先日聞いてきた話ですが、ラットを使って

便を移植する実験が行わているようです。

 

どんな実験かというと、無菌状態で飼育されているラットの

腸に、太っている人の便を移植した場合と、やせている人の便を移植した

場合の影響を調べるというものです。

 

すると驚いたことに、太っている人の便を移植されたラットは太り、

もう一方はやせるという結果がでたそうです。

 

それ以外では積極的な人の便と消極的な人の便での比較でも、

同じような結果が出たのだとか。

 

非常に大きな影響が腸内細菌によって与えられていることは

間違いなさそうです。

 

一般の方でもヨーグルトなどを食べたりして、腸内細菌を良くしようと

考えている人はたくさんいると思います。

 

でも、そもそも腸内細菌がなぜ良くない状態になるのかも考えてみたほうが

いいでしょう。

 

同じ食べ物を食べていても、腸の状態は一人ひとり違います。

 

どんな腸に良い腸内細菌叢が定着しやすいのかというと、

おそらく血行の良い腸ではないかと想像されます。

 

当院にも便秘の人は来られているので、何か良い方法がないかと

以前から考えていましたが、良い方法を思いつきました。

 

まず馬のように四つん這いになって、おもいっきりへそを地面のほうに

突き出します。

 

すると、腹筋がつっぱってストレッチされる状態になります。

 

これを一日2回程度やってもらうと、かなり便秘に効くようです。

 

また、なんとなくリラックスもしやすくなるように思われます。

 

腹筋に緊張があることで、腸への血行にも悪い影響があるのかも

しれません。

 

消化器系への血行は、交感神経優位の状態、つまり緊張している

状態では低下するからです。

 

便通がよくなることは、腸内細菌にもおそらくプラスになるでしょう。

 

腹筋のストレッチをして便通を改善した状態で、さらに

「大草原の乳酸菌」

なんかの良い乳酸菌を摂取すると、スムーズに腸内細菌を

良い状態にできるのではないかと期待しています。