人はかなり少数なのではないかと思います。
やればやるほど逆に難解な部分もあって、僕もこれまで本当にいろいろなことを試みてきました。
でも試行錯誤もとうとう終わりがきたようです。
どこのエネルギーが滞っているのか?ということと、その中でも特にどこへ施術すべきなのか?ということが感覚的に分かってしまうと、逆にシンプルな手法だと分かってびっくりしてしまいました。
そして、少ない手数で体の状態を大きく変えられることが分かりました。
体の要求していたことはこういうことだったのか、ふ~ん、て感じ。
今までなんて下手だったんだろうと今回もまた思い知らされる展開に。
ありがたし、ありがたし!
2週後のリンクのセミナーでもおそらく、びっくりするような収穫があると思います。
「先生はやり方が変わりすぎる」
とはよく言われてきたことで、特にメカニカル・リンク風をやりだしてからは評判がすごく悪かったんだと思います。
最近は患者さんもかなり減った感じで、施術を元に戻すべきかとも少しは思ったりしました。
それでも、治せない人が少なくないような施術をやり続けるのも苦痛で、変化していくことは技術の向上のために仕方のないことでもあるのです。
僕の場合は性格が極端なので、思ったが最後、元には戻れません。
でもようやく、確かな領域に到達しました。
経絡治療に関しては今後やり方はほとんど変わらないと思います。
ただ、頭蓋骨や背骨の調整方法については、まだまだ変わっていく可能性があります。
皆さんにはこれからも、ご迷惑がかかることもないとは言えない、というかあるでしょうけど、こらえてくださいね。
その代わり僕はもっと、上手くなりますので。
にしても、達人までにはまだまだ遠い道のりなんですかいのぉー。どっかから超能力が湧いてきませんかのぉー。