土曜日くらいからまた少し暑くなっていますが、

身体の状態はどんどん秋仕様に変わっていっています。

 

東洋医学的に言えば、秋に負担のかかる臓器は肺。

 

肺と一番密接な関係(表裏関係)にある臓器は大腸です。

 

ですから、普段より便秘気味になっている人が多いようです。

 

大腸に不調が生じると、腰と太ももの横側が緊張しやすく

なります。

 

それが理由でこの季節独特なぎっくり腰になる人も少なくありません。

 

この季節のぎっくり腰は多くの場合、それほど重症ではないですね。

 

全身的な疲労も夏本番よりもかなり解消されてきているので、

改善も早いです。

 

それでも、他の臓器よりも肺・大腸がバランス的に弱い人の

場合、秋の間ずっと肺・大腸に負担がかかることでなかなか改善しない

ケースもまれに見受けられます。

 

肺の弱い人の特徴は、喘息やちくのうのある人や、子供のころあった人。

鼻水の出やすい人など。

 

肺と言えば呼吸器、呼吸器と言えば横隔膜。

 

ですから横隔膜を緩めることが大切です。

 

緩めるには深呼吸ではなく、一旦息を普通に吐いたあと、

力まずゆっくりと息を吐き続けるのが効果的。

 

息が苦しくなってきたら、息を吸って、また同じことを

繰り返します。

 

肺の強くない人は5分くらいは毎日やりたいエクササイズです。

 

現代の日本人はだれでも食べる機会が多すぎて、胃腸の疲れている

ことが当たり前になっています。

 

胃腸が弱った時も、横隔膜が下に引っ張られることで呼吸器全体の

調子が悪くなります。

 

ですから、息をゆっくり吐いていくエクササイズは、誰にでも

おススメです。