今の季節。

ワタクシの治療院に来られている人のほとんど全員の体調が低下。

特に顕著なのは、うまく循環させられなくなったエネルギーが「どこか」にたまってしまう、いわゆる「気滞」の状況が多くの人にみられること。

普段ほとんど鍼を使わないワタクシもこの状況にだけはこのツールが最善だと認識。

といっても使うのは刺さない鍼、「てい鍼(しん」。

刺さないから当然、痛くない。

ワタクシは「刺す」行為が好きになれなかった鍼灸師。

だからてい鍼を使うのであります。

用法は通常の鍼より難しい。

鍼をあてる位置が1mmずれるとほとんど効果がない。

でもそこは、気の感覚。

それがあれば、失敗することが逆に不可能。

超便利、かつ強力な機能、それが気の感覚。

ワタクシも昔は、鍼灸術の難しさにあえいでおりました。

どこに鍼を打つべきか?

どう打つべきか?深さ、角度、補瀉(エネルギーを入れるのか抜くのか)。

どこで施術を終えるべきか?

全部に確信がない。

施術が失敗した時だけでなく成功した時でも不安が残る。

暗闇を手探りで進んでいるような気分。

でありますから、気功を学んできて良かった、と心底思うのであります。

どのツボを使うのかなんて、見ればほぼ分かる。

自分がそんな人間になるとは、想像もしなかったワタクシであります。

話は戻りますが、先ほどの「気滞」。

自分でケアするには運動が一番簡単。

運動して、エネルギーと体液がぐるぐる回ればそれだけでかなり解消なので、おススメです。

「気滞」以外になぜかよく遭遇するようになったのは、

「動物の霊」

というか、お化け?

患者さんに憑いていたものを引きはがしたときに、ワタクシにのっかってくるパターンだけかと思っていたら、先日はお寺の前を歩いていただけでいきなりひっつかれたのでびっくり。

こいつにひっつかれると、感覚的な検査がほとんどできなくなる。

いわゆる、チャネリング的操作が無効。

でもいろいろと試していると、地球のエネルギーだけはなぜか検査と癒しに使えることが判明。

かろうじて、だけど。

動物だから地に還りたいんだな、と解釈。

地球のエネルギーを呼び込みつつ、ひっついたお化けが動きたいようにさせてあげると、徐々に消えていくらしい。

海の生き物の場合は海のエネルギー。

海に還るのだろうか。

動物には、仏様や神様の力はさほど効果的ではないようだ。

なので、結構やっかいな奴らであります。

夏になるとお化けが増えるというのは、本当なんでありましょうか。

ワタクシ以外の術者が、このお化けにどうやって対応しているのか興味大。

さてワタクシの気功教室。

今、入れ替わりの時期にきています。

自分で練習できない人は、教室への参加を待っている人に席を譲るよう促しているのが一つの要因。

でありますから、入れ替わりは結構なことであります。

それでも、長い間来てくれていたメンバーが去ることには、思いもよらない憂鬱さを感じるワタクシであります。

取り組みを最後までやり通せなくて、自信を失わせただけのようにも思われる。

でも、仕方がないのであります。

「気の感覚と深い意識」で自分の可能性を引き出して欲しい、というのがワタクシの願い。

それにはそれなりの熱量を注ぎ込む必要がある。

それができるのは、教室の練習メニューが受け入れ可能な精神性だけでなく、気功に取り組む理由を、「魂的」に持っている人だけであります。

今回の人生でやるべきことは、人により違うでしょう。

去っていく人にも、次の何かに挑んでもらいたいと勝手ながら思います。

教室をはじめてから、早いもので3年以上経ちました。

ここからの一年で、ワタクシが「1つのゴール」と考えている地点までたどり着く人がでてくるような気がします。

ワタクシが20年かかった道のりを4年で、ということであります。

その時教室に、一体何が起こるのか。

それを楽しみにしています。

到達地点に何人を導けるか。

それがワタクシの、道の一つであります。

でも、これまでのスタイルの教室には、今回入るメンバーで最後にする予定。

なにしろワタクシは、ヒジョーに飽き性でございますのでそれも、やむを得ず、であります。

ということで、今後も頼みますぞ、みくまりの神様、不動明王様、八卦の力殿!