かなり気温の上下が激しい季節になってきました。

 

それはつまり、ぎっくりごし多発の季節なのであります。

 

今の時期くらいから6月くらいまでが、一番ぎっくり腰の頻発する季節で、うちの整骨院にもぎっくり腰の患者さんがかなり多くなっています。

 

ま、ぎっくり腰は得意分野でありますので、ビシバシ改善させていくのであります。

 

が、言うは易しで、結構大変な作業であります。

 

おそらくエネルギーの不足が甚だしくならないと、ぎっくり腰にはならないのだろうと考えているのでありますが、であるから施術にもかなり時間がかかってしまうのであります。

 

臓器から骨から膜から、あちこちをケアしていって、それでも症状を一回で完全に回復させることはとても困難です。

 

2~3割くらまで痛みが落ちれば及第点かと思います。

 

でもかつて、長尾先生という方がいて、一瞬で痛みの無い状態にまで回復させていたそうなのであります。

 

なので、まだまだワタクシの把握していない体の仕組みがあるということなのであります。

 

同じような症状でも施術の成績が大きくばらつくのは、その「謎の要素」が関与しているからに他ならないのでありましょう。

 

そしてまたまた、上手く治せない症例発生。

 

五十肩の人ですが、五回も来ていただいているのに改善なし。

 

本当に情けない状況で、できれば逃げ出したいのであります。

 

ぜーんぜん改善させられないワタクシに、その方は

「いろいろなところを施術して頂いて、ありがとうございます」

とおっしゃいます。

 

あ、あなたは昭和の淑女でありますか?

 

そうに違いない!

 

そんなお人は現代では絶滅危惧種なのであります。

 

危惧種的淑女のお役に立てないとは、なんて惨めなワタクシ。

 

ということで、徹底的に体を調べさせて頂いたのであります。

 

すると、新しい発見がありました。

 

体というのは、一般の方が思っているよりはるかに不思議にできておりまして、体中にいろいろな検査をしたあと確認すると、検査の前に全く何の反応も無かった後頭骨に、強い反応がでてきます。

 

それはおそらく、脳幹がエネルギーを吸い込もうとしている反応なのであります。

 

いろいろな検査をして、脳にあらためて体の不具合を認識させると

 

「おう?なんだかすごくあちこち痛んじゃっているじゃんか。こりゃあ至急治さんといかんぜよ」

 

ということで、エネルギーを欲しがってくるのであります。

 

ここで、この反応を放置すると、脳が体をケアするためのエネルギーがたりないので、何もおきません。

 

でも、欲しがるだけエネルギーを入れてあげれば、脳がやりたい仕事はぜーんぶやってくれちゃうのであります。

 

「あなたって本当はすごいのね、ウフフ」なのであります。

 

でも全部が解決する訳ではありません。

 

普段から脳にエネルギーが足りなくて、できていなかった仕事が片付いただけのことであります。

 

エネルギー不足と関係の無い損傷はぜーんぜん変化なし。

 

でありますから、残った猛者どもはワタクシが個別に処理させていただくという寸法なのであります。

 

この方式は残念ながらワタクシのオリジナル手法ではなく、岩城さんという人のものを拝借したものであります。

 

さて、この方式は優れた構成ではありますが、それでもなかなか改善しないというのが今回の懸案やぎっくり腰の横綱級なのであります。

 

そこで、まだ残った問題は何かと調べていくと、そのほとんどは血管とリンパ管の問題でありました。

 

こ奴らは全身に広がっております特性上、非常に厄介であります。

 

そしてこ奴らの不具合は、検査で体に認識させても脳はなぜか反応せず、脳幹がエネルギーを欲しがるような展開にはならないのであります。

 

それがなぜかを考えると、こ奴らは臓器に不具合が起きなければ、状態が悪くなることが基本的にないので、脳からの直接的なエネルギー供給が無いのだろうと想像されます。

 

じゃあ、どっからエネルギーが?

 

ま、臓器からでしょ?

 

でも、なぜか反応なし。

 

そうではなく、臓器と関連のあるエネルギーのルートからでありました。

 

ふーん、あなたたち、そうだったのね、悪い子たちね、プンプン

 

ということで、血管やリンパの不具合の大部分を、1~2か所からエネルギーを入れてあげるだけで回復させることが可能になったようであります。

 

ま、実証はこれからなのでありますが。

 

その後、管の経路のうちどん詰まりになっちゃっている要点だけを、加えてケアすればおそらく終了。

 

リンパや血管の問題は、かなり強い痛みを引き起こします。

 

臓器を元気にして行って、その影響をもって徐々に回復させていくには時間がかかりすぎ、その間、患者さんが大変な思いをさせられてしまいます。

 

今回の発見が実用に耐えうるものであることを願っております。

 

いざ、お助けいたしますぞ、危惧種的淑女殿!