今年も大変ありがとうございました。

すごく寒くなりました。

年越しにふさわしい冷え込みとも言えるのでしょうか。

みなさま、今年はどんな一年でしたでしょうか。

一瞬先がどんな展開になるのか、だれにもわかりませんね。

ですから、自分の人生をコントロールすることは不可能です。

でも、コントロールできることもあります。

たとえば、どんな思考に集中するのかや、考えるのか考えないのかの選択は、ある程度コントロールすることができます。

逆に、いろいろな場面でどんな感情が湧き上がってくるのかは、だれにもコントロールできません。

物事に対する感情、言い換えれば反応の仕方を変化させるために、心理学でいろいろな試みがなされてきました。

でも、精神科などでのケアをみるかぎり、あまり成果を出せていないようです。

それくらい人間の心理、物事への心の反応を変化させることは難しいということでしょう。

それでも、良い気分を維持できればおのずと良い未来がやってきやすいというのも、おそらく正しい原理のように思います。

良い気分でいられる時間を増やすためには、それなりの種まきも必要かもしれません。

僕の場合は、新しいことを学ぶことがその種まきの役割も果たしてくれています。

新しいことを学ぶと、新しい発見があって、新たに取り組むべき課題もでてくるので、退屈することがありません。

結婚する人は、それも種まきですよね。

未来を明るくできる可能性が広がると思います。

誰でも明るい未来を望んでいます。

でも、なかなか明るい方向に進んでいけない状況もあります。

精神的に追い込まれると、良くない選択ばかりしてしまう時期もあります。

状況が打開できないとき、どうすればいいのかは本当に難題です。

でもおそらく、行動をおこすべきなんだろうと思います。

良くない状況の時は、誰でもマイナス思考になってしまいますが、行動しはじめると思考にも変化が勝手に起こりやすくなります。

悪い思考や感情は良い方向にもっていき難いので、なんとかしてまず行動を起こすようにするといいと思います。

それもできなかったら、他に方法はあるでしょうか?

宗教?相談所?

だれか話を聞いてくれる人を探すべきかもしれません。

元気のないひとに、

「元気出せ!」

といったところで、全然元気はでないですよね。

元気は勝手に湧き出てくるものです。

元気がいい人も、なぜ元気が湧き出てくるのかはわかっていなくて、そういったものだと思っています。

元気が出てくる人は、それだけで十分幸せな人ですよね。

新年がみなさんにとって元気の湧き出てくる一年になるよう願っています。

今年もご来院ありがとうございました。

新年はもっとみなさまのお役に立てるよう、脳のパワーをアップさせたいと思います。

一年後どんな施術が可能になっているのか楽しみです。

邪気ってほんとにあったのね

何日かまえに急に寒くなってから、またぎっくり腰の人が増えています。

とにかく冷えるので、腎臓におおきな負担がかかる季節だ、というのは鍼灸の古典にも書かれていることでございまして、みなさんの体もそのとおりになっていること間違いなし!でございます。

ですから、特に下半身を冷やさないように気を付けましょう。

さて、当院では相変わらず体の仕組みについて、どーしてだー、なぜなんだーと考えておりましたところ、またまた不思議な現象が起きてしまったのでございますよ。

ある患者さんにはかつての手術で胃がありません。

ですから、胃のエネルギーが流れるルートはいつも流れが弱いのです。

こりゃーいけませんやね、ということで鍼やらお灸やらをそのルート上にすると、「楽」とのこと。

うむうむ、そうなると思ったんでございますよ、ワタクシも。

ということでお帰りいただいたのですが、次回来てみると見事に元の木阿弥逆戻り。

で、再度胃のルートへの施術をするも同じことが再現されてしまう。

胃がないから仕方ないじゃぁぁぁぁん!とも思われるのだけど、なんか別の方法ありませんですくわぁぁといういつもの展開に。

で、仕入れたばかりの「無形療法」で思いっきり胃にエネルギーを充填させました!パンパンでもう入りませぬ、ごめんあそばせ状態。

「楽」なのは当然として、次回はどうなのか。

すると!次回の来院時にも前ほどぶり返していない!

ほほほ、みましたか皆様方。ドバーンとやってシュパーンでございますのよ。

どれ、胃のルートはどんなもんでやんしょ、とみてみると???

またまた弱くなってんじゃーん。でもなぜか、改善している不思議。

これは、よくわからない現象、だけれどもま、改善したから良しとするのでございますよ。

それにしても、どうなってるのか気になりますよね、奥様。

だもんで面倒ですけれども、理由を突き止めるミッション発生。

いくつかの症例を経て、あやしい奴の目星をつけました。

そやつこそ、タイトルにも挙げた「邪気」、だったんですねぇ。

そんなのは、本のなかだけのものだと思っていました。

誰かの体を触って「気持ち悪い」ことはあっても、それが直接痛みに関わっているとは考えが及ばなかったです。

さて、「邪気」の及ぼす害とはなにか。

エネルギーの流れが弱くても、流れを邪魔するものがなければそれほど痛みはでないと推測される。

つまり、流れを邪魔して痛みの原因になるのが邪気というわけ。

調べてみると、体調の悪いひとほどたーくさん体内に溜まってしまっているようです。

取り除くには、「無形療法」みたいに大量のエネルギーを突っ込むか、特殊な方法で引き抜くなどの対処が必要。

ちなみに、体から邪気がでてくると、とても気持ち悪いです。

邪気を引き抜きつつ、骨やらを調整していく、考えてみるとそれほど画期的でもないような。

でもま、怪しさも増しつつ進んでまいる所存です。