能力の突き抜けた内科の先生というのは、
発想もまったく違うのですね。
ある人気先生のところに、過食に悩む方が
こられました。
依存症にもいろいろなものがありますが、
共通点は「依存している行為をすると、快楽ホルモンが
ドバっとでて気持ちがいいので、何度もその快感を求めてしまう」
ということだそうです。
その先生は試行錯誤の末、患者さんの脳が
依存の行為をしていないときに良いホルモンがほとんど
でていないことに注目し、
普段から快楽ホルモンが出やすくする漢方薬を選定、
処方しました。
すると、依存の行為をしなくても、それなりに脳が心地よい状態
なので、それほど依存の行為を求めなくなったそうです。
依存症は単に我慢すれば良いということではなかったんですね。
依存症の背景には、ストレスによる緊張ホルモンの多量分泌
と、脳の元気の低下があるということですね。
最近ある内科の先生との連携でも、この手法で改善された
方がいます。
内臓との関連が強い症状で来られたのですが、内臓の元気が回復
したあとも症状がそれほど改善せず、ストレスを軽減する漢方薬を
内科の先生に処方していただいたところ、かなり良くなった模様。
脳の状態って本当に大事ですね。
ちなみに脳に良くないホルモンがたくさん溜まった状態には
発汗がおすすめ。
汗と一緒にどんどんでていくようです。
運動・お風呂なんかいかがでしょう。