ゴールデンウィークもすでに終盤、ワタクシは明日から仕事であります。

ワタクシの家族では兄もワタクシも結婚しておりませんので、この時期は家族で旅行が恒例であります。

ワタクシは旅行に興味がないので、兄の計画した旅程となるわけであります。

毎年、かなりの移動を伴う強行軍でありますが、今年はまず同じ宿に2泊であります。

おぉ、今年はゆっくりめかしら?と思いきや、1日は自転車を漕ぎまくる設定で、いつも以上に大変だったような。。

当然このサイクリングが、今回の旅行の主目的かと思っていたのでありますが、実はこの後の一泊がお遍路6番札所「安楽寺」で、ここで印象深い体験があったのであります。

この宿坊では夕食後に「おつとめ」というのがあり、お経を唱えたり、故人を弔ったり、なにかを祈願したりするのであります。

この「おつとめ」についての放送が夕食時にあり、その冒頭に流れてきた音楽が強烈なエネルギーをもっています。

「すごいお坊様がうられるかも」と思いました。

「おつとめ」が始まって読経を聞いていると、やっぱりそうでありました。

エネルギーがすごいので、頭の芯がキーンとなっていました。

この催しでは、お遍路をされている方々が「真願成就」などへの祈願を申し込まれていました。

ワタクシは、依頼者の願い事が叶うよう祈願するという、今のお寺のスタイルに疑問を感じておりました。

宗教ってそういうものなの?という違和感であります。

でも今回、そのすごいお坊様が、どんなことをエネルギー的にやっているのかがなんとなくわかって、納得したのであります。

人の願いが叶いやすくするには、その人の潜在意識のあり方が、そっちを向いていないといけません。

そのお坊様は、深い意識のエネルギーで、まさにその「潜在意識のあり方」に影響を与えておられるようであります。

人は頭で「こうなりたい」と思っていても、潜在意識下にそれをじゃまする思いももっていたりします。

邪魔がなければ、思いはダイレクトにその人の人生に作用する、と思います。

自分を前に進ませるもの、その最大の原動力は潜在意識の中にあります。

その部分への、読経を介したエネルギー的アプローチ、それが修行されたお坊様の真の力であるように思います。

八十八か所の札所のうち、いまも宿坊を設けているところは10か所もないそうです。

いいものは残っていって欲しいですね。