とても暑くなってきていますね、すでに。

 

このままいくと、夏になったらどうなってしまうんでしょうか。

 

先日草津温泉に行ったのですが、その日は気温がかなり低くて、夕方以降は冬みたいな気温でした。

 

なのに今日の気温は30度にせまる勢い。

 

 

さて、こういった気温の変化の大きい時期は、みなさんの胃腸はとても疲れ易くなっており、うちに来られる人はみなさん胃はバテた状態。

 

ぎっくり腰のリスクも高くて、今日もお二人来られてました。

 

一見どんな人にも胃腸のケアがもっとも効果のでる施術かなと思えてしまいます。

 

ですが!

 

ふと注意深く検査してみると、簡単に改善してしまう人とそうではない人には大きな違いがあったのです。

 

こんなことに気が付かないとは、油断しまくりーの、余裕ぶっこきすぎでした!

 

施術の最初の時点で、内臓のどこをケアすると内臓全部の状態が良くなるかを調べているのですが、今の時期だと大体「胃」か「小腸」あたりにケアすると良い、という結果になることが多いですね。

 

で、そのとおりに、胃や小腸が十分元気になるまでしつこくお灸したりします。

 

すると、全部の内臓の「ケアして欲しい」という反応がきれいさっぱりなくなってしまいます。

 

とても気分がよろしいです。

 

ですがなんと!

先ほどまで、さほどケアの必要性を訴えなかった臓器が、今度は俺の番だとばかりにケアの必要性をアピールしだす場合があったのです。

 

みんながおとなしくなったというのに、今頃なんですかあなたは!

 

そんなあなたは大抵腎臓。

 

なんで腎臓が!?とは鍼灸師のわたくしは思わないんでございますよ。

 

なんせ、東洋医学では生命の源やら、命の門やら言われる臓器なんでございます。

 

いつか放送していたNHKの人体の神秘に迫った番組でも、腎臓が寿命を決めると言ってました。

 

で、そんな腎臓が慢性的に疲労している人が一定数いるようでございます。

 

いやむしろ、老化での衰えなのか・・。

 

高校生なんかでも、腎臓が疲れている人は結構よくおられるのですが、そういう場合は腎臓ケアを最優先するような反応が多いですね。

 

体は慢性的な疲労と、急性的な疲労だと、急性の方を優先的に対処しようとするようです。

 

ですから、普段から腎臓が疲れている人の場合は、最近始まった疲れをケアしてからでないと、腎臓のケアを体が要求してこない、という訳です。

 

ほんと、体の仕組みってすごいですが、我々にとってはかなり面倒。

 

どうにかならないもんでしょうかね、まったく。

 

場合により、このあとだしじゃんけんみたいなのは、2段階でも終わらなくて、3段階までいってしまうことがあるようです。

 

あんた、まだ満足してくれませんのですか。

 

というわけでして、施術を短時間かするどころか、どーんどん長くなってしまっている今日この頃です。