先日の東京のセミナーで、ポンピングなる手技を習って
きました。
見た目、手のひらで単純な圧迫を加えているようにしかみえませんが、
患者さんの活力をあげるために不可欠の、そして効果大の手法だとか。
とても高度な技術が要求されるようで、セミナーでの上級者でも
なかなか難しいのだそう。
でも、練習しないといつまでたってもできるようにはならない
ので、今の自分には無理とは思いつつ取り組んでいます。
あるとき、仰向けでお灸しているときに時間があるので、何気なく
お腹へのポンピングをしてみました。
すると!
ポンピングする前とは体の要求が変化していました。
いろいろと検証しているのですが、お腹をポンピングすると、
お腹の筋肉を緊張させている内臓問題が浮き彫りになる
ようです。
はり・きゅう的、というか東洋医学的検査では、おなかの状態を
みて、どこが不調なのか読み取るのはごく普通の方法です。
それは、おなかには全身の不調が反映されるからですが、逆に
お腹の状態がよくなれば体調が回復しやすいこともよく知られています。
ですから、いきなり検査してお灸するより、お腹にポンピングして
検査すると、お腹の状態をよくするために必要な施術が何かがわかることで
より施術の高い効果がえられると考えられます。
意外なところにヒントは転がっているのですね。
ところでこのポンピング、やってみるとかなり疲れます。
手の平からエネルギーがたくさん出てしまうのでしょうか。
高い効果にはやはり、それに見合った何かが必要なんでしょう。