ぎっくり腰の人、急増

さむーい毎日ですね。

 

で、急にまたぎっくり腰の人が増えているようです。

みなさんも、お風呂でゆっくりあったまって、早めに寝るように

しましょう。

 

ところで、ぎっくり腰について新しく分かったことがあります。

 

それは、体液循環がとても滞ることが大きな要因になっているということ。

 

体液といってもいろいろありますが、最も滞るのはリンパだというのが一般的。

 

リンパというのは、動脈で流れてきた血液のうち、静脈で帰っていくのが

約7割で、あと残りの3割の液体のことです。

 

リンパ管で帰っていくことになりますが、流れが静脈より弱いので、

滞りやすいとのこと。

 

でも、他にも滞るものがあったのですね。

 

それは脳脊髄液です。

 

最近調べていて気が付いたのですが、体液循環がある程度以上滞ると、

体中全部の関節が、若干こわばった感じになります。

 

関節を動かして検査すると今の僕の感覚だとはっきりそれが

わかります。

 

そしてその状態になっている人の背骨の一番上の骨(頸椎1番)

を調べると、必ずと言っていいほど動きが制限されています。

 

そしてその骨の制限をとると・・、なんと全身の関節のこわばりも

一気に取れてしまいます。

 

一番上の背骨は、脳から出てきた脊柱管がはじめに通るところなので、

この部分の状態は脳脊髄液の流れに大きく関わると考えられます。

 

ですから、頭蓋骨から背骨への脳脊髄液の流れが悪くなると、

全身の関節がこわばってしまうということになります。

 

関節がこわばっているのは筋肉の作用かもしれないので、

筋肉の緊張が強くなっているのかもしれません。

 

この仕組みが分かってから、ぎっくり腰の痛みが解決しやすく

なりました。

 

あとは、どんな状況になったときに背骨の一番上の骨に問題が

でるのか、そこを知りたいところです。

 

全身の関節にこわばりが起きている人には、肺の疲れも共通して

見られるような気がします。

 

肺が行うのが2次呼吸。脳の行うのが1次呼吸と呼ばれます。

 

とても関連が強いのかもしれません。

 

体の仕組みが分かってくると、とても面白いです。

 

今後、姿勢と体調の関係も調べていこうかと考えています。

姿勢の改善って、意識次第で結構簡単かもしれません。

 

 

 

 

 

 

メカニカル・リンク風施術

メカニカルリンクのセミナーは今年3月から順次受けていく

予定ですが、半年に1回(3~4日間)しか開催されません。

 

全部の内容を受講するのに6回必要なので、3年もかかってしまう

計算です。

 

でもま、そんなんまってられないやんか、ということで、

可能な範囲で手法を取り入れています。

 

ですから、メカニカル・リンク風。

 

どう操作するかよりも、検査と制限への考え方が大事なテクニック

なのですが、特に「抑制バランス」という概念があり、それがとても

役に立ってくれます。

 

簡単に説明すると、他の制限を作り出している親玉を見つけ出して

施術すると、他の制限も全部とれてしまう、というもの。

 

実際に使ってみると、体にできてしまっている制限の原因は、

「けがの後遺症」「呼吸・体液循環の問題」「臓器の疲労」

に集約されるようです。

 

一番簡単に解決できるのは「けがの後遺症」で1~2回で

大きく改善させられます。

 

つまり、交通事故での後遺症も意外に難しくないということに

なりますね。

 

でも、残りの二つは徐々にしか改善させられない感触。

 

どちらも、時間をかけて悪化してきているような制限なので、

解決にも時間がかかるのでしょう。

 

よく似た問題に精神緊張というのもあると思います。

「呼吸・体液循環の問題」とも関わりが深い問題です。

 

パニック障害などをお持ちの人は、いきなり発症したように

認識されていると思うのですが、実際にはそうではなさそう

です。

 

電車に乗ったときなどと特定の状況だけでなく、ごく日常の

精神の緊張度がだんだんと上がってきていたのです。

 

そして、少しでも緊張が増せば呼吸などに問題の起こる

程度まで緊張度があがった時点で、電車なんかにのると一気に発症してしまう。

 

こういう状態の人の頭をさわると、中の水が増えすぎて、パンパンに

なっています。

 

痛みの出現もよく似た状況かなと思われます。

 

ですから、改善させていくときもゆっくり緊張を落としていくしか

ないのでしょう。

 

とにかく、なんでも一回で解決したいと考えてきた部分が

あるのですが、体の状態が詳しくわかるにつれて、

どうやってもそれが無理な状況もあるのだと理解させられてしまいます。

 

心身の緊張をとるだけの施術方法も世の中にはたくさんありますが、

そういった施術が大きく効果をあげる症状もたくさんありそうです。

 

普通に生活しているだけで、昔より緊張度が高くなっているのが

現代の日本かもしれません。

 

今年もより良い一年に!

さて新年もあけて、すっかりいつもの毎日になりました。

 

受験生には、雪に負けずセンター試験を頑張ってもらいたい

ものです。

 

年始は意外なほど来院される方が多くて、胃や膵臓の疲れは

おせち等で理解できるものの、なぜか肺の疲れている人が

非常に多くなっていて不思議に思っています。

 

風邪ウイルスの影響なのでしょうか。

 

僕の施術の成績は相変わらずで、今日も一見それほど難しくもなさそうに

思えた症状が、なかなか頑固に改善してくれない事態が起きました。

 

最後はなんとか成果が出せましたが、ほんとまぁ、簡単じゃないですね。

 

でも、なかなか成果が出にくい人には、体液循環の問題が

あることがほとんどだと思います。

 

簡単に言うと、深く呼吸できていないために、静止時の

体液循環が足りていない。

 

この状況がとても多くの不調を引き起こします。

 

2月受講予定のセミナーで、これに効果的なテクニックを

学ぶ予定。

 

そして3月には!!

金・土曜日も休んで、

 

「メカニカル・リンク」

 

のセミナーを受けようかと。まず、一発目であります。

 

ということで、今年もますます技術アップを

図っていきますので、一度施術を受けてだめだった人も、

再度ご来院いただいて

 

「ちょっとは上手くなったんけ?」

 

とお試しいただけたら幸いであります。

 

では皆様、今年もよろしくお願いいたします。