五十肩の真犯人は・・・

「五十肩はなかなか治らない」

と思っている人は多いのではないでしょうか。

整骨院でも五十肩を苦手としているところはとても多いようです。

それがなぜかと言うと、

  • 痛みがあるところに施術しても効果が得られにくい
  • 効果が出ても長続きしない
  • ある程度改善してもスッキリするところまで治りきらない

といった理由からです。

実際に肩周辺の筋肉を頑張ってマッサージしても、大きな効果を得られることはほとんどありません。

ではどこに問題が起きているんでしょうか?

結論からいうと、横隔膜の過緊張と働きの低下が主な原因です。

横隔膜の不調は二つの意味で体に問題を引き起こします

  • 呼吸の際の横隔膜の上下運動が小さくなることで、呼吸が浅くなり、また体液循環が悪化する
  • 横隔膜がくっついている「あばら骨」「背骨」を内側に強くひっぱることで、上半身全体の骨の動きを低下させる

肩の動きは肩甲骨や鎖骨だけでなくあばら骨の動きもともなっているため、あばら骨の動きの悪化は肩の運動をやりにくくします。

五十肩

またあばら骨の動きの悪化が、一つの構造体としての胸(胸郭)全体の動きの低下を引き起こすので、鎖骨や肩甲骨の動きを悪化させます(図の色がついているところが胸郭)。

この状態になれば、肩関節の動きは正常には行いにくくなります。

そして体液循環の悪化はじっとしているときの「うずき」の原因になります。

これが横隔膜の不調によって五十肩が引きおこされるメカニズムです。

ただ、この横隔膜の問題もいきなり起きている訳ではなく、胃や小腸、つまりは消化器系の状態の低下が原因となっています。

だれでも年齢とともに内臓の力も落ちていきますが、それは食事量の減少などからも体感できることです。

50代になって五十肩になりやすいというのは、内蔵の機能低下が根本的な原因とも言えるのです。

仕事や家事で過度な負担がかかている場合、内臓の元気良さと食事の量が釣り合っていない場合などに特に発症しやすくなります。

こういったことを踏まえ、内臓ケアと横隔膜へのアプローチを中心に施術することで、スムーズな改善が得られます。

痛みが強くなっている場合は脳が緊張しすぎているケースもあるので、頭蓋骨へのアプローチが必要になることもあります。

病院での五十肩の解説や治療については東北大学整形外科教室を参考にしてください。

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