小顔の秘訣

巷では「小顔矯正」なる言葉をときどき

目にするようになりました。

 

「顔って小さくなるんだ!」

と思った方は、ちょっと勘違いがあるかもしれません。

 

小さくなる、ではなく本当は

 

「元のサイズに戻る」

 

だけなんですね。

 

元のサイズがあって、今のサイズがある。

じゃあ、今のサイズって何なんだ?って話になります。

 

それはずばり

 

「むくんでいる」

 

ということですね。

 

この「むくみ」は顔の皮膚や筋肉などの表面の

ものだけではなく、実は頭部全体の問題です。

 

頭の中に脳を保護している水があることを

知っている人は多いと思います。

 

この水は脳に来る血液から作られ、頭部の

膨らんだりしぼんだりしているリズミカルな動きにより

背骨の中へと流れていきます。

 

このとき、背骨の状態や骨盤の状態が良くないと

ホースが詰まったような感じになって、頭から水を

押し出しにくくなります。

 

つまり、頭が適度な状態よりすこし膨らんだようになります。

 

大きくなってしまいます。

 

ですから、小顔矯正を効果的にやるとすると、背骨や骨盤の

調整により、水の流れていくルートの確保が必要になります。

 

これがないと、表面的なリンパの流れの改善しか得られないので

それほど小さくはなりません。

 

顔だけの施術を受けるより、自分で頑張って背骨をくねくねさせて

背骨の柔軟さ改善した方が効果大かもしれないですね。

 

背骨の柔軟さは健康に直結しますし。

 

ちなみに、当院では小顔矯正はやっていませんのであしからず。

 

早寝の次に効果の大きい健康法

サプリメントや運動、デトックスなど、いろいろな健康法が

あります。

 

いろいろなものがありすぎて、どれをやったら良いか

分からないくらいですね。

 

本当は「楽しく過ごす」のが一番良いと思いますが、

「一日どんなときも楽しく」というのも、困難な場合が

多いと思います。

 

そこで、どんな健康法がいいのかという話です。

 

年齢、健康状態、持っている疾患によっても選択肢は

変わってくると思いますが、当院では

 

「呼吸力」

 

を鍛えることをおススメしています。

 

腹式呼吸が良い、というような話を

聞いたことがあるひとは多いと思います。

 

ただ、健康法としてやっていくときに、

腹式呼吸は意外にむづかしい面もあり、

また成果が分かりにくいので継続も困難です。

 

でも今は、良いグッズがあるんですね。

 

アマゾンなどで

 

「呼吸 トレーニング」

 

と検索してみると、何種類かの商品がでてきます。

 

呼吸をする際に負荷をかけることが目的で使います。

 

腹式呼吸だけを鍛えるのではなく、胸式・腹式の

両方の呼吸力を鍛えることができます。

 

人の体は、じっとしているとき血流が悪くなりやすいものです。

 

それは、手足の筋肉の動きで血流を促すことができないからです。

 

そんなとき、血流の維持をしていくのに大きく関わっているのは、

心臓と胸郭と頭蓋骨の動きです。

 

心臓の働きはだれでもよくご存知ですね。

 

胸郭は呼吸の際、膨らんだりしぼんだりしています。

このとき、この動きが大きいほど空気の入れ替え作用が

大きく、また全身の血流を促す作用が大きくなります。

 

この作用は、アコーディオンを膨らませる、しぼませる

のと同じような機序で働きます。

 

空気の交換だけを考えると、胸の動きが小さくても、

回数が多ければ同じだけの量を入れ替えることが

できます。

 

ただ、全身の血流を考えた場合、胸の動きが大きく、

回数が少ないほうが血流を促す作用が大きくなります。

 

呼吸力を上げるトレーニングをしていくと、自然に

胸の動きが大きくなっていきます。

 

胸の動きが小さくなってしまう原因は、

学生の頃のようにハーハーするほどきつい

運動をしなくなることや、仕事などで緊張状態を

長時間つづけることがよくあることなどで、呼吸に

かかわる筋肉がこったり、筋力が落ちてしまうから

だと考えられます。

 

人間の体は、血流の弱いところが病気になりやすいのですが、

年齢とともに乳がんや肺炎になりやすくなるのも、胸郭の

動きがどんどん悪くなっていくことも一因かと思われます。

 

ある程度の年齢になって、はーはーするほど激しい運動を

することのない人には、どんな人にも呼吸力のトレーニングは

おススメできます。

 

一日に30秒でも十分な効果が期待できますが、物事を継続

するのはささいなことでもなかなかむづかしいので、朝顔を洗うとき

とか、お風呂に入る前なんかにトレーニングすると決めておくと

継続しやすいです。

 

手足の冷えの改善にも、他のどんな健康法より効果大です。